株式会社東京衣装 北谷奈々さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

株式会社東京衣装 北谷奈々さん

9月9日に開催されました体験入学のゲストに、

卒業生で、株式会社東京衣装の北谷奈々さんがいらっしゃいました。

 

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「東京衣装」さんは、テレビや映画の衣装に携わっている会社というイメージが強いですが、北谷さんはどんなお仕事をされているんですか?

「今はフジテレビ系のドラマや映画を担当しています。スタイリストは、靴や帽子などの小物も含め、その人のトータルコーディネートをしますが、私は“衣装”なので服と靴下を担当しています。小物類は“持ち道具”という部署が担当です」

 

ドラマの衣装を決めるときは、どのようにして決めるのですか?

「最初に監督さんからイメージを聞いて、そのあとは台本を読みながら、一人一人のキャラクターに合わせて衣装を探したり作ったりします。衣装合わせで提案をして、スタッフから意見をもらって、変更したり付け足したりしますね」

 

現場にも入られるんですよね?

「はい。衣装を決めて、撮影もつきっきりなので、連ドラだと3〜4ヶ月くらいはその作品に携わっていますね。深夜の1話30分のドラマだと1ヶ月くらいで一気に撮ってしまうのが多いですね。撮影が地方のときもあって、最近は栃木で撮影していたのですが、毎日早朝5時くらいに都内を出発して通っていました。山梨で撮影したときは2週間ほど泊まり込みでした」

 

このお仕事の魅力はなんですか?

「作品のエンドロールに自分の名前が載るのは嬉しいですし、家族に自分はこういう仕事をしているということをちゃんと伝えることができるので、それが一番の魅力かなと思います。名前が残ることはやりがいにもなりますね」

 

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日頃、心がけていることはありますか?

「人との接し方には気を付けています。今はどの現場に行っても自分が一番年下ということが多いので、そういう面でも目上の人や先輩、役者さんへの気配りは気を付けています。あとは自分の身なり、清潔感ですね。役者さんと接する仕事なので。近くにいても不快にさせないように気を付けています」

 

学校で学んだことで、今も役立っていると感じることはなんですか?

「スタイリングの授業で、服の形の名称などを勉強したんですが、今仕事で言われたときにパッと思い浮かぶので、役立っていますね。私は絵を描くのが苦手なので、イメージを描いて見せることができないので、その分言葉で生地や柄を説明できなくてはいけないので、勉強しておいてよかったと思います」

 

最後に一言、メッセージをお願いします!

「ファッションの仕事は、衣装会社以外にも、スタイリストなど色んな職種があるので、自分に合ったものが必ず見つかると思います。学生のうちに色んな世界を見て、自分に合った仕事を見つけてください」