商品企画 平嶋唯奈さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

商品企画 平嶋唯奈さん

2年ファッションビジネス科の「就職ガイダンス」の授業に、有名アーティストやキャラクターコンテンツの商品企画・営業として活躍している平嶋唯奈さん(2012年度に本校を卒業)が来校されました。

 

 

タレントやコンテンツを使った企画ならではのエピソードは、企画職を目指している学生でなくても興味深いお話が盛りだくさん。学生たちも熱心に耳を傾けていました。

 

現在のお仕事の内容を教えてください

「うちの会社は元々有名アイドルグループのグッズを制作していて、それから色々なアーティストや企業のノベルティ、スポーツ関連などのグッズを作ってきました。私も最初はアイドルグループの部署で関連グッズを企画していましたが、現在は音楽フェスに参加しているアーティストさんや、ソーシャルゲームのグッズを担当しています」

 

 

現在の仕事に就いた経緯を教えてください

「tfacには、商品企画の仕事をしたくて入学したんです。就職指導の先生に商品企画の仕事に就く方法を聞いたら『ショップ店員やスタイリストの仕事を通して、ある程度の経験と人脈を作ってからだよ』と教えてもらったんです。それで学校の研修を通して、スタリストアシスタントを経て、今の会社に入社しました」

 

 

商品企画を目指すためにやっておいた方が良いことは?

「世の中の流行はもちろんですけど『こういう系統のアーティストさんには、こういうアイテムが似合うな』とかマーケティングをしておくことですね。常にアンテナを張っているようにした方がいいと思います。何かを買うとに、必ず生産国や使われている素材をチェックします。A国で生産していることが多いけど『最近はこのジャンルはB国の品質が良いな』とか。お客様の要望に合わせた提案ができるといいですね」

 

いままで作った商品の中で、心に残っているものは?

「色々あるんですけど、今も担当しているスマートフォン用のソーシャルゲームは、規模が大きくて、イベントに合わせて1か月で50アイテム作らなくちゃいけないということがありました。工場に発注をして、デザインをチェックしてっていうのを1週間でやらないと、1か月以内に納品できなくて……。やってるときは大変ですけど、実際にできあがってお客様が手に取っているのを見たら、やりがいを感じましたね」

 

 

学生に人気の商品企画という職業ですが、実際に現場で活躍している方のお話か

ら、必要なスキルや苦労、そして何よりお仕事の魅力が伝わってきました。

 

平嶋さん、ありがとうございました!