本学園スタイリスト科を卒業し、
現在までNEWS、WEST.、なにわ男子、
SixTONES、Snow Manなど、
数多くのアーティストの衣装デザインを
手掛けてきた米山裕也さん。
8月18日に行われたオープンキャンパスでは、
そんな米山さんとtfac生との座談会を実施。
在学中の研修経験や現在のお仕事、
仕事に向き合ううえでの心掛け、
ファッション業界を目指す学生たちへのアドバイスなど、
貴重なお話をたっぷりとしていただきました!

――学生時代、初めて研修に参加したとき、
「これがプロの現場か……!」と感じた印象的な瞬間は覚えていますか?
それすら感じる余裕がなかったです(笑)。
ただただ「言われたことをやります!」みたいな感じで……。
でも、たしかにスピード感は違ったと思います。
プロのスタイリストさんは
アイロンをかけるスピード、
丈上げするスピードなど、
ひとつひとつの作業が格段に速かったですね。
――そういった研修に参加するなかで、
心掛けていたことを教えてください。
当時の僕は、
“何もできないことを自覚”していたので、
なるべくプロのスタイリストさんのやり方を
真似するようにしていました。
アイロンのかけ方ひとつをとっても
「こういうふうにしたら早いんだ」と吸収して。
あとは、「何もできない自分だけど、
今この場所で何かできることはないか」を考えることです。
例えば、先輩に「今手があいているんですけど、
何かやれることはありますか?」と質問する。
「特にない」と言われたら
「ゴミ箱がゴミでいっぱいだったので、
片付けてもいいですか?」、
「机の上を整理しておきましょうか?」、
「ラックの色分けをやっておきますか?」と
自分でできることを考えて聞く。
言われなければ何もできないという姿勢より、
何かひとつでもできることを
見つけられるといいのかなと思います。
――慣れない現場だと、
緊張して固まってしまいがちですよね。
そうですね。
緊張して何も考えられないのであれば、
出入りする人に気持ち良く
挨拶をすることからでもいいと思います。
とにかく自分が「できない」ことを自覚して、
そのなかで何ができるのかを
考えられるといいかもしれません。

――学生時代に「これをやっておけば良かったな」と
感じることはありますか?
いっぱいあります(笑)。
洋服の素材についてもっと学べば良かったとか、
パソコンの使い方もそうですし(笑)。
今の時代であれば、
AIを使えると便利なのかもしれないですよね。
ただ、仕事をしながら「これも必要なんだな」と
わかることのほうが多いと思います。
一方で、学生のうちから深く知っていることがあれば、
自分の強みとしてアピールできる場合もあります。
例えば、素材についての知識が深ければ
「色移りしやすそうな生地ですけど、大丈夫ですか?」と
現場で確認できますよね。
そうすると「知識があるな」、
「細かいところまで注意できる子なんだな」と
感じてもらえると思います。
(Part2へ続く)



