米山裕也さん×tfac在校生 座談会 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

米山裕也さん×tfac在校生 座談会

体験入学終了後に行われた、本校卒業生の米山さんと1年生の座談会のレポートをお送りします。先日デビューしたアイドルグループをはじめ、数々の有名アーティストを担当している米山さんのお話に、各学生ともいつも以上に真剣なまなざしを送っていました。

 

 

学校の授業の中で、特に役に立っていることは?

「素材学の授業が役に立っていますね。見た目はイメージに近い生地だけど、伸びない素材だから動きが激しい部分には使えないな、とか。あとはMacは絵を描けると、ちょっとしたロゴをいちいちデザイナーに発注しないで済むので、スケジュールに余裕ができるので授業で勉強しておいて良かったと思いました」

 

学校の研修で学んだことはありますか?

「自分で勝手な判断をしないことですかね。例えば散らかっている本を片付けるように言われたとして、ただ閉じて終わりなのか、閉じて積み上げておくのか、本棚に入れておくのか、そのときの状況によっても違いますよね。以前は本棚に入れていたけど、今回は本棚に入れるよりほかのことをやってほしいかもしれない」

 

衣装デザイナーをしていて大変なことはなんですか?

「周囲の人は良いと思って色々なことを言ってくるんですね、こういうデザインがいいとか、この人にはこの色がいいとか。でも、仮にそういう意見に流されて、作ったものの評判が悪くても他人のせいにできないんです。自分が「これがいい」と思ったら、それを主張する折れない心も必要になると思います。他人の意見をまったく聞かないのも困るんですけどね」

 

 

一言も聞き漏らさないよう、身を乗り出すようにして米山さんのお話に聞き入っていた学生たち。スタイリストやデザイナーを目指す1年生にとって、米山さんの実戦的なアドバイスは大きな宝物になったようです。

 

米山さん、ありがとうございました!