~就活室便り~#37 Summertime
みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。暑くなってきましたね。いつも布団で
一緒に寝ている猫が廊下のフローリングにべったり体を伸ばしているのを見ると、いや
でも夏の到来を感じます。暑さに強いはずの猫が暑がるようになっているんですから暑さ
に弱い犬はもっと大変なんだろうな、と思い、なんだか可哀そうになってしまいます。
よく夜遅く、あるいは早朝に犬を散歩させている方がいらっしゃいますが、昼間は気温、
直射日光、焼けた道路とその熱、照り返しで本当に犬の命にかかわる問題ですよね。私は
元々暑さには強いたちですが、暑すぎる、っていうのはどうかな、と思いますね。昔は
ただ暑いだけだったんですけど最近は毎日のように重傷者数がニュースで流れ、最悪の
場合には死亡者までが出るようになりました。ここまでくるともう気候、というよりは
災害なのでとにかく十分に注意していきましょう。よく「着るもので調節して」、とか
言われがちですが、災害に対してはそれだけでは乗り切れない、ということを念頭に
エアコンでもなんでもとにかく使えるものは何でも使いましょう。電気代のことを考えて
エアコンの使用を差し控える方がいらっしゃいますが、それで具合が悪くなったら電気代
より治療費のほうが圧倒的に高くつきます。それ以前にまず命に係わる問題だということを
忘れないでください。命って、もうお金の問題じゃないですよね。
、と言いつつ、仕事は続きます。きょうは暑いからって、会社が休みになることもないし、
光化学スモッグ注意報が発令され、「外出は避けましょう」、と街でアナウンスが流れても
それを理由にアポイントメントをキャンセルすることもしたこともありません。まあ、1回
くらい「今、光化学スモッグ注意報が発令されて外出を控えるように、とのことなので本日
お伺いできなくなりまして~」、と、一度言ってみたい気はあるんですけど結局、一度も
言わずじまいで終わりそうです。でも本当にアポイントメントをキャンセルしてしまいたい
くらい特に都内は暑いです。百葉箱の中の気温と違って、渋滞している車のエンジンの熱、
排気熱、エアコンの室外機からの熱、照り返しは道路のみならずビルのガラス窓からなに
から、ととどまるところを知らず、それに直射日光が当然加わるので発表される気温よりは
5~6度は最低でも高い、と思っていて間違いはありません。そんな暑さの中、ほぼ日光を
遮るものがないお台場、東京ビッグサイトにて、「ライフスタイルWeek」が開催され、訪問
してきましたので今回はそのレポートをお送りしたいと思います。
ライフスタイルWeekは様々な雑貨関係の合同展という形で、ファッション雑貨、キッチン
テーブルウエア、文具、ヘルス&ビューティー、等々様々な業界から出展されていて、今回の
主目的はファッション雑貨、それと新設された、インバウンド及び推し活コーナーを拝見する、
ということでした。ファッション雑貨コーナーは入り口からほぼ一番とおいところにあり、
そこを目指して他業種のブースを拝見しながら目的地を目指して進みます。
今回、感じるのは、韓国、中国の企業の多さで、特にコスメ、等で韓国はかねてから有名でし
たが、出展社数は圧倒的で、その次に中国が続き、日本の企業は極めて少数派です。それが家具、
ホームウエア、キッチン等になってくるとこちらはもう中国物産展かな、と思うほど中国メーカー
が増えていきます。なんかもうこういう時代なんだな、と思いつつファッション雑貨のコーナー
にたどり着くとこちらではより中国の出展者が増えている印象で日本のメーカーを殆ど見つける
ことができませんでした。そして今までにレポートしてきた他の展示会同様、中国メーカーはどの
ブースでも真剣な売り込みを行っています。結局日本のメーカーでレポートすべきところが一つも
なく、素通りしてしまう結果となってしまいました。帰りにもう一度各ブースの内容を確認するこ
とにしましたが、でもそれにしても、という感じがします。では中国、韓国のブースで面白いとこ
ろがあったか、と言われたら、ありました。でも正直言って、中国、韓国のメーカーをみなさんに
就職先として紹介できるかと言ったら、それはまず無理と言わざるを得ません。社会人の経験を10年
詰まれて、というなら話は別ですが、これから始めて社会に出ていくみなさまがとても太刀打ちできる
世界ではないのです。もし中国、韓国の会社でできる会社があるとしたら、それはよっぽどしっかり
した日本法人がある会社に限ります。なにも海外の会社が悪い、と言っているわけではありません。
いろんな習慣が全く違うのと、ある程度の実力がなければ活躍の場もなく、会社で社員を教育する制度
も習慣もない、という理由です。まず自分の実力をつけてから考えましょう。
今回のような国際合同展を訪問していつも思うのは、海外メーカーのブースでは、その場で商談、
その場で発注、ということがむしろ当たり前で、ブースの出展者はその場で値段、納期、支払い条件、
等の決定権限を持ち、責任をもって新規先の受注も受けていきます。当然、ブースを訪問するバイヤー
も仕入れ権限をもち、自分の責任範囲で仕入れをしていきます。当然のようでこのような動きができる
会社は日本にありません、と言ったらきつすぎるかもしれませんが、規模の大小を問わず、ほぼ全ての
企業がそれに当てはまると思います。展示会で新規企業と出会う→名刺交換→展示会で気になった商品
を写真を使って社内でプレゼン→評判が良ければ一度社内に招き商品提案依頼→その後サンプル発注、
検討会、展示会を経て本発注へ、というような流れで進むのが一般的です。私もバイヤー時代、日本の
メーカーのブースで発注しようとしたら逆に「今ここでは困ります」、と言われたことが何回かあります。
もう何年も前の話なので今では状況も変わっているかもしれないし、変わっていて欲しいとは思います
が、中国、韓国の方たちはいくら企業規模が小さくともどんどん海外に出て、受注を取り、商売を広げて
いっています。もうこれ以上市場規模が大きくならないことが分かっている日本市場だけにこだわるので
はなく、日本企業もどんどん海外に出ていかなければなりません。そういう意味で海外進出が一番遅れて
いるのはアパレル産業だと思います。とにかく、国内市場だけを考えていたら今の生産数量を維持して
いくのは困難だと思います。海外進出を考えればアパレル産業も拡大路線に転じることは十分に可能だと
思いますがそのためには今までの商習慣、MD路線も変えていかなければならないと思います。今後の動向
を見守っていきたいと思います。
ライフスタイルWeekの既存ゾーンを通っていたらなんかこんなことばかり考えてしまいました。話が長く
なりすぎましたが、このメインゾーンの別館に推し活ゾーン、インバウンドゾーンが新設されていました。
そちらのブースに入ったらちょっとびっくり、というか、まさに満員大盛況、という感じで会場の熱気が
まるで違います。今回はこちらでのレポートが中心となります。(前置きが長くなりすぎてすいません。)
まず最初にご紹介するのがブルーミング中西さん。前にも一度ご紹介しましたが、ハンカチ界の巨人、とでも
呼ぶべき存在です。そんな中西さんが今度は推し活の世界に挑戦です。写真をご覧ください。

実は私は知らなかったのですが、推しの色って決まっていて、その推しの色を身に着けるのが推し活の第一歩
らしいですね。そんな推し活用にショルダーストラップの色を推しのカラーに合わせて変えられるバッグです。
バッグだけでなくカラフルなハート型チャームもそろっていて、かばんにつけたりストラップと組み合わせたり
と様々な提案をされています。それが下の写真です。

トートは大容量なので大きな団扇も収納可能です。形、大きさ等のバリエーションを加えると下の写真のような
バリエーションになります。

なんか組み合わせをいろいろ考えていくだけでも楽しいし、缶バッジいっぱいの痛バッグに負けず劣らずカラフ
ルで目立つことは間違いないし、推し活以外でも活躍の場があるような気がします。それでいて推し活の場に行け
ば誰でもわかるという、なんかそういうの、結構いい気がします。
当然、中西さんの本業のハンカチは、今回写真はありませんが、圧倒的な色数を展開していらっしゃいます
(写真を撮らなかったことをちょっと後悔はしていますが)。そしてそのハンカチには様々な色、柄、形の刺繍が
可能です。こちらは写真がありますのでご覧ください。

写真ではわかりにくいですが、左上は猫の顔です。いろんな形をいろんな色で、いろんな色のハンカチにオーダー
できるので、まさに世界で1枚のハンカチができそうですね。
その他タオル地をはじめいろんな素材にいろんな柄をオーダーできるので推し活の可能性は無限に広がりそうですね。
日本はこれから少し寂しくなってしまいそうですが、こんな推し活グッズもオーダーできるという見本が以下の写真です。


こんな展示会をまとめていらっしゃるのが若手の社員の皆様、ということで、新しい発想で結構自由に取りまとめた、
というお話でしたが、そういうのって、実は老舗になると、というか老舗になるほどなかなか難しいんですよね。
それをあたかも何事もなかったようにさらっと「若手で企画をまとめました」、とおっしゃっていたので、ちょっと
びっくりというか、みなさんも中西さんに就職出来たら思ったより早く企画参画できるかもしれませんよ。
推しに色がある、なんてやはり私も知らなかったわけですから新しい企画はやはり新しい人たちにやっていただいた方が
よさそうですね。
、と書いたところでなんと紙面が尽きようとしています。今回は特筆すべきこともなく、レポートはパスかな、と思って
いたら推し活コーナーで最初の中西さんのブースに入った時点で状況が全く変わってしまいました。こんなことってある
んだな、というか、以前から申し上げている通り、とにかく実際に行って、見て、触ってみないことにはいいも悪いも何の
判断もできないということです。今回も会場に着くまでがとにかく暑くて会場に着いた頃には結構疲れていたりして会場の
中を歩いているのもつらかったのですが(この日の歩数は2万5千歩でした)、やはり歩いてよかったです。その他のブースに
関しては次回のレポートで報告します。
ではまた。
HANAZONO
スタイリスト・デザイナー・衣装制作,MD,パタンナー、EC担当、アパレル販売職の就職はtfac
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