本学園スタイリスト科を卒業し、現在までNEWS、WEST.、SixTONES、SnowMan、なにわ男子など、数多くのアーティストの衣装デザインを手掛けてきた米山裕也さん。
先日行なわれたtfacオープンカレッジの学科別ガイダンスでは、米山さんがこれまでデザインされてきた衣装にまつわる裏話から、研修生へのアドバイスまで、ここでしか聞けない貴重なお話をしていただきました!

――まずは、SixTONESさんの5大ドームツアー「SixTONES LIVE TOUR 2025『YOUNG OLD』」の衣装デザインについて、当時の製作背景などをお聞かせください。
SixTONESの皆さんと打ち合わせした結果、「今までの衣装にはない色味を使ってみようか」という話になって、紫系のカラーを使うことになったんです。
このときのステージ背景がアルバムタイトル「GOLD」にちなんで金色なので、そこに立ったときに映えるような色味にしたかった、という理由もありますね。
SixTONESさんはメンバーそれぞれが個性的なグループなので、あまり衣装の“型”に縛られないよう工夫しました。「それぞれが着たいものを着よう」というところも加味してデザイン製作がスタートしたんです。
――そうだったのですね。SUPER EIGHTさんの「超アリーナツアー 2024 SUPER EIGHT」の中で使われた衣装。こちらはどんな部分を意識されたのでしょう?
SUPER EIGHTさんはキャリアも長いので、若いグループ特有のギラギラした感じとは反対に、洗練されたイメージを意識しました。
「ブルー系のスーツを、踊れるようカジュアルな感じにしよう」という打ち合わせから始まって、素材もより大人っぽく見えるものを選んでいったんです。衣装の形についても、奇抜なものより年齢に合ったものを意識して作りました。
ですが、大人っぽく見えつつもステージに立ったときには映えるような配色や生地感が大切になるので、そういった部分も重視しています。
――WEST.さんの10周年ツアー「AWARD」における衣装はいかがですか?
WEST.さんが10周年ということだったので、そのアニバーサリー感を出すために少しフォーマルな衣装に寄せてデザインしましたね。
さらにステージ映えするよう装飾を加えたりして、カッチリとしすぎないよう少し崩していきました。加えて、メンバーによって丈をロングにしたりショートにしたりと、それぞれで個性が出るようにしています。
「キレイめだけれどもゴージャスさが足された衣装」を意識してデザインさせていただきました。

――なにわ男子さんの「LIVE TOUR 2024 '+Alpha'」もご担当されてますね。
このときは「ウェディング」というコンセプトがあったので、そういったシーンを意識してデザインさせていただきました。
スーツやホワイトで“純白さ”や“美しさ”を表現しつつ、ゴールドを混じえてステージ衣装っぽく寄せていきましたね。
このように明確なテーマがあるときは、それをベースにブラッシュアップさせていく形をとることが多いです。
――最後に、Aぇ! groupさんのデビュー記念ツアー「世界で1番AぇLIVE」における衣装についても、お話をうかがえればと思います。
このときの衣装は、デザインの中でもとくに“ファー”を重視しています。
「メンバー全員にファーをふんだんに使おう」というところからスタートして、そこからロング丈の方だったりフードが付いている方だったりと、各メンバーにバリエーションを出していったんです。
それから「“ワルさ”を強調して、ボリュームのあるデザインにして欲しい」というオーダーがあったので、ゴールドのチェーンもミックスさせて、ボリューム感+ワイルド感を出してみました。
(Part2へ続く)
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