衣装デザイナー&スタイリスト 米山裕也さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

衣装デザイナー&スタイリスト 米山裕也さん

先日行われた体験入学のトークゲストとして、本校の卒業生であり、有名アーティストやアイドルグループの衣装デザイナー&スタイリストとしてご活躍中の米山裕也さんにご来校いただきました。

 

 

衣装デザイナーのお仕事を教えてください

「アーティストやイベントによっても違うのですが、まずはコンセプトを確認します。アーティスト本人の要望やイベントのテーマ、演出家さんの考えなど、オトナの会議で『こういう風にしてほしい』と言われることもあれば、『今回は自由に』ということもあるので。そうした打ち合わせを踏まえて、衣装のデザインを考えてデザイン画を起こし、OKをいただいたら、記事などの素材を集めてパタンナーさんと打ち合わせを行い、指示書を作るまでが僕の仕事です」

 

デザインを考えるのにどれぐらいの時間をかけるのですか?

「これもイベントによって違うのですが、だいたい1か月~1か月半ぐらいのスケジュールが多いですね。この仕事は『この日までに上げなきゃいけない』という期日が決まっているので、その日までに無駄のないように段取りを組んで、無理のないようにしています。でも、僕は追い詰められた方がアイデアが出てくるタイプなので、だいたいスケジュールいっぱいまで使ってしまいます」

 

 

衣装をデザインするときに心掛けていることはなんですか?

「“作る意味がある物”ですね。わざわざお金や時間をかけて作る以上、『これだったら既製品でも良かったよね』と言われないような物を作るようにしています。でも、“やりすぎ”になっても良くないので、そこはバランスを取るようにしています。そうやって作った衣装を着たアーティストさんの生き生きとした姿を見たり、会場のお客さんが盛り上がっているリアクションを見る瞬間が、この仕事のやりがいですね」

 

tfacを選んだ理由は何ですか?

「学校見学に来たとき、ショーの準備中だったんですけど和気あいあいとした雰囲気だったんですね。先輩もフレンドリーに話しかけてきてくれて、他の学校も見学していたんですけど「こういう学校の方が自分には向いているんじゃないかな」って思ったのがtfacに入学を決めた理由ですね」

 

当時の同級生と会ったりすることはありますか?

「卒業してからもつながりもありますし、ファッションの仕事をしている人とは生地屋さんでばったり会ったりしますね。お仕事で直接関わるということはないですけど、『うちの知り合いもtfacの卒業生だよ』なんて話を聞くことがありますよ」

 

人気アーティストを担当する米山さんのお話ということで、体験入学にご参加いただいた学生はもちろん、手の空いたスタッフのtfac生たちが聞きに来る姿も!

 

この後、米山さんには当校1年生との座談会にもご参加いただきました。

座談会のレポートはまた後程アップしますので、そちらもお楽しみに☆