衣装デザイナー&スタイリスト 米山裕也さんインタビュー 〜in 学科別ガイダンス〜<Part1> | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

衣装デザイナー&スタイリスト 米山裕也さんインタビュー 〜in 学科別ガイダンス〜<Part1>

本学園スタイリスト科を卒業し、
現在までNEWS、WEST.、なにわ男子、
SixTONES、Snow Manなど、
数多くのアーティストの衣装デザインを
手掛けてきた米山裕也さん。

 

8月18日に行われた
tfacオープンキャンパスの学科別ガイダンスでは、
米山さんがこれまで手掛けてきた
衣装にまつわる裏話から、
研修生へのアドバイスまで、
ここでしか聞けない
貴重なお話をしていただきました!

 

 

――まずは、6人組グループの衣装を例に、
衣装デザインの仕事や製作時の
エピソードをお聞かせください。

 

コンサートの衣装製作は、
アーティストの皆さんから
「今回はこういう方向にしたいから、
こういうものを着たい」といった
コンセプトをヒアリングする
打ち合わせから始まります。

 

6人組グループの衣装も、
ご本人たちの意見をうかがい、
それぞれの個性が表れるように
デザインしました。

形はバラバラなんですけど、
生地の柄のバランスを調整し、
グループとしての統一感が
出るようにしています。

 

 

――そうだったのですね。

続いて7人組グループの
衣装についてはいかがでしょうか?

 

彼らはコンサート全体を通して、
メンバーそれぞれが
異なる衣装を着ていることが多いんです。

 

ただ、このときは揃ったダンスを
披露するということで、
バラバラな衣装よりも、
例えば黒で統一されていたほうが
ダンスが映えるだろうという意見がありました。

そこから、彼らとしては珍しく
全員揃いの衣装でいこうと決まり、
デザインしました。

 

 

――珍しく統一感のある衣装だったのですね。

続いて9人組グループの皆さんが着用された
衣装についてお聞かせください。

 

コンセプトは「派手さ」と
「ボリューム感」です。

冬のコンサートだったこともあり、
ファー素材で装飾しました。

 

ただ、9人ひとりひとりが
異なって見えるよう、
ファーを付ける部分などで
差別化する工夫をしています。

素材感は統一しながらも、
それぞれの個性が引き立つように
デザインには変化をつけました。

 

 

――ありがとうございます。

そして、5人組グループの衣装です。

 

5人お揃いの衣装でした。

グループを組んですぐのコンサートだったので、
それぞれの色を見せるというよりも、
「こういうグループです」と
伝えられる衣装になるように、
「フレッシュさ」をテーマに
製作することになりました。

 

デザインのベースは、
メンバーのひとりからの
「自分たちはこういうものがいいと思うんです」という
発信から始まっています。

 

衣装デザイナーにとって、
相手からの「こういうものが着たい」という
リクエストを具現化することも、
大切な仕事のひとつです。

デザインしたものが、相手にとって
「思い描いていたものと違いました」とならないように、
「そのイメージであれば、
こういうふうにしたらカッコ良くなります」と
コミュニケーションをとりながら
進めることが重要になってきます。

 

 

――コミュニケーションが大切なのですね。

米山さんは、『あんさんぶるスターズ!!』の
衣装も手掛けられたんですよね。

 

『あんさんぶるスターズ!!』はもともとゲームで、
そこからさまざまなコンテンツが展開されています。

 

そのなかで僕は、
作品のキャラクターを担当されている声優さんが
ライブで着用する衣装を
デザインさせていただきました。

 

さまざまなアイドルグループが登場するゲームで、
それぞれに「可愛いグループ」といった設定があり、
それに合わせて考えていきます。

ゲームのキャラクターと、
実際に衣装を着る声優さんたちには年齢差があるので、
観客の皆さんが違和感を抱かないように
デザインするというのが、
新しい試みだったかなと思います。

 

Part2へ続く)