JILLSTUART 小嶋 奈南美さん

 この日は『就職キャリアデザイン』の授業で、株式会社サンエー・インターナショナルのブランド『JILLSTUART』のプレスを担当されている小嶋奈南美様(2011年度卒業生)にご来校いただきました。

 

 

 アパレル業界の花形と言われるプレスの方の講演とあって、学生たちもみんな興味津々といった雰囲気。現役でプレスのお仕事をしている小嶋さんのお話に聞き入っていました。

 

現在のお仕事の内容を教えてください

「『JILLSTUART』のPRとして、ブランドの認知度やイメージを高めることが業務内容になります。カタログなどの制作物を作ったり、展示会をして雑誌社さんやスタイリストさん、モデルさんに紹介してもらったり、いまだとSNSのプロモーションプランを考えることもありますね。あとは毎日のようにリース業務といって、スタイリストさんを通して雑誌社さんやドラマに商品を貸し出すことがあって、それに伴う事務作業が多いです」

 

プレスという職業は競争率が高いイメージがありますが、どうやってなったんでしょうか?

「プレスは未経験者を採用するということが少なくて、私も最初に就職した会社は「ショップのプレスにしてあげる」と言われて採用されたんですけど、結局販売の仕事をすることになったんです。でもどうしてもプレスになりたかったので、プレスアシスタントのアルバイトから始めて、ステップアップしてプレスにしてもらえました」

 

 

いままでのお仕事でつらかったことなどはありますか?

「プレスのお仕事って華やかに見えるけど、そういうお仕事は全体の1割ぐらいで、表に出ない地味な作業が8割9割なんですよ。プレスのアシスタントをしていたとき、事務作業や体力仕事ばかり続いて、「何やってるんだろう? 続けられないかもしれない」と思うこともありました。でも先輩から「あなたはアシスタントなんだから、プレスの人がどういうことをしたら仕事がしやすくなるか観察して考えなさい」って言われて、それから見えてくるものが変わっていったんです。いままで地味に見えた事務仕事も、良い物を届けるために必要な作業と思えたらつらくなくなって」

 

学校の授業の中で役に立っていることは何ですか?

「雑誌のラフを製作する授業があって、『JILSTUART』はブランド本といって1冊丸々自社の商品を紹介する“ブランドムック”を作るんですけど「右のページで1コーデ紹介してるから、左のページではコーデを3つこう並べよう」とか、誌面の構成を考えたりするのに役立っています。後は素材学の授業は、ファッション誌で「各ブランドのプレスがオススメするポイント」とか聞かれることがあるので、そういうときに「ベロアの肌触りが~」とか詳しいことが挙げられるので、絶対に憶えておいた方がいいですね」

 

 

tfacの後輩たちにメッセージをお願いします

「私は学生のころは人見知りで、コミュニケーション能力も全然なかったんですけどプレスになれました。そんな私から言えることは「続けること」ですね。「継続力」ってすごい大事で、「向いてない」とか「こういうの苦手」とか諦めないで、みんな若いから失敗しても大丈夫! やりたいことをやってみて、後悔しないようにして欲しいですね」

 

 

 講演終了後、プレスを志望している学生たちと個別の相談にも応じていただきました! アパレル業界のお話から、私生活の相談まで、女子トークに花が咲いていたようです。

 小嶋先輩、ありがとうございました☆