~就活室便り#47~ A New Career in a New Town 当校の研修制度について
みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。なんだか雨や曇りが多い
ですね。気温が下がってきたことはいいことではありますが、とにかく雨が
苦手です。これはいつまでたってもなおるもんじゃありませんね。少しでも
雨の日をたのしく、と思って高い傘を何本も買ってそれを全て盗まれ続けた、
ということがトラウマになっている、ということではないのですが、いまだ
に傘のさし方自体がよくわかっていない、というか、とりあえず苦手な部類
に入ります。それと雨って、絶対不公平というか、遠距離通勤者にはかなり
負担となります。大抵天気予報で「朝には止むでしょう」、というような場合、
家を出るときには大抵土砂降りだったりします。大きな傘をさして最寄りの駅
で降りるともう晴れていて、結局雨靴、長傘が後の一日中お荷物となった、
というようなことが多々ある、というかありすぎます。逆に帰宅時間も遅くな
る遠距離通勤者は夜半からの雨。というものにも必ずつかまります。通勤時間
が短い方と比べるとかなり不公平感があるので、たまには朝8時から9時の間に
集中豪雨とかないかな、と思ったりもしますが、そんなことあるわけないです
よね。とはわかっていても毎朝8時には出勤している私はいろんな思いで空を
見上げたりします。毎朝電車で乗り合わせる遠距離通勤の同胞のみなさん、い
つかはいいことがありますよ。そう信じないとやってられないですよね。
天気は晴れるに越したことはないし、就職は早めの内定に越したことはないです
よね。本年度も2,3、年生は現在一生懸命に就職活動に励んでいる人、すでに内
定が決まって余裕の学校生活を送っている人と様々です。いずれにしろ夏休み明
けから、まだ就職が決まっていない人たちは少し焦り始めているようですね。全
員が100%希望の会社、職種ではなくてもなるべく望みの職業につけるといいと
思います。ただ、いくら何でも面接会場についていくわけにもいかないのであと
は神頼みくらいしかすることはないのですが、選考通過のお知らせを聞くと、自
分のことのようにうれしくなりますね。今後もいいお知らせをどんどん聞いてい
きたいです。
さて、今回はいかにしてその内定に近づけるのか、内定獲得の近道について考え
てみたいと思います。いろんな話はありますが、やはり一番の近道は早く就職活
動を始めること、これに尽きます。選考を希望する企業の採用枠がまだ十分ある
時に応募し、早期に選考を始めていただく、といういわば出し抜き、と呼ばれる
ような方法が一番採用には近いのは当然のことですよね。ただし協定で行くと当
校2年生の就職活動解禁は1年時の3月1日となっており、それ以前の採用活動は協
定破りとなり、禁じられています。しかし実態を見ると、本年度(2026年卒)の
全国学生の3月1日の段階で内定を持っているのは43.1%、と、協定って、何を言
ってるの、という数字になっています。なんかこれで言葉遊びというか、「内々定」、
という言葉が流行したりしていますが、内々定、っていっても結局はただの内定
ですよね。本当だったら内々定も内定も一緒だからそういう企業は協約違反とい
うことになります。これは厚労省から各経済団体へ確実に通達が出ていますので
各経済団体に所属する企業は守るべきものではありますが、それが守られていな
いのが実態で、それが世間で騒がれている就活の早期化、という現象です。各経
済団体に所属する企業ですらこれなのですから、ましてやそういった団体に所属
していない外資系企業をや、という感じですよね。ただし、表立っての会社説明
会、選考会はさすがに開催できません。それに変わるものが、インターンシップ、
キャリア形成支援、業界説明会、オープンカンパニー、等々の名で呼ばれるもので、
これらのイベントを開催している会社は、マイナビ2027に登録している会社で訳
2万社あります(10月15日現在)。つまりほとんどの企業が何らかの採用に結びつく
活動をしているわけですね。これらのイベントを開催することで企業は採用面接よ
り長い間学生に接することができ、選考の判断がより下しやすくなる、というメリ
ットがあり、学生にとっては志望企業に早期からアピールするチャンスとなります。
各機関の調べによるとこのインターンシップ、キャリア形成イベントの開催、参加
はどんどん増えて行きそうですね。
内容は業界セミナー、お仕事体験、企業内ツアー、等いろんな方法がありますが、
やはり基本的には採用活動を主としたイベントであり、お仕事体験も実際に社員に
混じって社員と同レベルの仕事をこなして、ということはほとんどありません。一部
ではそれに近いこともあるようですが、基本的にはお客様の一日体験、といった色合
いが強いですね。だから本校学生ももっと気軽に参加していただけたらな、と、思っ
たりもしますが、これは今回の本題からちょっと外れますので置いておきますね。
本日課題にしたいのは、当校で呼ぶところの「研修」というイベントと就職の絡み
です。
当校での「研修」、とされている活動は、全て学校あてに企業から依頼を受け、実際
の現場に学生が派遣され、体験は体験ですが、実際の職業の生の仕事をそこで行い、
企業活動を助けるとともに自らのキャリアアップにつなげる、ということで、お客様
の立場で参加し、楽しんで終わり、ということではありません。実際に辛かった話、
体験談を何度も聞かされたことがありますが、貴重な体験をするとともにいろんな職
業の辛さ、大変さまで味わってくるのは当校研修以外ではなかなか味わえるものでは
ありませんし、辛さは味わえても交通費も出ないような単なるただ働きの強要でもあ
りません。毎年3000件ほどの研修があり、内容もスタイリスト、撮影、衣装制作をは
じめとして映像制作、編集、雑誌編集、等いろんな分野からの研修を紹介、たくさんの
学生が毎回参加しています。もちろん学校での授業、練習も必要不可欠ですが、実際の
現場での体験は何物にも代えがたいものがあります。学校の授業よりは苦労することが
多そうですが、それがまたキャリア形成には必要不可欠なものといえそうです。当然、
憧れの職業、憧れの職場、と、思っていたら実体験するとちょっと自分には無理かもし
れない、という感想を抱き、進路を変更する学生も中にはいます。それは逆に在学時に
はっきりとしていたほうが後々の後悔が少なくなりますよね。
それと、仕事は何といっても結局人の仕事です。人が合わなければ仕事はなかなかでき
るもんではありません。それを見分けるのができることもこの研修の良いところで、従
業員が万を超える大会社と違い、特にスタイリスト、衣装制作、等はむしろ対個人とい
うように考えた方が良い規模のところがほとんどです。本就業前にお互いの相性を見極
めることはかなり重要な意味を持ちます。そういう意味で、一社だけでなくなるべく多
くの企業の研修に参加することをお勧めします。
それでは実際に研修と就職率の関係を2025卒のデータからちょっと見てみたいと思いま
す。まずスタイリストから。
スタイリストに関しては現スタイリストの事務所、会社に属し、アシスタントからはじめ、
将来独立する、と、いうパターンが多いと思います。そういったスタイリストを目指した
方たちの就職率を以下に記します。
スタイリスト希望者で研修体験者 21名
内スタイリストアシスタント決定者 15名(71.4%)
なんか圧倒的な数字ですね。それ以外は留学、等の理由で就職を途中で辞退した方と、
一般企業に就職し、方向転換した方なので、結局、最終スタイリスト希望者で研修経
験者は100%、ということになります。先ほども申し上げた通りスタイリスト志望者
にとって研修はまさにマスト、スタイリストの道は研修から、ということがいえると
思います。年に3000件って、とにかく毎日届く研修の連絡は本当に半端ない量ですよ。
現在スタイリストとして活躍する卒業生が、オープンキャンパスでのOB紹介、という
コーナーでゲストで登壇していただいた時も、最終的に当校を選んだ理由は、「圧倒的
な研修量」、ということをおっしゃっていました。いずれにしろスタイリストを今後目
指していく、という方、まず一度研修で生のスタイリストの仕事に触れてみましょう。
そこからすべてが始まりますし、当校ではその「圧倒的な研修量」を十分堪能できま
すよ。
それでは、次に衣装制作会社を見てみたいと思います。アイドル衣装、舞台衣装制作を
志望する学生は毎年本当に多く、その割に制作会社も採用人数も少な目で、なかなか難
しい就職先ではあります。では、そういう衣装制作会社に就職した学生がどれくらい研
修に参加したのか、また見てみたいと思います。
衣装制作会社希望者で研修体験者 15名
内衣装制作会社決定者 10名 (66.6%)
これも圧倒的ですね。早めに方向転換し、他業種に早めに鞍替えした学生も多く、希望
者が数字で見ると小さいように見えますが、1年時には衣装制作コース55名のほとんどが
衣装制作会社希望だったことを考えるとやはり人気の職業ではあります。来年卒業予定の
学生も衣装制作会社を志望する学生は非常に多く、卒業年となった2年生現在でも研修に
参加している学生数はかなりの数にのぼります。みんな頑張ってほしいですが、いずれに
しろ衣装制作会社に就職しようと思ったらこちらも研修はマスト、ということだけは言え
そうです。
それでは全体で何人の人数が何回研修に行き、研修に行った先で就職が決まった人は全体
の何パーセント?、と言われると、そこまでのデータは残念ながら取れていません。何せ
3000件の情報をもれなく学生に共有し、人選して紹介、業務終了までつつがなく終わるよ
う見守り、その後の研修報告確認、ということが並でない量の仕事になるからです。平均
して一件の研修での募集人員が5人、それが3000件、というと年間どれくらいの学生の派
遣スケジュールを立てているか、お判りいただけるかな、と思います。まあ忙しいからデータ
作成ができないって、そんなことでいいのか、と言われれば返す言葉もありませんが、どの
希望者にも同様のチャンスを与え(基本的にはいつも定員オーバーになることが確実なので、
当選者が偏らないように配慮しています)、研修の数もできるだけ増やし、学生に満足しても
らえるように常に企業と交渉、とか言ったら結構大変なんですよ。忙しいのは理由にはなり
ませんけどまず学生の満足が最大になるように考え、日々担当は努力しているところです
(、というわけですいませんが研修担当は私ではありません。私は研修担当の先生のご苦労
なさっているお姿を拝見して陰ながら応援しているだけなんですけどね)。とにかくこの研修
の件数が増えこそすれ減ることのないよう全職員が努力していることは間違いありません。
今後にまたご期待ください。
いずれにしろ研修を含めて当校では最大限の就職支援を惜しまず実行しています。保護者
のみなさま、これから入学を考えている高校生のみなさま、それはご安心してくださって
ください。その分職員は本当に大変だったりしますが、それに対し愚痴をこぼすのも私ぐ
らいで後の職員はただひたすら目的に向かってまっすぐ突き進んでいます。今後の就活
フォローもぜひご期待ください。
今回、先週の続きで展示会レポートを入れようと思っていましたが、研修に関するお問い
合わせ、ご質問が多いため急遽新しい話を入れさせていただきました。表題の A New
Career in a New Town,新しい街で新しい職を探して、というのはデヴィッド・ボウイの
名作、LOWの中の1曲ですが、これだけの題が付いていながらなぜか歌詞がありません。
新しい言葉を一緒に探して、この学校で私たちと一緒に新しい職を探してくれる方、お
待ちしています。
一緒に、探しましょうね。
ではまた。
HANAZONO
スタイリスト・デザイナー・衣装制作,MD,パタンナー、EC担当、アパレル販売職の就職はtfac
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