Guest インタビュー スタイリスト 小田優士さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

Guest インタビュー スタイリスト 小田優士さん

IMG_0021[2]

tfac生からのソボクな質問!

現役のスタイリストさんに直接聞けるチャンス到来!! 
在校生のみんなから、いざ直撃!!

 

今回の質問者:1SA 國分あやめさん 1SC 松浦那摘さん 2SC 宮崎卓弥くん
(SA=スタイリスト科Aクラス、SC=スタイリスト科Cクラス)

 

5I8A0092[2]

 

 

 


宮崎:
タレントさんと気持ちよく仕事をするコツってありますか?

 

 

 

 

 

 

5I8A0038[2]小田:やっぱり、コミュニケーションをとることかな。僕の場合、ある番組の現場にスタイリングに行った時、時間があるとタレントさんと世間話なんかで盛り上がったりしたんだけど、タレントさんが疲れているのがわかる時は、休めるようにそっとしておいてあげたり。踏み込みすぎない気づかいが必要なんじゃないかなと思うよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎:スタイリストアシスタントの研修に行くと自分のことで精一杯! ちゃんと気使い出来てるのかな?って思うことが……。

 

小田:研修でいきなりやるのは無理だと思うよ。同じ現場に何度も研修で行ける場合、「このタレントさんは、これを用意してほしいんだ」って、わかることがあると思う。そういう時は、必ず上司に確認してから行動すること。タレントさんだけじゃなく、上司や現場スタッフさんへの気使いも大切だからね。

 

5I8A0102[2]國分:今までで忘れられないくらい、辛かった仕事と楽しかった仕事ってなんですか?

 

小田:アシスタントの時期って、いろんな仕事をするから寝る時間がどんどん削られていくんだよね。それが大変だったかな。まだ新人だった頃、早朝から深夜までの撮影が終わって、衣装の積み込みも済んで車を運転していたんだけど、一瞬、意識が飛んじゃって。運転していた車が車線ギリギリまで寄ってた…なんてことが(笑)。

 

 

 

 

國分:えーっ!? 怖い!! 逆に楽しかったことは?

 

小田:この間も、写真集の撮影でグアムに5日間行ってきたんだけど、すごくハードなスケジュールで。睡眠時間が3時間くらいだったんだよね。普通に考えたら、すごくしんどい! でも、タレントさんもスタッフもすごく良い人たちで現場を盛り上げてくれるから、その勢いで頑張れたんじゃないかな。そういう人たちと仕事すると、「今日は疲れたけど、頑張れたから、いっか」って思える。僕は現場に行くたびに、楽しいかな。だから、長く続けられるんだよね。

 

5I8A0068[2]松浦:アシスタントになる場合、お店とかに行って、スタイリストさんに自分を売り込んでいった方がいいんでしょうか?

 

小田:そういうケースもあるけど、やっぱり専門学校って大事だなって思う。学校とスタイリストとのネットワークをフルに使った方が良いよ。この学校は研修がいっぱいあるし、言ってしまえば、よりどりみどり。売り込むぐらいなら、いろんな研修に参加した方が良いと思う。しかも、1人のスタリストだけじゃなくて、いろんな人の研修に行くこと。スタイリングの仕事だけじゃなく、上司との性格の相性も重要だからね。

 

 

 

宮崎:アシスタントを採用するとしたら、どんな点が気になりますか?

 

小田:やっぱり、あいさつだよね。元気いっぱいじゃなくてもいいから、現場に入ったら「おはようございます」。帰る時は「お疲れさまです」って言える人。あいさつができない人って、結局何もできないと思う。あいさつがでるなら、最初は仕事ができなくても「育てていきたい」って思えるから。

 

國分:もし、現場で自分自身が大ファンのタレントさんがいた場合、ファンであることを隠した方がいいんですか?

 

小田:追っかけとか、それに近いファンだと、事務所やタレントさんが困ることがあるからね。そうなると、仕事がやりづらくなっちゃうから、ファンだという気持ちは抑えた方が良いかな。ただ、ファンだからこそ、そのタレントさんと仕事がしたいっていう気持ちは悪いことではないと思います。

 

國分、宮崎、松浦:今日は貴重なお話をありがとうございました。

 

小田:ぜひ夢に向かってがんばってください!

IMG_0026[2]

 
<プロフェール>
株式会社クリエイティブギルド スタイリスト
小田優士さん 

2005年専門学校卒業後スタイリストアシスタントに。
様々な事務所で経験をつんだ後、スタイリスト四方修平さんの会社、株式会社ク
リエイティブギルドに就職。
最近では某タレントの写真集を手掛け海外ロケに行くなど幅広く活躍中。