スタイリスト　吉原菜々子さん

2017年に本校スタイリスト科を卒業後、スタイリスト持田洋輔氏(本校OB)に師事。
2021年4月より、アシスタントからフリースタイリストとして独立し、ご活躍の場を広げている吉原菜々子さんが、体験入学ゲストにお越しくださいました。

アシスタント時代を含め、どんなお仕事をされてきましたか？
「俳優さん、モデルさんが着る衣装や、ブランドがシーズンごとにお洋服を紹介するパンフレットのような“ルック”のスタイリングに携わらせていただいていました。」

基本的なお仕事の流れを教えてください。
「アシスタントとしては、まず最初に媒体の内容、担当する方に似合うかどうかなどを踏まえ、お洋服をリサーチしていきます。リサーチ後、自分の中でイメージが固まったら、師匠に提案。OKが出れば、アポイントを取って衣装をリースします。お借りしたお洋服でコーディネートを組んで撮影し、終わったら衣装をきちんと返却するという流れですね。」

TVや広告、雑誌など様々な某体をご担当されると思いますが、準備や当日の作業内容に違いはありますか？
「基本的には同じ流れですが、ありますよ。撮影の規模や、レディースとメンズでも違いますね。映像とスチール写真では、着せ方も少し変わります。例えば、写真だと一部しか映らないので、より綺麗に見えるために、映らない部分でクリップを使って、丈の長さを調節したりしています。」

お仕事の魅力、やりがいはどんなところですか？
「衣装をリサーチしていくうえで、普段自分では着ることのないジャンルのお洋服、初めて知るブランド、思いがけないものに出会えるところです！　関わった作品が、とてもカッコよく仕上がって、ふと生活している中で見かけたときも嬉しいですね。このお仕事だからこそ感じられることだなと思います。」

スタイリストとして独立されたばかりという吉原さん。今、一番力を入れて取り組んでいることがあれば教えてください。
「作品撮りです。自分がどんなコーディネートを組めるのか、お世話になっているブランドや、今後一緒にお仕事させていただきたいクライアントさんに、見ていただくために準備しています。今は、SNSを使って、自分の作品を紹介している方も多いですよ。」