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就活室便り

~就活室便り~#58 Slowhand

~就活室便り~#58  Slowhand

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。現在この原稿を書い
ている朝8時過ぎの気温が10度近く、とても暖かくて気持ちいいのです
が、明日の最高気温は朝の今の気温より低く、なんかもう思いっきり冴
え返るようです。日によって気温が10度以上違うともう何が調節なのか、
毎日どんな格好で外出したらいいのか、わからなくなります。たまに、
明日は春というより初夏並み、というような予報で、それを信じて薄着
で外出したら結局1日中曇天で気温が上がらず、寒い思いをして帰ってき
て、また天気予報を見てみると、昨夜と同じキャスターが、「いやあ、思
ったよりは気温上がらなかったですね」、とか笑顔でしゃべっているのを
見るたびもうテレビの天気予報を見るのやめよう、と、思うんですが、
現在は気象カメラと予測システムが発達したおかげで、どこの予報を見よ
うが独自の予報があるわけでもなく、予報に関して自分の考えを述べる
キャスターもいないので、結局情報源を変えても予報は一緒、という、
結論がすでに出てしまっているので、あとは自分の経験と勘で補うくらい
しかないですかね。本当に有料のいろんなサービス、アプリ、等々試した
んですけど結局現在そういうものは使っていないので、いちいちは覚えて
いないですが、やはり何か不適切な予報があって、お金わざわざ払ってこ
れ?ってなったんだと思います。まあ結局テレビの天気予報をぼんやり見
ながら本当に暖かくなる時期を待つしかないですね。

というわけで展示会ウイークを締めくくるギフト・ショー第2回目レポー
トをお送りいたします。これが今回会場に向かう途中の光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京ビッグサイトは現在日本一の内覧会場で、2位の幕張メッセより東京ド
ームよりまるまる一個、とまではいかないですが、0.9個くらいは大きい展
示会場で、ここを貸切にできる展示会はJapan Mobility Show(東京モータ
ーショー)とこのギフト・ショーくらいしかありません。いずれにしろビ
ッグサイトは展示会場としての人気が高く、なかなか全巻貸し切り、とい
うのは予定的にも難しいらしく、その予約が取れない分幕張メッセも好調な
ようです。いずれにしろその広大な敷地を最大限に活用したギフト・ショー、
見て、廻るのも時間がかかりましたが、レポートするのにも時間がかかるよ
うです。それではレポート2回目、行って見たいと思います。

まず今回最初の企業の写真を見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいなブルーが藍染、ピンクが桜染め、という説明になっています。
私の記憶では、きれいな桜の花をに煮込んだところで全然桜色の染料など出
てこず、むしろ茶系、とか、結構渋めの色になってしまう、というイメージ
があって、これは子どものころ桜の押し花を作った記憶のある方ならだれで
も納得していただける事実だと思います。とにかく桜にはピンク以外の色素
の色合いが多く含まれているようで桜からピンクの染料を作るのは不可能、
というのが定説だったと思います。それで今回このピンクと、その桜染め、
という名前を見て、思わず化学染料ですか?と、お尋ねしたら、いや、桜か
らの染料です。との回答をいただきとにかくびっくりです。そのびっくりし
た製品の写真もご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だれが見たって桜色じゃないですか。現在ではここ以外にも桜染め、という
染め方、染料はあるようですが、たいていこういう場合では元祖はどこ?と
いうのは諸説あって決めるのが難しいところがありますが、この福岡で染め
ていらっしゃる職人さんがお始めになったとすると、少なくとも染に成功し
てから30年は経っていないようです。確かにその30年間草木染に注目してた
かなあ、と思うとしてなかったですね。すいません、完全に勉強不足です。
なんか自分の不明さに弁解のしようもなく、ただただ謝るしかないですね。

いつも紹介が遅くなってしまうのですが、この会社はSTYLE DESIGNさん、
シルクやオーガニックコットンといった肌に優しい素材のみ使用し、こうし
た日本の染職人のとにかく手間とひまのかかる染めをした商品を展開してい
らっしゃる会社です。

桜の染料の秘密その1は、実は桜の花びらを煮詰めるのではなく、染料を抽出
するのは枝からだそうです。茶色い枝の中に実はこんなに美しい色彩がつまっ
ていた、なんて結構すばらしいですね。会場では実際に職人さんが染めていら
っしゃるところの動画も流れていました。写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局やっぱり1着1着手染めですよね。

何度も染めては洗い染めては洗いを繰り返し、最後にこの色になるそうで、た
とえ染料の抽出が他の方にもできるようになっても、実際誰が見ても桜染めと
言われて納得できる製品にするのはやはりかなり難しそうです。

福岡には硬水、軟水、アルカリ水の3つの種類の水が流れているようで、それが
桜染めを含む草木染には莫大なメリットがあるようです。自然の力、水の力っ
て、恐ろしいですね。現在、テキスタイルで圧倒的なプライスメリットを誇り、
世界を席巻しているのはやはり中国です。織物には先染め(染まっている糸を
織物にするもの)と、白糸のまま織り上げ、その後染色整理する後染め、とい
う手法がありますが、先染め織物に関しては中国でも技術が向上し、日本製と
ほとんど変わらないクオリティになってきたようですが、後染めに関してはま
だまだ日本のものとの品質の差は縮まらないようです。結局最後は水の差で、
灘の日本酒を作るのと一緒の水や、南アルプスの天然水みたいなので染めてい
るのと、黄色をはじめいろいろな色の川の水で染めたものとの差は少なくない
ようです。飲める水で染めているのと飲めない水で染めているとの差、といえ
ば一番わかりやすいでしょうか。そんなおいしい水でおいしそうな桜色を染め
た製品の写真をもう1枚ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製品のグラデーション染って、本当に作者の感性っていうか、個人の目分量、
っていうか、とにかく人から見て、欲しい、と思わせる製品グラデーション染
って、一目見て作者の名前がはっきりわかってしまうくらいに限られた世界の
作品、ということができます。名前までは全部わからなくても少なくともその
工房がどこだ、ということはわかっちゃいそうですね。それくらい各工房、各
職人さんで独自の技術もあるでしょうし、オリジナリティの勝負になるんでし
ょうけど、この白から桜へのグラデーションのやさしさ、ほんとにいいなあ、
ってため息が出ちゃいます。ただ白からのグラデ、本当に難しいですよ。

当然歴史的には全然古い藍のグラデーションもきれいで優しい色です。ご覧く
ださい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ね、いいでしょう。場所が近くならすぐにでも見学に行きたいところですが福
岡となるとちょっとひとっとびには行けませんがなんかの方法を考えて本学の
みなさんにもぜひふれる機会を作っていきたいです。桜色、本当にいいもの見
せていただいてありがとうございました。

 

次にご紹介するのはコットンハウス・アヤさん、写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久々に豪華なレースを見ましたが、これ、高いですよ。テキスタイルの営業を
やっていた時にレースの商談を何回もしましたが、服の面積で使おうとすると
とても高くて普通のブランドでは使いきれず、結局部分使いでほんの少しの発注、
ということになってしまう場合が多かったです。それがまあよくぞこれだけふ
んだんに使ってあること。次の写真をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいですね。これだけ手が込んでると、速い速度で作ろうとすると穴だらけで
ぼこぼこになってしまうし、糸の表面間も全く統一感がなく、結果売り物では
なくなってしまいます。つまりここでも合言葉は「スロー」ですね。ファスト
ファッションの完全な対極というか、短サイクル大量生産とは縁遠い商品です。

また、こちらではこのレースのデザインから自社でやられているそうで、レー
ス用パンチカードも陳列にありました。自社デザインの証拠ですね。写真をも
う1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レース産地が石川県かほく市、という説明が見えますが、とにかく歴史的なレ
ース産地ですがそれにしてもみんな豪華な柄ですよね。こんなオリジナル生地
を国内縫製してあまり手を広げすぎずに、いいものだけを三鷹から、というよ
うな感じで創業以来ずうっと三鷹の地で営業を続けていらっしゃる。それが
1970年から、ということで、もう55年以上の歴史があるというのはまったく
頭が下がります。もし出来ましたら創業者の会長さんに一度本校でご講演を、
というお話もさせていただいたのですが、やはりお年がお年なだけあって
(1970年に創業された会長さんのお歳、だいたい想像できますよね)、ちょっ
とすぐにはご回答いただけませんでした。お話を伺えるのならこちらからお伺
いしてもやぶさかではないのですが、そうすると今度はスペースの問題もあり、
ちょっとすぐには結論は出ません。それでもとにかく良いものって、こういう
ものだよ、というのを学生達にもふれて学んでいってほしいですね。今後の課
題がまた一つ増えました。いろいろ考えること、多いですね。

最後に紹介するのは株式会社織馬鹿さん。名前からすると若い人が始めた新興
メーカーのような感じがしますが、兵庫を代表する「播州織」の老舗で、元々
はテキスタイル機屋さんでしたが、アパレルの国内生産、国内生地使用が減少
するにしたがって、ストールを中心に自社で製品を生産、販売していらっしゃ
る会社です。それではまず画像から見ていただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

形状としてはスヌードになり首を通して着用するんですが、その風合いがまさ
しく超絶で、ちょっと一度触ってみたらブースから動けなくなってしまいました。

播州織といえば江戸時代から始まる兵庫西脇地区の代表的な産業で、基本的に
先染め綿織物を生産している日本を代表する綿機です。先染め織物は染まった
色糸を使用するためストライプ、ボーダーをはじめいろんな柄を表現すること
が可能なだけでなく、織り上がってってから染める後染め織物はどうしても組
織と組織の間に染料が残り、先染め織物と比べると風合いが固く、厚ぼったく
なります。特にニットなどは、同じ糸、同じ組織と言われても信じられないく
らい違います。本当に生地って、微妙なこだわりで成り立っているんですね。

というような成り立ちの播州織のコーナーがありまして、最初に寄った時は満
員、で、最後に再訪することにしました。狙いは実はこの隣の会社に非常に表
面感のある先染め織物があって、それを目当てにしていたのですが、再訪時も
商談中で、それでは、と播州織ブース内の隣の会社の製品を触ったのが運の尽
き、というか望外の喜びが待っていたわけです。

そんなびっくりストールの写真がこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ単にきれいなボーダーとしても魅力はありますが、みなさんももし機会
があったら絶対に触ってみてください。ちょっと、人生変わるくらいびっく
りしますよ。この風合いが実際どこから来たのかっていう話もさせていただ
いたのですが、ご本人達はこれがあたかも当然であるかのごとく、普段とあ
まり違ったことはしていない、とのことでした。少しだけこれが秘密の一つ
では?と思ったのは、言われるまではわからなかったのですが、このボーダ
ー、実はサテン織になっているんです。普通サテン織といえば結構高密度で
むしろ硬い風合いのイメージがあるのですが、言葉でなんと言ったらわから
ないのですが、超ゆるゆるサテン、というか、いずれにしろ高速織機では絶
対無理な繊細な組織で、しかも経糸の柔らかい部分だけが肌に触れるように
なっていて、それに種々柔軟加工はしてあるはずなので、そんないろいろな
要素の組み合わせがこの商品の完成の要素になってるんだと思います。いや、
ちょっとこの風合いは感動的でした。初めてイタリー製のスカーフを扱うよ
うになった時、イタリーの生地の意匠と風合いにはびっくりさせられたので
すが、それは縫い目滑脱や引っ張り強度が必要とされないスカーフ専用のテ
キスタイルだからできる繊細さなんだな、と、気づき、それはいい意味でも
悪い意味でも結構衝撃だったのですが、この織馬鹿さんのストールはそのま
ま縫って製品にしてもそんなに問題はない、と思えるくらいスカーフスペシ
ャルではない普通の生地でした。それであの風合い、ちょっと凄いですよ。
そしてその理由がわからないくらい素晴らしい風合い、これは詳しい理由が
わからない場合って、結構あるのですが、それでも播州のきれいな水での染
色整理、これが一役買っているのは間違いないと思います。先程の桜染めと
いい、水の力って、本当に偉大ですね。そして澄んだ水って、世界でも本当
に貴重で、これを守り続けながら使い続ける、それがいつまでも続くよう祈
っています。

 

イタリアでもビエラ地方やコモ湖付近等、結局織物の産地はみんな水がきれ
いなところになります。水のきれいさでは日本も外国に負ける要素はほとん
どなく、江戸末期、六甲のおいしい水がどうしても欲しくて諸外国は神戸港
の開港を求めたのは有名な話ですね。とにかくいい生地にはいい水、これは
本当に必須条件のようですね。

 

確かに実際の生地の風合いを決定する要素が意外な要因であることもありま
す。かつては、カシミア、アンゴラ、モヘア、等の高級獣毛混織物の風合い
に関して、日本の機屋で織ったものがどうしてもイタリーの生地に敵わず、
なぜイタリーにだけあんな風合いが出せるのか、それはイタリーの生地をい
くら分解してもわからず、日本のメーカーにはできない永遠の差、のように
言われていました。それで、日本の産地の方々もその秘密が少しでもわかれ
ば、と思い、イタリアの展示会に海外出張して参加しました。そこでお目当
てのメーカーの生地見本を触ってみたところ、日本で触っている生地と全然
風合いが違い、愕然としたそうです。この風合いなら日本でも十分できる、
そう確信したのはいいのですが、それでは日本にあるイタリー製の生地がど
うしてそんな素晴らしい風合いになるんだろう、ということは相変わらず謎
のままです。

結果推測されたのは、獣毛混生地は春に発注し夏に入荷、というのが普通の
スケジュールです。当然大きく重い原反は船便にて日本に着くのですが、そ
の時期は実はインド洋がいちばん暑い時期でもあります。数ヶ月間、焼ける
ような甲板の下、蒸すに蒸されてきた原反の風合い、そのとろっとろに蒸さ
れた風合いは元とは全く違う極上のものになっていたのです。今では日本で
も超高級カシミア生地などは、やはり織り上がってから最低3ヶ月寝かした
りしますが、それでもインド洋の甲板みたいに大量に高温高湿で蒸せる環境
って、なかなかないですよね。これも効率を重視してエア便使ってたらそん
な風合い自体存在しなかったわけで、なんか良いものって、全てがスローで
すよ。そしてインド洋にも当然必要なのは水でしたね。

 

今回ギフト・ショーの2回目レポートをお送りしました。ギフト・ショーの
基本はやはりギフトになるもの、と、いうことで値段も安めのものが多い印
象なのですが、地域振興含めて地域の特産品を紹介するコーナーが充実して
いたり、新興ブランドの特集があったり、結構見るところは多く、その他紹
介しきれない会社の方が圧倒的に多いわけで、次回、またその次と、少しず
つでも紹介していけたらと思います。

 

それにしてもPR、ノベルティ、文具、キャラクター、等、新商品を抱えた
新しい会社、新規事業部門、等の出展社のまあ多いこと。一時争奪戦にな
るくらいに流行した商品が2、3年後にはもうどこでも見かけなくなった、
なんて例はもう記憶にないくらいありますよね。そんな中、やはり伝統に
基づいた確かな技術って、きちっと残っていってる気がしますし、残して
いきたいですよね。これからファッション業界で活躍していこうとするみ
なさん、まず良いものってどんなものなのか、その見分け方を勉強すると
いうよりとにかく一つでも多くみて、一つでも多く触ってください。もう、
本当にそれしかないんですから。とにかく、見て、来て、触っていきまし
ょう。

 

大量生産、大量消費の時代が現在では批判の対象になりつつありますが、
かといってそれを突き詰めてきたのが近代化の歴史であり、それが急速に
無くなる、ということは考えられません。ただ、そこには当てはまらない
スローな、手間のかかるものが、技術があり、それを評価する人がいる。
そんなスローを評価する人の数が増えていくかどうかはわかりませんが、
決して減っては欲しくない、減らないで欲しい、と、真剣に思います。
以前、技術の継承が途切れると、それは本当になくなった手法になって
しまい、その後復活なんてできない、という話をしたことがあります。
そうなるとその技術を評価していた人、必要としていた人も失ってしま
うこととなります。特徴のある、結構他にはないようなお店が、諸事情
により閉店してしまったような時も、それまでのお客さんって、なぜか
他を探して他の店に移る、他の代替商品に替える、というよりはそのま
ま何処かに消えてしまうんですね。そして特徴的だったお店と特徴的だ
った商品は、そのファン共々存在しなくなってしまいます。本当に良い
もの、それは何処にも行かせたくない、というか、伝えて、使い続けて
いきたいです。桜染めのように、その中でも少しずつ新しい技術は出て
くるはずです。そうすれば、ほんの少しずつでも新しいファンが増えて
いってもいいわけで、商品とファンは一心同体、ファンが離れないもの
だけが生き残っていくので、逆に、消費者として客として安穏としてい
ればいいだけでなく、ものを見る、ものを見極める力をつけていかなく
てはなりません。そしてその力を少しずつでもつけていくために、とに
かく、知らないものには触れましょう、さわりましょう。そしてスマホ
で眺めるだけでなく、実際にショップで、着て、見て、ふれていってく
ださい。後継者の問題は確かにありますが、どんな技術もそれを評価す
る人がいなくなった時が絶える時なのですから。

 

 

モーダイタリアから始まった2月第1週のレポートが、やっとここでフ
ィニッシュできそうです。1週間の間にこれだけのブースをまわり、商品
を見て、お話をして、しかも取材の準備をして機材を持って録音から文
章をおこしているわけではないので、結構覚えているだけで大変なはず
なんですが、メモも何もなく、何回にも渡って文章起こしって、大変な
はずがでなぜできるのか、というと、それだけ印象的な訪問、商品、お
話だったからです。3月からも展示会が結構続きます。印象の強い展示会、
出展社が多いといいな、と、思います。

次のレポート、楽しみにしていただければと思います。

 

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

スタイリスト・デザイナー・衣装制作,MD,パタンナー、EC担当、アパレル販売職の就職はtfac

 

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~就活室便り~#57 The Rain Song

~就活室便り~#57 The Rain Song

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。毎朝寒い寒いと
思いながらも少しずつ確実に陽は長くなってきていますね。私が朝
起きる時間が明るくなるのはまだまだ先ですが、それでも現在は電
車に乗っている途中で日が昇ります。季節の移り変わりも早いもん
だなあ、と思っていたら実はもうすぐ春分ですよね。確かに節分の
次の日はもう立春なんですから陽が伸びるのは当たり前と言えば当
たり前なんですけど、季節もうつり始めると早いですよね。そんな
季節に夕日を浴びているこんな建物に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その東京ビッグサイトには毎年何回行っているでしょうか。以前は
ここで開催されていた展示会の出展者としてその開催期間にはフル
に通っていました。自社ブースのレイアウト、設営、陳列も行って
いたので展示会の前日からかなり忙しく大変だった思い出がありま
す。企業によっては、はやりのIT系などはモニター、パネル等主要
設備を施工業者に任せ、あとはパンフレットを置くだけ、といった
ような陳列が多く、あまり会場設営で手間取ることもないですが、
ファッション業界はやはり色、柄の統一感、訴えたいものの効果的
な配置、導線を意識しての商品陳列、等、様々な工夫が必要となり
ます。それを今では、ヴィジュアル・マーチャンダイジング(VMD)
と呼んだりしますが、とにかくそんな陳列方法から壁の色、カーペ
ットのカラー、等々様々なことを毎日考えていたな、といまさらな
がらに思い出します。他の展示会に訪問した際にも商品だけではな
く陳列方法もブースのカラー、小物の配置までいろんなことを見な
がら参考にしていました。現在は基本的に展示会に出展する可能性
はないのでそこまでは注意してみていませんが、それでも立派なブ
ースを見るとアバウトの施工費とかは計算してしまいますね。なん
か思ったよりそんなことばかりに意識が行ってしまいます。展示会
は展示会で計算抜きに楽しみたいですね。

 

というわけで、今回ご紹介するのはギフト・ショーです。ギフト・
ショーは今回で101回目、3日間の開催で入場者が22万6千人、出展
社も2800社近く、と、日本では最大級の展示会で、繊維関係の展
示会で最大規模の東京テキスタイルスコープが出展280社、来場は
正式な主催者発表はありませんが、前身のジャパンクリエーション
から来場者がほぼ横ばい、という情報から考えると1万2千人前後と
推測されますので、その規模の巨大さがお分かりいただけるかな。
と、思います。その巨大なギフト・ショーの会場でみなさんにご紹
介したい企業、今後お付き合いができそうな企業を見つけるのは、
砂漠でダイヤモンド、とまでは言いませんが、やはりある程度強運
に恵まれないと結構難しいです。ギフト、ということがテーマにな
っているので、食料品、調理用具、日用品、美容関連、等直接関係
ないジャンルのコーナーも実に数多く、だからってそんなブースで
も陳列にいいところはないか、プロモーションの仕方に見るべきと
ころはないか、新しいジャンルの出展企業はないか、などと考え始
めると、結局全てのブースをもれなく見て歩くことになります。今
回も結局そうして全てのブースを見てまわり、想定していたジャン
ルとは違うコーナーで何件もの出展者の方々と交流してきましたの
でやはり展示会廻りは体力勝負ですね。週末にはだいぶ疲れてしま
いましたけど。

 

東京ビッグサイトで一番大きいのが東ホール、その次が西、この西
ホールはコミケ(コミックマーケット)のエスカレーターでの将棋
倒しで有名になったところです。前はこの2つの施設だけだったの
ですが、最近南ホールがオープンしました。東ホールと西、南ホー
ルとの間にはシャトルバスが走っているほどの広さです。今回は東、
西、南の3ホールを使用した広大な展示会で、ただ、東ホールは改
装のため3分の1程度の面積がクローズとなっています。

 

とは言え東ホールがメイン会場であることは変わりがなく、まず
東ホールから廻りじめました。気になったブースがないことはな
かったのですが、その広大な場所にほんの2、3ブースで、しかも
全て商談中だったのでそこを後にして西、南ホールを目指して移
動しました。

下の写真が南ホールの写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな大盛況の巨大展示会の割には出展社もお客さんもがらがら、
なんかよっぽど人気のない展示会に見えます。ここが、そうは言
い切ってはいませんでしたけど中国企業のブースです。1階の3割
ほどは締め切っていて、しかも同じ広さの展示場がもう1フロアあ
るのですが、そちらは完全にクローズド。ホール自体が寂しい雰
囲気に包まれていました。来場者はともかく、この出展社の激減
は、今まで日中間でいろんなもめごとはありましたが、ビジネス
ベースでは何も変わることのなく、というか取引実績は伸び続け
ていたはずですから、政治的な軋轢が背景にあるとしたらかなり
異常と言わざるを得ません。一番考えられるのは補助金の停止で
す。大企業ならまだしも中国でもあまり大きくも有名でもない企
業がわざわざ他国開催の展示会に出展するのって、それはやっぱ
り補助金の後押しがあることは否めませんよね。実際に出展時の
ブース代、小間装飾費、貨物運送費、それと人員渡航費(の一部)
を補助する制度があるようで、要は全部ですよね。中国政府から
そういった補助を停止した旨のアナウンスは一切ありませんから
(元々外国人にはその補助の制度やその内容自体ほとんど知らさ
れていません)、実際にはどうなのか判断はつきかねるところが
ありますが、とにかく、会場の空きスペースでサッカーができる、
と言ったら言い過ぎですが、フットサルができるくらいのスペー
スはあったように思います。

ここから歩いて西ホールへと移動、西ホールは2フロアで展開、
まず1階を見てから4階に上がりました。4階、と言いましたが、
2階は会議室、出展者控室等が壁際に数室設けられ、3階はなく、
その分1階の天井が高くなっており、1階の上のフロアは4階、と
いうことになっています。2つのフロアをエスカレーターがつな
いでおり(最初のころに話した問題のあったエスカレーターです
ね)、そこから撮った写真が次の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階と4階の構造が少しお判りいただけるかと思います。西ホー
ル展示場はコの字型の展示場になっていて、その真ん中が赤い
カーペットが敷いてあるスペースで、天井まで吹き抜けになっ
ています。そのスペースを利用してコンセプト展示になってい
たりすることがよくあるのですが、今回も新興各社のスペース
となっていました。

今回4階は地域産業振興目的の、県別、地方別ブースが数多く、
ちょっとあんまり当校とは関係ないかな、と、思って見ていた
らこんな実演をしているところに鉢合わせしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで実演されていたのは傘用の生地です。生地に間が空いち
ゃってるのが見えるかな、と思います。普通の生地は経糸を引
き揃えたら緯糸を通し強固な生地を織り上げ、その上に柄を乗
せていきます。ところがこちらでやられているほぐし織りとい
う技法では経糸を引き揃えたらあとはそれがばらばらにならな
いように仮抑えの緯糸で固定し、その段階でプリントをしてし
まいます。そうしてプリントが出来上がった後に正式に織機に
かけ、織り上げる、という、素人考えからするとなにもわざわ
ざそんなに手のかかる工程省いてもいいのに、と、思ってしま
いますが、そうして織り上げた布では、ある程度経糸が織り上
げる際に動くため、柄が少し動く、というか、にじんだ感じに
なるそうです。そのにじんだ感じが、傘となって雨滴が着いた
ときに見えるその柄が絶妙、ということらしいのですが、ちょ
っと雨滴がついたときにきれいに見えるような柄を作るって、
言葉でいうのは簡単でも、って言おうと思ったんですけど言葉
で言っても難しいですよね。そして織り上がった布も見せてい
ただいたのですが、とても一般の人がきれいに縫える密度では
ないです。下がその織り上がる前の拡大写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに細い糸が見えにくいかもしれませんがあの頼りない仮
抑えの緯糸で固定されただけで染色にまわるって、なんかそれ
自体アンビリーバブルな世界です。

そしてその傘を縫い上げるのは今まで見たこともない形の見た
ことのない大きさの、こんなミシンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなミシン見たことないです、って申し上げたら、もう本当
に絶滅危惧種で、現在数台は在庫を確保されている、というこ
とで、しかもその数台のミシンが各々固有の癖があって、それ
をなだめながら、すかしながら、得意なところを使いながらま
さに会話する如く使いこなしていらっしゃるそうです。お話を
お伺いすれば確かに当然そうだな、と、思うのですが、傘って、
直線のところが1か所もないし、しかも縫い合わせのところは
骨があって立体的になっているとすると、その柄合わせって、
ちょっと普通考えたらまず不可能というか、だから普通は水玉
とか、そういう柄が多いと思いますし、たまにチェック柄とか
もありますが、柄が合わないなんて当たり前ですよね。それが
大きい絵画の柄でもぴっしり合っています。

なんか結構怖いくらいなんですが、ここまで来ると伝統工芸と
いうよりもう文化財というかそんなレベルの気がします。

紹介遅れましたがこちらの会社は株式会社モンブランさん、墨
田区で営業されています。後でホームページを覗くと大体傘1本
2万4千円、という上代が多いようです。高いといえば高いです
が、その代わり20~30年使用可能で、破損の場合、修理も可能
とのこと。20~30年の間に傘に一体いくらかけていろんな傘を
買い替えてるんだろう、と、思うと実はそんなに高いものでは
ないという、実に伝統工芸恐るべし、ですね。

昨年は新卒を一人採用されて、今後ずうっと指導していく、と
のことでした。この技術、一朝一夕に学べるものでは当然あり
ません。長い長い時間がかかるとは思いますが、伝統技術の継
承者として頑張って行って欲しいです。そして来年卒の募集が
あるかどうかはわかりませんが、もし機会があるようでしたら
本校学生の中からでも挑戦する人が出てくれたらと思います。
工場見学をお願いしたら、そういうツアーもあるようです。早
急に検討していきます。

 

このモンブランさんが実演されていたコーナーが、「東京手仕事
プロジェクト」、というコーナーで、江戸職人の匠の技を現代に、
世界に向けては発信していこう、という東京都が主催するプロ
ジェクトです。そこに江戸工芸各社が集まり、作品を陳列して
いらっしゃいました。そのコーナーで、次にご紹介するのが
ふじや染工房さんです。まず画像をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、ただきれいなスカーフだな、って見てると大間違いで、
「引き染め」という手法で染められていて、もっとわかりやす
くいえば、手書き、手染めです。基本的には着物の染色法なの
ですが、10m以上の生地を両端木の棒に貼り付けて引っ張り宙
吊りにし、そこに刷毛で柄を描いていく、という手法です。
ふじやさんではその染場は土間で、そこに生地が宙吊りになっ
ており、そこを刷毛で手書きしていく、というのがその手法で、

普通のプリントみたいに何らかの台があって、その上で型を使
って染めていく、というのと全く違います。多色使いのものは
一度塗ったものに何回か染料を重ねていく、という手法で作ら
れていますが、そんなの型を置いてその上をこする、という普
通のプリントでも難しいのにどうやってやるんだ、っていう感
じですよね。いちばん左に少し白地の見えるスカーフがあると
思います。普通のプリントの手法だってほんのちちょっとの力
加減で白地に染料の泡、水滴が飛んでしまいます。そうして飛
んでしまった染料は白地にしみ、汚れのように残り、まず検品
ではねられがちです。そんな難物が出る状態を「しばき」と言
います。かつてプリント企画をしている時に、帝国ホテル内の
某スーパーブランドにサンプル用としてスカーフを買いに行き、
手袋をしたスタッフの方に商品を見せていただきましたが、パ
ッと見ただけで20型以上の型を使ったハンドプリントなので迫
力は十分ですが、よくよく見ると結構しばいてました。それで
も難物扱いしていないのは、それ以上のしばきを抑えるのは物
理的に不可能だということなんだと思います。それがこの手書
き手染めのこの方法でどうしてこんなに綺麗にできるんだろう、
と、思いますよね。もう正直に社長さんにあんな苦労こんな苦
労というようなお話をお伺いしようと質問したのですが、そう
したら簡単に、「ははっ。失敗?しないですから」、とまるでドラ
マのようなセリフを何事もなかったように言われてしまい、な
んかちょっと呆気に取られてしまいました。その自信はどこか
ら来るんだろう、と、思いつつもそれだけの自信がなければで
きない仕事ですよね。またその自信の元になる経験を、本当に
数多く積んできていらっしゃるんだろうし、本当に職人、とい
うよりはやはりアーティストなのかな、って感じがします。プ
ロの画家が自分の画風の勉強はしないでしょうし、それよりは
いろんな刺激でどんどん描き溜めていくことが重要なんだと思
いますが、ふじやさんもそうしてどんどん染め続けて行ってら
っしゃる、ということなんでしょう。下がブースの写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在では和装、スカーフ等の衣料用だけでなく、タペストリー、
アートパネル、等の需要もあるようで、写真のようなものも屋
内陳列でかっこいいですよね。実際にヒルトン東京でアートパ
ネルとして採用されています。

 

会社は高田の馬場にあり、本校からはすぐ近く、一度訪問、
見学を考えています。一度、染めている現場を学生に見せたい、
という話をしていましたら、それではまずおひとりでお越しく
ださい、その場合は無料で見学OKですから、というお言葉を
いただきなんか結構乗り気です。来期のカリキュラムと併せて
早急に検討したいと思います。

 

伝統工芸ブースが各地域、各自治体で結構な数の出展があり、
いろいろご紹介できればとは思いますが、漆器、焼き物、塗り、
調理用具、化粧筆、櫛、等の分野のちがうものは遠慮し、その
他一部ブログ掲載不可の団体もありましたのでそちらも諦めま
した。

 

というところで西館をほぼ廻り、本来のアパレル製品ブースが
ある東館に戻ることにしました。さすがに疲れてきたので当然
循環バスで戻ります。

 

、といううちに紙面の残りも少なくなってきたので、紹介でき
てもあと1社くらいでしょうか。せめて画像だけでもご覧いただ
ければと思います。 

KIRIKOMIというメーカーをご紹介します。渋谷西部A館4階に
出店されている、とのことですが、本社は小樽です。今年は特に
寒そうですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じのレース、刺繍使いの商品が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じとか。

靴もセットアップできるようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京にも渋谷に事務所があるようですが、本社との役割分担、
企画、デザイン、パターン等、どこでどうしているのか、それ
がいまいちよくわからなかったのですが、商品は面白いですよ
ね。このギフトショーの場合、かなりターゲット年齢が高いメ
ーカーが多く、ちょっと一足飛びにその年代に当校学生が行く
のは難しいかなあ、っていう気がしちゃうんですけどこちらな
らまだ可能性はあるんじゃないか、という目で見ていました。
今後研究の余地があるブランドでした。

 

なんだか1件のレポートが長いんですかね、あっという間に紙面
オーバーしてしまいます。あとのメーカーは次回にレポートを
お届けします。

 

なんか日本のものづくりに驚かされっぱなし、というか、逆に
和が一周回って流行の最先端を走っている感じですかね。昔、
フランス人のテキスタイルデザイナーと契約して、エスニック
柄を中心にシリーズ企画でプリント生地を作っていたことがあ
りました。最初はタヒチとか、なんかそこら辺のイメージで本
当に人気のある企画だったんですが、そのうちだんだん場所が
ジャパニーズになっていったようで、最後は唐草模様のモチーフ
とか、和の風呂敷、手ぬぐいみたいな柄ばっかりになってしまっ
て、最終的には終了するしかなかったんですが、なんか和柄って、
結構引力が強いのかもしれないですよね。しかも唐草模様とか
もほとんどの人が知らない世界になってきたので、今、和柄は
インパクト強いのかも知れません、。柄だけでなく、技術、後継
者に伝えたいですよねえ。よく伝統工芸や産地振興のインター
ンシップのご案内を頂くのでその都度学生には紹介するのです
が、なかなか応募者が埋まらず苦慮するのが現状です。最もく
くりが「繊維」というくくりで来るのではなくて「伝統工芸」
で来るので、多少の難しさを伴うのはしょうがないと思います
が。

 

私もこの業界は本当に長くて、とにかくいろんなものを見て歩
いた気になっていたのですが、結構知らないことのほうが多く
て、びっくり、というよりはなんかうれしくなってしまいます。
これからもどんどん歩き続けなくては駄目ですね。

次回はこの続き、ギフトショー後半から始めます。表題のThe
Rain Songは、Led Zeppelin

を代表するバラードで、ライブでは、The Song Remains The
Same(邦題は永遠の歌)とのメドレーで演奏されるとても美
しい曲です。これからは雨の日も高級傘と一緒に楽しんでいき
たいですね。

 

ではまた。

 

HANAZONO

スタイリスト・デザイナー・衣装制作,MD,パタンナー、EC担当、アパレル販売職の就職はtfac

 

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東京服飾専門学校 次回オープンカレッジの日程

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~就活室便り~#56 Bleach

~就活室便り~#56 Bleach

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。娘がダイビングの
ライセンスを取ることになって、この寒いのに海まで行っていまして、
海は大好きではありますが、寒中に潜るとか、とにかく辛いことはす
べて若い人に任せようと思います。ダイビングで思い出すのが、以前
1回肺の病気をしたことがありまして、退院するときにお医者さんに言
われたのが、50メートル以上の高さからの飛び込みと、100メートル以
上の潜水はやめたほうがいいかもしれない、と、いうことでした。ま
あそのような機会は病気以前も以後もないのですが、50メートルから
の飛び込みは素人にはむしろスイサイド・アタックでしかなく、75メー
トルからの高さの飛び込みに挑戦した方もいらっしゃるようですが(ち
ょうどゴールデン・ゲート・ブリッジがこれにあたるようです)、約1300人
の方が挑戦して生還されたのは20人ほどだそうです。しかし、命がけ、
っていう言葉は確かにありますが、よく命を懸けて飛び込みに挑戦します
よね。まったく頭が下がる思いです。

100メートルの潜水、と言ったら成功しているのはジャック・マイヨール
くらいで、なかなか誰もができることではありません。50メートル飛び
込みも100メートル潜水もできなくても、不便を感じたり、悔しい思いを
したりしたことは一度もありません。

ダイビングのライセンスについて、詳しいことは本当に知らないのですが、
とにかく、プール1回、海で2回の講習をこなすと、18mまで潜水可能の初級
ライセンスがとれるそうです。それだけ潜れればもう全く違う世界を見れる
のでしょうが、なんかもうそんなに頑張らなくてもいい歳になってしまって、
海なら海岸、砂浜で磯焼でいいですし、ウインタースポーツにチャレンジし
たいね、とたまに夫婦で話したりすることもあるんですけど、やはり合言葉
は「整備された緩斜面」です。自然に挑むのは若いうちに限りますよね。海
辺で磯焼とビールか、雪見で熱燗でもう充分です。若いみなさんは頑張って
自然にチャレンジしてください。

そんな海にまつわる話をしながら、今回お届けするのは45rpmさんの展示会
レポートです。今回は11月~来年年明け店頭、ということで、冬~来春までを
網羅している結構広めの季節を扱っています。その中で冬のテーマが「海」、
ということになっていて、海とクリスマスがモチーフとして同居しています。
というわけで、ちゃんと最初の海の話とつながりましたね。まずは写真を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回大人気の手書きバンダナシリーズですが、海の色を意識しながら一方では
サンタが飛んでいたり、ツリーのオーナメントが陳列してあったり、11~12月
の海とクリスマス、どちらの雰囲気も盛り上げています。

 

45rpmさんの展示会にお伺いするのがこれで何回目かはわかりませんが、毎回
毎回新鮮な驚きがあります。昔はそうではなかったかもしれませんが、自分た
ちの作りたいものを作るために、素材、糸、染料まで、こだわられて企画・制作
している会社は他にはほとんどなくなってしまいましたし、クイックレスポンス、
コストダウン、等々は各アパレルが真剣に取り組んだものの逆にものづくりのこ
だわりに関しては少しずつ後退していったかな、という感があるのは否めません。
コストダウンのためには大量生産は必須で、結果、大量に在庫を抱えるリスクも
あり、それがアパレル各社の経営を圧迫している一要因でもあります。以前大手
アパレルの中では、将来の追加発注をちらつかせ、国内の仕入れ先に原料から工場
の生産枠から、仕入れ先にリスクを持たせ、つまり原料は発注書もなしで仕入れ先
のリスクとして在庫を積ませ、工場には他の仕事を入れさせずに、追加発注が決ま
った場合は短期間で納品させ、追加が決まらなかった場合はそのまま知らんぷり、
という例を何回も見てきました。しまいには、仕入れ先が用意した原料より追加
発注の量が多いような場合、当然原料の追加生産をしなくてはならないのですが、
その分伸びた納期に対して、「納期遅れ」のクレームをつけ、値引きを要求する、
あるいは期末に余った在庫に関して、納期が遅れたから、ここに欠点があるから、
と、返品を要請するメーカーも多々ありました。そうして、自分の会社だけは生き
残ろうとしたんでしょうけど、特にひどい仕打ちをしていたアパレルで現在継続し
ている会社はありません。なんか自分だけ助かろうと思ってもそういうのって実は
難しいんですね。

それがその後よりコストカットを求めて中国をはじめ海外の仕入れ先と付き合うよ
うになると、まず注文時と出荷前に全額支払わねばならず今まで得意だった支払い
保留、という脅し文句が使えません。あなたのリスクで、と言ってみたところでき
ちんとした契約と支払いがなければ相手にもされませんし、言うことを聞かなけれ
ば来期からは取引停止、と、言っても彼らにはアメリカ、ヨーロッパをはじめとす
る日本のメーカーとは比較にならない大規模のビッグバイヤーが控えているので、
口うるさいだけで発注数量も少ない日本のメーカーがなくなっても痛くもなんとも
ないんです。きちんとした国際取引の交渉が不得手な日本のメーカーが、たとえ不
良品の名のもと製品の返品に成功しても、その前に払った関税と消費税は返ってき
ません。そして、そんな返品を強要するような会社とは二度と取引はしてくれず、
また次のシーズンに向けて新しい工場、仕入先の開拓から始めなくてはならないと
いう、ただただ忙しいけどなかなか結果が出せないメーカーが多いような気がしま
す。そうしたクレームを仕入れ先につけずに継続した取引を約束すれば、生産面で
は安定するようになりますが、今度は余剰在庫に苦しむことになります。そうする
とユニクロさんのように、大量生産する場合にはなるべく流行り廃りもないもの、
定番的な商品が中心となり、商品に差がなければ値段の勝負ということになり、そ
うするとより大量生産をする会社にはかなわなくなります。かといって特徴のある
製品を作ろうとしても海外生産の場合は最低生産数量が大きく、それではそういう
ものだけでも国内で、と考えても今度は値段が全然合わない、同じブランドで同じ
アイテムが、ちょっとしゃれているとしてもかたや5万円、かたや7千円、といった
らなかなかブランドとしての商品の整合性がないですよね、

現在、日本の洋服の生産量は年30億枚だそうです。そのうち、約3割は毎年の定番、
ということで来期に持ち越しているそうです。スーツとか、毎年形が変わるわけで
はない商品がこれに当たります。

現在日本人消費者が年間に買うアパレル製品は12~16着だそうです。人口1億2千万の
うち、新生児や高齢で寝たきりの方まで、国民全員で頑張って一人16着を買ったとす
るとそれでも2億着が余剰生産となり、全員の買う数量が年間12着だった場合は7億着
近くが余る計算になります。それだけ服の必要のない人までカウントしているので、
実際はどれくらいの余剰在庫なのか、これは想像するしかないのですが、某超大手ア
パレルの社長さんのインタビューでは30億の約半分が余剰、と、おっしゃっていまし
た。それでは、その製品たちはどこへ行ってしまうのか、バーゲンをやらず安く売る
くらいだったら、棄てて、燃やしてしまったほうが良い、というポリシーの元在庫を
廃棄処分されていたのが菊池武夫さんですが、ご本人含め、今はそんなことも許され
なくなりました。それでは現在は余剰在庫はどうしているのかというと、これはちょ
っといろいろ言うのが難しいところがあります。たとえそんな在庫が隠れていても、
シーズンが変われば新商品ばかりが店頭に並ぶようになりますよね。一部はリユース
屋さんに引き取ってもらう、社販での販売、等々いろんな方法がありますし、中には
ちょっと人に言えない話を聞いたりもします。現在コストアップの理由であらゆるも
のの値段が毎日のように上がっていますが、そんな流れに全く乗り遅れてしまってい
るアパレル業界、その背後には在庫の問題があるのはいなめません。

 

45rpmさんの展示会を紹介する前になんか暗い話になってしまって申し訳ないのです
が、上記の例は45rpmさんには全く当てはまらず、決算は連続増収増益というボード
も展示してありました。そしてリメーク品が驚異的な伸長率、というポップもその隣
にありました。

プロパー率、という言葉があります。つまりシーズンを通して定価販売がどれくらい
あったのかをパーセンテージにしたものです。たいていの場合、まず定価で販売、そ
の後優良顧客だけを集めた先行セール、期間限定セール、というような順で続き、シ
ーズン終わりになるとショッピングモール全館がセールになったりしますよね。それ
以外の定価(プロパー販売)率は、60%以上を目標に計画し、実際には30~40%が
一般的です。今回お話をお伺いしましたら、45rpmさんではまずセールはやらない、
ということ、それでもどうしても残ってしまった在庫、それと傷あり、と判断されB品
ではねられたものが約1割あるそうです。っていうことはプロパー消化率が90%‼、っ
てそれ自体がちょっと信じられない数字で、なんかそのことを当たり前のようにさら
っと流して説明されてしまったことはさらなる驚きでした。その残った1割を刺繍とか
の加工を新たに施し、付加価値を付け加えて元の値段より高く販売し、それが驚異的
な伸びを示しているって、これが驚きでなくて何なんだろう、っていう感じですよね。
大量生産とコストカットに頼らないお客様の欲しい商品、欲しい量を結果納得できる
値段で、クオリティはお値段以上で、と、そんな経営、ブランド運営って、たとえ頭
では理解できても実際にやるのは難しいですよ。簡単だったら全アパレルが黒字にな
っているはずで、いろいろ学ばせていただくことは多いですし、それ以上にそれだけ
こだわったものづくりをこうして見せて頂く機会があるのはまさに至福のひとときです。

すいません、こういう話は最後の締めくくりにしようと思ってたんですけどちょっと
話が長くなってしまいました。楽しい商品を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらが11~12月の商品です。インディゴを中心にしながら多彩な色、柄で海を表現
しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の展示会紹介シリーズでもたくさんのスロー織機を紹介してきましたがこちらは
スロー編み機で編んだニットです。空気の入り方が違うのか、やはりテンションの弱
い編み機で編むと違うんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスらしくインディゴカラーだけでなく、赤も当然入ってきます。トレーナー
の胸には「SANTA」の文字も見えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このボーダーの配色だと結構どんな色にも合わせられてGOODですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水玉のパッチワーク。配列も結構ランダムで手仕事の特徴で色の抜け方も結構ランダム
です。自分だけのオリジナルな水玉を、という感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍染のジャケットはかさ高で年内はこれだけで行けそうですね。ストールは結構超絶触
り心地です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは年明け店頭商品です。色も明るく、春を感じますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社内スタッフの手書き図案のバンダナとニット製品です。少し見にくいかもしれません
が、ニットにランダムに横スラブが入っているのが見えるかな、と、思います。そうい
ったスロー編み機のたまものの製品と、プリントもわざとかすれたような加工をしてそ
れが味になっているとのこと。ただ、それだけ手間がかかっている、ということの証拠
となっているので、実際に加工を依頼された工場さんも結構苦労なされてると思います
けど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春のセットアップ。個人的にはグレーのジャケットが大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさしく手編みのニットです。この編みをできる方が中国の60代の工員さんしかいない
らしく、他にできる方を探しても結局その人にお願いすることになってしまうようです。
糸は十分にラスティックなのに着たら非常に気持ちのよさそうなニットです。世の中、
凝ろうと思えば凝れるだけ凝れる、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特徴的な巨大のれん。外国人のお客様で日本文化好きな方には特に人気のようです。今
年の秋には銀座に旗艦店がオープン予定で、そこでは漆喰から何からこだわって和のテイス
トで展開される予定だそうなので、そういうところに映えそうですし、外国からの観光客
の方々に大変喜ばれるんじゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍染の生地で来年の干支の羊のマスコットを作っていらっしゃいました。干支マスコット
は毎年作っていらっしゃるそうで、ただ人気過ぎて売り出しを開始したらすぐに売り切れ、
というくらいすごい競争率らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気の藍染、「藍職人」のコーナーです。現在は藍の栽培にも手を出されているほどのこ
だわりよう、デニムはデニムで、藍は藍で、よく言う育て方が少し異なるようで、ハケ
を中心に柄として色落ちしていくデニムと、全体的にしっとりと色がなじんでいく藍、
実際、ある程度の年月を一緒に過ごして、どちらがより自分に合っているか、ということ
だと思うんですけど、いずれにしろ長い年月を一緒に過ごしてからの判断となると思いま
すが、逆にその年月を一緒に過ごした服はもう手放せないんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藍染はニットにも及びます。長く着続けたい商品ですね。

ちょっと駆け足でご覧いただきましたが、製品にこだわろうと思ったら織からこだわる、
編みからこだわる、色を突き詰めていけば染料にこだわる、染め方にこだわる、そして
それ以上の風合い、表面感にこだわろうと思ったら糸からこだわる、綿からこだわる、
と、どんどんものづくりの根幹に帰って行って、そのこだわりが評価されている、という
ことだと思います。ただ、なんでも手間暇かければいい、というわけではなく、ここだ
けは手を抜けない、とか、ここだけはこだわりたい、とかそういった見極め、蓄積した
ノウハウ、本当に価値あるものの理解、お客様からの情報とマーケティング、そしてい
くらこだわりのものづくりに徹しようとしても、コストの問題は必ずついて回ります。
その判断をするのは当然経営者、ということになるのでしょうが、いつもこちらに訪問
していろんな方にお話をお伺いしても、社員全員が同じ方向を向いている、というか、
ここをこだわっている、これだけは譲れない、という点が気持ちいいくらい一致している
点がいつも気持ちいいです。

今回もこのブログにまさしく甚大なご協力をいただき、まだ店頭発表前の製品を、どうぞ
いくらでもお撮りください、と、言われるのは恐縮するとともにびっくりします。いくら
写真が撮られてもそんな簡単にまねできるか、工場は、ノウハウはあるのか、という自信
の現れかな、とは思いますがよく考えたらそれってすごいですよね。

 

次回の展示会には当校学生もぜひ見学に来てほしい、とのお言葉をいただき、今回はファ
ッションショーの準備と重なる時期だったので学生に声をかけるのもはばかられましたが、
次回の展示会には志望者をぜひ参加させてあげたい、と、思っています。とにかく料理だ
っておいしいものを食べたほうが上手になるし、服作りもいいものを見て、触って、体験
したほうが上手になるのに決まっています。表題「Bleach」はニルヴァーナのマイナーデ
ビューアルバムのタイトルですが、このアルバムの評価と経験が次作かつメジャーデビュー
アルバムの「Nevermind」の超特大ヒットにつながったんだと思います。経験、どんどん積
んでいきましょう。ずうっと応援しますから。

 

ここまで展示会レポートを続けてまだフランス展とギフトショーが残っています。なんか最
後まで本当に終わるんだろうか、という一抹の不安が残りますが、とりあえず出来るところ
まで頑張っていきます。次回レポートにもご期待ください。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

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~就活室便り#55~Sea of Sand

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。寒い日も
そろそろ終わりが 見えてきたかなあ、と期待を含めて思う
このごろです。この原稿を書いて いるのは実際は都心でも
雪が積もった後のことで、実際にはものすごく寒 い日なの
ですが、今後少しずつ気温が上がっていく予報を見ていると
何と なく期待が止まりません。まあその分花粉の季節もやっ
てくるのですが、 今年は花粉以前に腰痛が収まらず鎮痛剤を
含めいろんな薬を飲んでいるの で鼻炎薬がまだ飲めていませ
ん。何かが飛んでいるのはわかるのですが、 立っても辛いし
座っても辛いこの腰痛が少し収まるまでとにかくいろんな こ
とを我慢して耐えるしかなさそうです。なんだかこの時期結構
忙しくて、 休んでお医者さんに行く、というわけにもいかず、
薬を飲んだりいろんな ものを貼ったり、と、しのげることでし
のいでいます。なんか暖かくなれ ば少し違うのかなあ、って、
そういう期待もあって、早く暖かくなれ、と 祈るような毎日
です。 というわけで、話の内容とは全く関係ないんですが、
某社のあったか素材 でできた猫用ベットからなかなか出られ
ない猫の写真でもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前回も関係ない話でなかなか本題が進まなかったんでしたね。
すいません。 今回はばっちりどんどん本題に進んでいきたいと
思います。

時系列的に行くと、イタリア展のすぐ後にお伺いしたのはキュ
リアスデザ インさん、ブランド名Parc.1さんの展示会なのですが、
写真がありません。 いつもこちらの社長と話は弾むのですが、弾
みすぎて他のお客様で満員に なるまでただお話をするだけで終わ
ってしまい、なかなかそこから先に進 みません。ただ、来期の、
企業連携講座の話はしっかりできましたので、 MD用の講座にす
るか、デザイナー用の講座にするか、これは早急に考えた いと思
います。いずれにしろアパレル業界各社で、次世代の人材育成、と
いう話が出て、それに向かっていろんなことで協力していこう、と
いう約 束をいろんなところでするようになりました。新しいものを
どんどん取り 入れながら次世代のアパレル業界を担う方々の手助け
を少しでもしていけ たら、と、思います。なんか展示会廻りしてい
てもそんな話ばっかりで、 とにかく1人でも学生が興味を持つ内容を
充実していけたらと思います。
次におうかがいした展示会は「大日本市」、という展示会でこちらに
は今 回初めての参加です。以前ご紹介した小森縫製さんの小森社長
からご案内 いただき、どういう展示会かはよく存じ上げませんでし
たが、とにかく見 てみよう、と、思いお邪魔しました。

大日本市のスタートは2018年、日本の工芸をベースにした生活雑貨品
を商 う中川政七商店さんが主催者として、自身のサイトで紹介してい
る会社を 各種小売店様に紹介する展示会で入場者は毎回3000人近くに
なるので、規 模としてはイタリア展を越しています。商材が食品、ファ
ッション、タオ ル等の雑貨、ハサミ、包丁、焼き物、漆器、等々多岐に
わたり、会場に入 った途端あまりにも来客数が多いのでびっくりしまし
た。一部のブースで、 お話をお伺いしようと思ったらいつまでもお客さ
んでいっぱいで、お話を あきらめたブースもありました。それくらい盛
況なだけでなく、皆さん真 剣に仕入れの話をされていたので何も買わな
い私があまり商売の邪魔をす るのも申し訳なく、ちょっと遠慮気味の訪
問になりました。

最初にお伺いしたブースは丸枡染色さん。今時では珍しく、柴又でプリン
ト工場を運営されています。インクジェットプリントがお得意で、当然ア
パレル向け生地染色加工もやっていらっしゃいますが、自社でスカーフの
企画・販売もしていらっしゃいます。つい最近まで銀座東急プラザの入り
口入ってすぐのところにショップを構えていらっしゃいました。東急プラ
ザの売却、運営母体変更のため閉店されましたが、銀座東急プラザのオー
プニングからクローズまで出店していたのは丸枡さんだけだと思います。
当然アンテナショップの意味があったとは思いますが、特に銀座のテナン
ト料がプロモーション目的だけで済む金額であろうはずがなく、ご商売と
して成果を残していた、ということだと思います。今回の画像をご覧くだ
さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然インクジェットプリントなので色数に制限はありませんが、だからと
言って際限なく色数を増やしても目がちかちかするだけなので上品に見え
るバランスにするのが難しい点ですね。写真をもう1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラデーションとか、同系統の色のコンビネーションとか、そんなのが一
番効果あるかな、と思います。
丸枡さん、学校の授業での見学で物理的に訪問できる唯一のプリント洗工
場かな、と、思っています。お互いの都合もあるので具体的なスケジュー
ルが合うかどうかはわかりませんが、プリント工場見学の唯一のチャンス
なのでなんとか実現するよう交渉していきたいと思います。
次に、OOO(トリプルオー)さんをご紹介します。桐生の刺繍屋さんなの
ですが、世にも珍しい糸のアクセサリーを制作していらっしゃいます。ど
んなものか、まず写真をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくわからないかもしれませんが、ネックレスの丸い部分が、、石とかそ
ういうものを通しているのではなく、100%糸なんです。もう1枚写真をど
うぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはシルク100%のアクセサリ。本当に丁寧な刺繍ですよね。
なぜ刺繍でアクセサリーが、というところですが、元生地が水溶性の生地
で、 そこに刺繍を施し、最後に洗うと糸の部分だけが残り、アクセサリー
の完 成、というのが秘密らしいです。それでも元生地がなくなり糸だけで
商品 として成り立つ強度のものを作るのはそれは大変でしょうし、最後の
洗い もきれいに元生地を取り除くため結局手洗いになるようです。それだ
け高 度な技術と手間暇がかかっているのでお値段はやはりそれなりにしま
すが、 その価値がわかる人にはむしろバーゲンプライスかな、と思います。
写真 をもう1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真ん中に少し糸が写っていますが、とにかくすべて糸製、刺繍のたまもの
です。刺繍にしろ織物にしろ一度本校の学生にも見せてあげたいとは思う
のですが、やはり物理的な距離の問題があって、ちょっと考えざるを得ま
せん。それでも何かの機会があれば、と、思っています。工場は現地まで
いかないと見学はできませんが、製品は中川政七商店、蔦屋をはじめ都内、
首都圏の各店舗で見ることができます。一度ぜひ本物をご覧になってくだ
さい。世界中こんな商品を作っているのは日本だけ、OOOさんだけです。
そんな日本だけの技術って、刺激的ですよね。いいものはいいものとして
この技術がいつまでも次の世代に受け継がれていくといいですよね。

次に御紹介するのはSILKKIさん、シルク製品を幅広いアイテムで展開して
いらっしゃいます。SILKKIはそのブランド名で、会社名は桐生整染商事株
式会社ちというお名前で、ドビー、ジャガード等、柄織物で有名な機屋さ
んです。そこが取り扱いの得意なシルクを活かし、いろんな製品を展開さ
れています。まずは画像ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真ん中のブランケット、実は製品製作時にどうしても付きまとう裁断くず
をニードルパンチの手法で元布に付着させ、製品としています。裁断くず
は形状が毎回異なるため当然全て一点ものとなります。シルクの裁断くず
なので風合いは超絶、そのパーツを肩入れしてニードルパンチで貼り付け
る、という手法が大量生産できるわけもなく、とにかくどこかのショップ
で出会えたら即買いのつもりでいた方が良い製品ですね。他の写真も見て
みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニードルパンチ、という手法を先ほど何の解説もなしにさらっと申し上げ
ましたが、わかりやすく言うと、生地の表側に接着する材料を置き、それ
を生地の裏側から剣山でたたくと表側の素材の糸が裏側の生地の繊維とか
らみ接着する、という方法で、接着剤、接着芯を使えばその部分は固くな
るし、いちいち縫い合わせていては手間もそうですが、縫った部分はぼこ
ぼこだし、表に乗せる素材も縫い付けられる素材に限られます。上の写真
の緑のボーダーと黄色のボーダーの部分、これは糸どころかわたの状態の
繊維を置いて、裏からニードルパンチしたものです(本当に手で剣山で叩
いているわけではありませんよ。ちゃんとそういう機械があります)。わ
たを縫うわけにいきませんよね。そして糸にするために撚ったりしていな
い、なま糸というかなまわたって、ちょっと風合い超絶ですよ。当然1点
もの、ちょっとしたわたの置き方で柄はいかほどにも変えられます。私は
いつもなまわたニードルパンチを見るたび吸い込まれるようにさわりに行
ってしまうんですが、みなさんも機会があったら是非さわってみてくださ
い。ほんとうにしびれますよ。ま、これ以上は風合いオタクの道に入って
しまいますのでやめておきますが、みなさん、とにかく1回一緒にしびれ
ましょう。超絶風合いって、人生変わります。
お次はこの写真。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


交織、という方法があります。経糸と緯糸を別の素材、色で織ると、表面
には経糸、裏には緯糸だけが表面に出ます。一番イメージしやすいのはデ
ニムですね。表から見ると経糸の藍色だけが見え、裏から見ると緯糸の白
だけが見えます。それが表の色が落ちてくると裏の白も目立つようになっ
てくるんですよね。 写真のシャツですが、一見してリネンのシャツに見え
ます。ところがこれ も交織になっていて、緯糸はシルク100%、つまり見
た目は麻でも肌に触れ る内側はすべて絹、という製品です。化粧品になっ
ているくらいシルクは 肌にも良く、しかも不思議なことに暑い時には涼し
く、さらさらした風合 いが心地よく感じられ、寒いときはなぜか暖かいん
です。ざっくりしたリ ネンの表面感と繊細で肌に優しいシルクの両面を併
せ持つ、結構究極の素 材ですよね。そしてこのシャツの製作段階で裁断し
た生地の切れ端は先ほ どのニードルパンチブランケットに生まれ変わりま
す。なんにしろ気持ち いい素材を着るって、最高の贅沢ですよね。そんな
贅沢をもう一つ。下の 写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルクのソックスです。吸湿性、放湿性、温度調節に優れ、肌に優しく、
菌の繁殖を抑制する静菌効果があるので防臭、消臭効果もあり、まさにソ
ックスとしては究極の素材かもしれません。ネックは値段と耐久性ですが、
それに目をつぶっても究極の履き心地を求めたい方は是非どうぞ。こんな
いいものに出会うとうれしくなります。しかもご担当の方は、部門こそ違
え、以前勤めていた同じ会社の方でした。勤務地も違うんで初対面でした
が、こんないろいろなことがあるんですね。

次は桐生から場所は浜松に飛びます。浜松といえば日本有数の綿の産地で、
その染色整理の技術も世界で名だたるものがあります。そんな浜松から参
加されていたHUISさんをご紹介します。まずは写真から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただの綿のシャツが並んでいるとお思いでしょうが、触ると実は全然違う
んです。生地の滑らかさもそうですが、ちょっと触ると伸縮性、弾力に富
んでいて、まさか綿100%とは思わず、ポリウレタン混かと思っていまし
た。またあまりにもなめらかで光沢に富んでいるのでひょっとしたらレー
ヨン、リヨセル等の再生繊維が入っているのかと思っていたら、全部綿
100%、ちょっと衝撃でした。世界史で産業革命を習った時、まずワット
の蒸気機関の発明があって、そのあとはジョン・ケイの飛び杼の発明だっ
たことを覚えている方もいらっしゃると思います。織物の緯糸を通してい
く道具なのですが、よく手織りの機でくさび型の道具を経糸の間に通して
いるのを見たことがある方がいらっしゃるかと思います。画像を見なくて
はわからないかな、と思いいろいろ探していたらHUISさんのホームページ
に写真がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが白いバッグの前にある木製のも の
がそうです。産業革命時にはこれが最も早く緯糸を送る装置でしたが、 今
はウオータージェット(水の力で緯糸をおくる)や、エアジェット (空気
を使用)といったさらなる革新織機が完成し、この飛び杼を使った 織物は
ほとんどなくなってきていました。ちなみに、飛び杼は英語で (っていう
か元々が英語なのですが)Flying Shuttleと言います。あの スペースシャト
ルもこのシャトルに恰好が似ていて、緯糸のように宇宙 と地球を往復する、
というところからきています。シャトルバス、とい うのもその往復からで
すね。 かくも有名なシャトルですが、とにかく織機としては絶滅危惧種で
す。 もはやこの織機を生産しているメーカーはどこにもなく、当然故障も
多く メンテナンス、部品の確保も大変、とほとんど良いことがないように
見え ます。しかも同じ生地を織ったらエアジェットを始めとする現代の織
機と 比べて1/8~1/10スピードがせいぜいでしょうか。とにかく効率の悪い
マ シンです。 でもはっきり言ってできる生地の風合いが全然違うんですね。
これは織機 だけでなく縫製時のミシンも一緒で、テンションをかけずにゆっ
くりゆっ くり作ったものに結局かなうものはありません。現在のネット販
売で見た 目が全く同じに見えて値段が全然違うものがあったらみなさん必
ず安いほ うを選ぶと思うんですけど、実は着てみたら大違い、ということ
がこの業 界の面白いところであり難しいところでもあります。一番最初に
お話しし たParc.1の社長さんが、パリ出張時にもラグジュアリーブランドの
お店に 入っては全生地触りまくり、同じ記事の名前がついていても雑魚と
本マグ ロ大トロくらい違うんだ、とショックを受けたお話をしていました。
風合いが絶妙なだけでなく、伸縮性に富んでいるのでもしや、と、思った
ら洗濯してもしわにならないのでアイロンもいらないそうです。なんかそ
れって結構すごいと思いません?そんな本物の価値をわかる人、ぜひおす
すめですよ。他の商品も見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャツもワンピースも着たら体についてくるので楽で気持ちいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リネンも当然シャトル織機です。そんなHUISさんの商品は渋谷スクランブ
ルスクエアに常設店があります。この後渋谷に行ったときに私も拝見して
きました。とにかく、生地はさわれるだけさわりましょう。それが服作り
のすべてのスタートですから。

HUISさんは歴史ある機屋の遠州織物さんが始めたブランドですが、実は
浜松在住の方々があまり遠州綿を知らないようで、歴史ある地場産業の
宣伝のため、という目的もあるようです。次世代につなぐ技術、ここでも
満載です。シャトル織機とともに、いつまでも継承していって欲しいです
ね。

最後にお招きいただいた小森縫製さんにたどり着きました。写真をご覧く
ださい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の上位のカラーバリエーションは豊富です。こちらもやはり特注リネン
使用です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着やせするデザインが特徴の小森縫製さん、60代の女性が2サイズは細く
見えるパターン、そして着やすいパターンが完成されていて、お話をして
いたらなんとそのパターンを使って縫製の授業をやりましょうか、という
お話をいただきまさに渡りに船です。現在売れているデザインを売れてい
るパターンを使い売れている素材で服作り、基本的に自分の作りたいもの
だけ作っている毎日からお客様を想定しての服作りがどれだけ大切な意味
を持つか、これは本当に貴重な体験になると思います。今後早急に打ち合
わせする約束をして会場を後にしました。

この日はこの後、フランス展と45rpmさんの展示会をはしごしたのですが、
とにかく情報量が多すぎて字数をオーバーしっぱなしです。次回にまた展
示会レポートをみっちりお伝えしていきます。

今回のタイトルは最初絶対に「Made inJapan」にしようと思ってたんで
すけど、「継承」の話になってしまって継承をテーマにした曲からタイト
ルを選ぼうとおもったら、継承をテーマにした曲なんてほとんど思いつ
き ません。世界中のロック/ポップス界は今の刹那に生きてるんだな、と
改 めて気づかされた次第です。

超マイナーなイギリスのグループで、Pacificというグループがポスト パ
ンクとよばれるムーブメントから出てきました。そんな彼らの曲で知っ
ているのは「Sea of Sand」、という1曲だけで、というかその1曲を知っ
ているだけでもかなりのポストパンクオタクだったということがバレバレ
です。その曲が何でそんなに印象的だったかというと、普通の英語の歌詞
以外に日本語のナレーションが入っていることです。イントロから、「家族
と友人たちへ/たとえ月日が流れ去っても/暑い浜辺で時を過ごすように/僕
たちが暮らしていくことを/熱い思いを込めて」、とのナレーションで始まり、
中間部では、「続けていこう、いつまでも/君たちの愛する者たちの心を込
めて」、というナレーションがまた入ります。これはメンバーの友人の日本
からの留学生に語ってもらった、という話を読んだことはあるのですが、
い ずれにしろマイナーすぎて情報が足らず詳しいことはわかりません。でも、
ビートルズみたいに、「これからは君がこの重荷を背負っていくんだよ/ずー
っとね」、とか言われると継承する気もなくなってしまいますよね。よって
今回の題はSea of Sandで行きます。続けていきましょう。いつまでも。

なんか話題が多すぎて展示会レポート、全然進みません。次回もダッシュ
で 報告していきます。 ではまた。

 

HANZONO

 

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~就活室便り#54~ Venus in Furs

~就活室便り#54~ Venus in Furs

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。「冴え返る」、
という言葉があります。これは、春になって少し暖かくなりか
けたと思うとまた寒さがぶり返す状況をいう言葉で、そんな状
態を三寒四温、とよく言ったりしますが、三寒四温は元々中国
の冬の季節を言ったもので、日本でも季語としては冬、だそう
です。私は俳句はやらないのであまり詳しくはないですが、冴
え返る、うーん、どうでしょうかね。どうしても三寒四温と言
ってしまいそうです。

「冴え返る」にはもう一つ意味があって、光や音などが非常に
くっきりと鮮やかである、という意味で、「月の冴え返る夜」、
というような使い方をするそうです。寒さがぶり返した夜の月
って、確かに異様にくっきり見える感じはしますよね。この季
節は気候も天気も不安定になりがちで季節をあらわすいろんな
言葉があります。一度歳時記を眺めてみるのも面白いかもしれ
ませんね。ちなみに、「こたつ猫」は冬の季語で、「はらみ猫」、
「猫の子」、「子猫」は春の季語だそうです。そんな季語通りの
写真をアップしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは以前我が家の庭(、と呼べるほどのものではないので、
空きスペースくらいが正解です)でとある猫が生んだ子猫た
ちです。この写真はもう2か月に近いころに撮ったものなので
すでに猫のかたちをしていますが、それまでは、もう、なん
て言ったらいいか、なんか完全に違う生物でした。それを家
族全員で必死に猫のかたちになるまで育て、ただこの時には
もう成猫が4匹いたのでさすがに8匹は多すぎだと思いこの子
たちの里親を募集し、みんな巣立っていきました。1匹を除い
て。それ以外の3匹は写真を載せたとたんサイトがつながりに
くくなったほど人気で、結構な争奪戦の様相を呈しつつ里親
がすぐ決まってしまいました。そして1件も問い合わせが来な
かったのが右下の子で、結局今でもそのまま我が家にいます。
最初はかった時はたった70グラム台だったんですよ。初めて
の新生児飼育だったので頻繁に獣医さんにお伺いし、いろい
ろアドバイスをしていただいていたのですが、獣医さんいわ
く、100グラム以下の新生児の生存率はほとんどゼロって言
われてしまい、結構精神的にも辛い状態から始めた飼育の結
果、今はもう6キロ超え、上に乗っかられるとちょっと息を
するのも難しいです。そんな巨大猫を毎日見ているとまた
「猫の子」、「子猫」に会いたくなります。ところがこの子達
以来なかなか出会わないので、なんか今年くらいそろそろ会
えるかなあ、とか思ったりするんですけど猫拾いたい、とい
うような話をすると家族が露骨に嫌な顔するので悩みは多い
です。でも、子猫って、本当にかわいいんですよ。みなさん
も、春は子猫ゲットのチャンスですよ。そしてもし複数拾っ
てしまってお困りの場合はぜひお声がけください。

「冴え返る」の話でしたね。この原稿を書いている現在はも
う十分に冴え返っています。というかちょっと冴えすぎです。
寒の戻りとか余寒とか、いろんな言葉がありますけど、なに
も戻りすぎなくったっていいですよね。なんか春って、期待
が大きいだけに裏切られると結構つらく、物理的にも精神的
にも結構大変な季節ですよね。そんな春には展示会も花盛り
で、新しい出会いも多く、そんなレポートを何回かに渡って
お送りしていきます。

 

㋁の3日から5日の間に訪問した展示会の一覧をご覧いただく
と以下のようになります。

 

・モーダ・イタリア

・Parc1(個展)

・モード・イン・フランス

・大日本市

・45rpm(個展)

・ギフトショー

・LIFE&DESIGN

 

3日間の歩数合計は優に10万歩を超え、久々に歩き疲れた1週
間でした。どこから報告していこうか、迷いますが、とにか
く訪問順にいこうかな、と、思います。

 

 

まずモーダ・イタリアから。今回で多分77回になると思うの
ですが、参加も121社の参加という、非常に迫力のある展示会
となっていました。来場者も2000人近くと、インポートオン
リーの展示会としてはかなり多めな来場者数となっています。
まずは写真を1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろんイタリアにも安いもの、ファストファッションは浸
透していますが、わざわざ日本まで連れてくるのは素材、縫
製、どれをとっても高水準のものばかりです。そして日本で
はあまり見られなくなった素材を扱っているメーカーも、専
業が4社、部分使いを含めると結構な割合のメーカーが出展し
ていました。その素材とは、毛皮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真はARTICOという、創業30年以上になるメーカーで、
ムートン、カシミヤ、等高級素材をそろえていました。毛皮
製品も今回展示しているものは全てリアルファー、というこ
とでした。それ以外でもトリミング、等にリアルファーを使
っているのが下のメーカーの写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上等のフォックス・ファーをふんだんに使っています。やは
り高級感はありますね。

世界的にムートンは食用羊肉の残りだから残酷ではない、と
いうことがほぼ常識となっていて、ファーのような徹底的な
排斥運動はないようです。それは他の皮革関係にしても同じ
ことが言えます。私は以前革製品をかなり企画販売したこと
があるのですが、羊革も体に打撲傷があった、何らかの衝突
があった、というような場合、なめして原皮として加工して
もその痕は必ず残ってしまい、その部分を外して裁断すると
なると元々あまり大きくない羊革ではかなり取りが悪くなり、
その用尺を考えるとかなり採算の悪いものになります。では
その傷跡(大体は小さい年輪状のへこみの場合が多いです)
を避けずそのまま使用すると、日本の厳しい消費者からは必
ず「傷あり」、ということで返品になります。その他しわ,血
管痕、等チェックポイントはかなり多く、いちいちそれに対
応しようとしたらとてもじゃないですけれど採算が合わなく
なります。そんな完璧な見た目を要望されると、結局スーパ
ーブランドの製品に近い値段になってしまいます。逆にスー
パーブランドは捨てる部分が多いから見た目も値段も良い
、ということになると思いますが、それって、結局捨てる部
分がかなり多い、ってことですよね。

 

でも巷には現在安い本革製品があふれています。安くて傷の
ない原皮を作ろうと思ったら、どうしても打痕ができないよ
うな育て方をして早めに原皮として回収するしかないですよ
ね。ということは多分よっぽど狭い柵内での飼育環境で育て
て適当な大きさになったら即回収、というやり方しか考えら
れないですよね。

もっとも羊だけでなく牛、豚も食肉用飼育の環境の過酷さを
訴えている団体は数多いですから、逆にそれは皮革業界から
すると良い条件なのかも知れません。その他羊毛用の羊に関
してもその飼育環境の過酷さを訴える方々は数多くいらっし
ゃいます。いずれにしろ現代では遊牧して暮らす人はどんど
ん少なくなっていっていますが、運動量の多い羊もどんどん
減っていきそうです。

日本ではラム肉は、現在第3次ブームと言われていて人気の
食材であることは間違いないのですが、敷物やカーシート、
家具、等の使用量を考えればちょっと食材用より原皮使用の
方が多い気もしますが、まあこれは想像の話なのでなんとも
言えません。ただ、不使用部分は肥料やペット用フード、等
に加工している、というアナウンスが聞こえてきますが、実
はそれはミンクをはじめとする毛皮として使用される動物と
全く一緒です。違うのはミンク、フォックス等の毛皮用とさ
れる動物はその毛の部分をそのまま使うため、たとえ打痕が
残ってもその部分は毛に隠れて見えず、不良品扱いされない
ところです。さらに、ストレスのある環境で育てられた動物
の毛は抜けやすくなります。広く、ストレスのない環境で育
てられた毛皮用といわれる動物は、現在飼育されている動物
の中でも最もストレスのない環境で育っており、毛皮以外の
部分も捨てるところは全くなく、しかも当然毛皮は土に還り
ます。ステラ・マッカートニーは、毛皮の残酷なことは生き
たまま皮を剥ぐこと、と言っていますが、そんな飼育にも高
いコストをかけて、商品としても高級な素材を、生きたまま
皮を剥ぐなんて言うことをしたらきれいに毛皮を剥ぐことが
できず、結局用尺ばかりかかってしかも傷の多い価値の低い
ものにしかならないのです。ステラが言うような動画は、実
はYouTubeにはあふれかえっています。でも本業の毛皮業者
がそんなことする可能性はないのですから、どう考えたって
動物愛護団体、活動家の自作自演、ということになりますよ
ね。動物の命を救うために見せしめにその保護したい動物を
虐殺する、という心理が私にはよくわかりません。動物愛護
は愛護として真剣に考えるべきですが、それと無実の動物を
犠牲にして残酷な動画を作り世間に警鐘を鳴らす、というの
はあくまで違う問題だと思います。今後どんどんAIが発達し
ていくと、映像が真実かどうか、見分け方は本当に難しくな
っていきます。一つの問題を考えるにも複数の情報を集めて
判断していかないと物事の真贋の見極めはどんどん難しくな
っていきますね。

日本はまだしも寒いヨーロッパではやはり毛皮のコートを着
る女性の数は少なくなく、そして若い人々の間ではヴィンテ
ージ・ファーの需要が非常に高まっているそうです。新たに
作るのはよくなくても今までにもうあるもののリユースは、
これはエコ、という判断だと思いますし、リアルとフェイク、
これはファーの場合は全然違います。今までリアルファーを
見たことも触ったこともない若い方々が新素材、として飛び
つくのも無理はありません。合成皮革の場合は、今、ちょっ
と本革より良いんじゃないかな、と、思うもののいっぱいあ
ります。フェイクファーはリアルと比べて、軽さ、しなやか
さ、高級感、風合いなどの点では足元にも及びません。見た
目に関しては一瞬遠目から見るとわからないものは出てきま
した。基本的には石油精製品なので染色整理時にはその毛の
抜けたものはマイクロプラスチックとして流れていき魚のお
なかに溜まっていきます。裁断の際にはプラスチックの粉塵
が飛び、もし吸入してしまったらそのまま工員の肺に溜まっ
ていきます。それをエコ・ファーと呼び、環境にやさしい、
と謳うのはどうかとは思うんですけどね。

、となんだか話がエシカル方面に行ってしまいましたが、い
ずれにしろものごとはこの方面からこう見てこれだけが正解、
ということはありえず、どの方面からどう見てどう判断して
いくのか、これは自分で取捨選択していくしかなく、両極か
ら見ている方は、結局分かり合えない、というのが本当のと
ころだと思います。いずれにしろ地球にやさしくお財布にも
優しく温暖化を抑制し現在の生活の便利さ、快適さも失わず、
所得も減らず、経済成長が持続し、楽しく消費生活を続けら
れる、このような条件を全て満たす解決策が容易にみつかる、
という可能性はないと思ってください。何かをするためには
何かをあきらめる、誰かが何かのコストを負担していかなく
てはならない取捨選択の時代となっていて、それを選ぶのは
自分、ということを自覚しておいてください。

 

なんか話が逸れに逸れてしまいましたね。その他素材だけで
なくて、色、柄も当然イタリアっぽくて良いものが多かった
です。例えばこんな感じで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服だけでなく、バッグ、シューズ、小物等も当然充実して
いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカーフとかも高品質、高感度なものが多かったですけどそ
んな小物関係でも100ユーロ以下のものはほとんどないので
やはり今の為替レートではヨーロッパのものだけで商品構成、
というのはちょっと辛いですね。それでも多くのブースでバ
イヤーさん達が一生懸命発注していましたのでなんか少しず
つでもイタリアのものが売れていくといいですね。

 

先日、東京婦人服縫製協同組合の会合に参加したときに、会長
のスピーチの中で、ヨーロッパの方々が洋服をプレゼントされ
て本気で喜ぶものって、MADE IN ITALYとMADE IN JA
PANだけだそうです。話の根幹はそれだけ日本の縫製工場も海
外を見据えて日本の技術をプロモーション、海外からの受注を
増やしましょう、ということなのですが、やっぱりイタリア、
いいですよ。そして前回も思ったのですが、来ているメーカー
の男性が全員細身のズボンできちっと決めている、というとこ
ろで、イタリアらしい、と言えばそれまでなのですが、とにか
くゆるくて太いスタイリングの方はだれもおらず、そういう格
好をしているのは日本人の来客者だけです。細見がイタリア特
有なものなのかどうか、ちょっと判断しづらいところですが、
これが世界的な潮流になったらこれまでの服のシルエットから
180度変わってしまうわけですからこれは大きな事件といえます。
アパレルも対応に大変でしょうけど古着屋さんとかはシルエッ
トの変化に対応するのは無理なのでちょっときついですよね。
バイヤーの仕事って、世界中回って世界中の人のシルエット含
め観察しながら次に何が来るかを必死に読んでいく、っていう
のが結構重要な仕事で、ということは歩きながら考えて、考え
ながら歩く、という必要があって、結局体力は何にも代えがた
い資本です。みなさんもこのファッション業界で生きていこう
と思ったら足だけは鍛えておいてくださいね。

 

今回は3つくらいの展示会を紹介して一つの話にしようと思っ
てたんですけどなんか別の話が長引いてしまってイタリア展
しか紹介できませんでした。次回からはもっと飛ばしていき
ます。なんかためになるところがあったかどうかわかりませ
んけれど、取捨選択は自分で判断していくしかない、という
ことだけ覚えておいてください。オリンピック招致の時にIO
C委員に対する贅沢な接待の様子をテレビ、等でご覧になった
方も多いと思いますが、エシカル、環境、保護、等々の名目の
団体の本部はほとんどヨーロッパにあり、その専従職員の方々
はオリンピック委員と同等の暮らしをされています。皮革の
場合はLWGという組織が環境配慮レザーを生産しているメー
カーに認証を与えています。本部はイギリスにあり、申請す
ると2年間のカウンセリング、審査が必要となり、どちらとも
イギリス本部より招致しないと話は始まりません。審査に合格、
最終登録費用を払って認証を受けても、2年ごとの更新が必要と
なります。この団体に関して詳しいことは知りませんので実際の
ところは何とも言えませんが、他の認証団体は来日時には必ずホ
テルでバンケット、というのがお決まりになっているようです。
たとえそのバンケットで食品ロスが出ようが、Co2の排出が増え
ようがそれは全く別問題です。19世紀に世界で覇権を握ってから
ヨーロッパは国際ルールの創設、という権利をどこにも譲ってい
ません。国連も本部はニューヨークですが、それ以外のほとんど
の機関はヨーロッパですよね。アメリカでさえ取れないそんな覇
権を日本がいきなり取る、なんていうことはほぼ不可能です。と
にかく彼らと伍して、負けずに、一緒になって働き、ほんの少し
ずつでも自分たちの主張を繰り込んでいく、こんな大命題に皆さ
んは取り組んでいかなくてはなりません。展示会でもなかなか言
葉が話せなくって、なんて言ってるのは論外です。出るところに
はどんどん出て、主張することはどんどん主張していきましょう。

 

なんかイタリアのもの、デザインも出来も素晴らしい、負けずに
やっていきましょう、と、それだけ言いたかったのですが、今回
はちょっと話がそれすぎですね。すいません。次回からは展示会
情報満載で行きたいと思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

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~就活室便り#53~ In My Life

~就活室便り#53~ In My Life

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。最強寒波襲来で、
毎日つらいですね。家を出るのがこの季節は毎日夜明け前になるの
で寒さはなおさらです。やはり歳を重ねるごとにどんどん寒さがつ
らくなりますね。その代わり休みの日でも朝が早く起きるようにな
るので、結局起きれば必ず寒い、ということになります。そして少
しでも起きるのが遅いと耳元で猫が鳴き続けるので結局どんな日で
も早く起きなければならないのですが、最近では2匹そろって耳元で
鳴いたりします、朝からステレオ大音量、ていう感じで朝から大迫
力です。その犯人はこの人たちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前から出張の時だけは本当に朝寝坊ができました。ただ、不在中家
族の誰かに迷惑をかけているんだろうなあ、と、思い、その点では
出張時には少し申し訳ない気があったのですが、私が不在の時はそ
んなに朝早く起こす、ということもないそうです。なんか少し猫に
なめられている気分ですかね。とにかく朝ちょっと信じられないく
らい寝過ごした、というようなことが最後がいつのことだったかち
ょっと記憶にありません。いずれにしろこれからも早起きは続きそ
うです。

 

毎日そんな猫たちにせかされているせいもあるんですが、朝起きた
らアイドリングもなしでいきなり動けるようになりました。昔は朝
起きてからは当分ぼーっとしてて、コーヒー飲んだりなんかしなが
らやっと少しずつ動けるようになるとか、そんな感じだったんです
けど、いまでは朝起きたらすぐきびきびと動作が始まります。まず
最初に猫のごはんからなのは当然ですが、起きた後コーヒーを飲み
ながら30分後にごはん、とか言ったら猫たち本当に怒ると思います
ね。その前にやはりうるさくて根負けするかもしれませんが。いず
れにしろ会社から3,40分の所に住んでいた時はどうしてもアイド
ルタイムが必要だったわけで、そう考えると遠距離通勤も早起きの
ためには良いのかもしれません。健康のためには良い、とポジティ
ブに考えるのか、ネガティブに考えて慢性睡眠不足を憂えるのか、
ちょっと難しいところですが、まあいずれにしろ目が覚めたら即行
動、このことだけはこれからもいつまでも変わることはなさそうで
す。ご存じない方はたくさんいらっしゃると思いますが、猫って結
構圧がすごいです。いつまでも気持ちよく圧をかけ続けて欲しいで
すね。

 

1月末から2月、3月、4月と、大き目な展示会がどんどん続いていき
ます。今後少しずつでも紹介していけたら、と、思いますが、まず
初めに1月28日から30日まで五反田のTOCビルでインド・トレンド・
フェアが開催されました。五反田TOCビルは2024年3月で閉館、建
て直しが決まっていたのですが、建築費の高騰を鑑み建て直しを延
期、継続営業を決めたいきさつがあり、私もその閉館予定だった一
昨年の3月以来の訪問で、結構興味を持って館内を拝見しました。
実は私は2011年の3月11日、14時40分過ぎにこのTOCビルに着き、
12階にある得意先と商談する予定でした。エレベーターホールにた
どり着く前にものすごい揺れを感じ、エレベーターは全てストップ、
1階から12階にある得意先に電話を入れたのですが、電話は全くつな
がらず、12階まで階段で避難する人々を押し分けながら登り、得意
先に入ると、入り口の本棚(たいていのアパレルには重いファッシ
ョン雑誌を並べたマガジンラックがあります)は横倒しになってお
り、それを乗り越えてやっと担当者と出会い、

商談をしようと思ったら第2波がやってきてみんなで商談テーブルを
抑えているのが精いっぱいになり、そのうち頭上の吊り下げ式蛍光
灯がちぎれんばかりに揺れ始め、しまいには天井に傘が当たるよう
になり、これ以上はあまりにも危険、ということでその日は解散に
なりました。仕方なくまた12階から階段で降りたのですが、壁にと
ころどころ亀裂が入っていてそこから白煙が出ていたのを今でも思
い出します。その東日本大震災の日は結局全ての電車が止まり、5
時間以上並んでもタクシーにも乗れず、当然家には帰れなかったの
ですが、当時TOCビルの近くには自転車屋さんがあって、自転車を
買って帰宅した方がいらっしゃったようですが、その時はそんなこ
と思いもよらなかったです。とにかく壁のコンクリの粉がひび割れ
から舞ったのだと思いますが、あの白い風景が,フラッシュ・バック
というか白日夢のように思い浮かぶことが今でもあります。今のTOC
ビルは建て替え延期後に細かいところまで全て直していますのでそ
んな壁のひび割れを目にする可能性はありませんが、とにかくそん
な忘れられない体験をしたところにまた行くことになっただけでも
結構感慨深いものがあります。

 

震災の話が本題ではないのですが、とにかくそのTOCビルで開催さ
れたインド・トレンド・フェアの話です。現在日本は繊維製品の98%
以上を輸入に頼っており、日本生産は1.5%

ほどしかありません。その輸入額のうち6割弱が中国から、インドは
一応10位に入っていますがそのシェアは1,2%しかありません。繊維製
品は分類によっていろいろカウントの仕方が違うのでちょっとはっき
り断言できませんが、世界の繊維製品輸出額ランキングを見るとイン
ドは2位~4位のポジションにあるようで、特に対米、対ヨーロッパは
昔から強いです。そんなインドの課題になっているのが対日輸出の増
進で、今回の展示会でも駐日インド大使をお招きしての講演があり、
事前申し込みはしていたのですが、諸所の事情により外出が遅れ、講
演会には間に合いませんでした。よってその部分は省略して展示会の
レポートに入っていきます。

 

インドのメーカーをみてびっくりするのは刺繍、ビジューにしても非常
に手の込んだものが信じられないくらい安いことです。しかもさすが14
億以上の人口を誇る国だけあって労働力は豊富で、手刺繍でもびっくり
するくらい安いです。同じ物を日本で作ったら下手すると30倍の値段が
かかることもあります。コストメリット、まさに半端なく大きいですね。
写真を少し見ながら行きたいと思います。

 

最初に寄ったのはBRIGHI STARというメーカーです。まずは写真から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このスカーフ(70x180cm),少しわかりにくいかもしれませんが、「空き
羽」、という部分的にメッシュになったような織で非常に表面感のある組
織に大花のプリントを施しています。素材はウール、こんな商品が日本の
百貨店での上代で(個人的には日本の百貨店の値付けは世界一高いんじゃ
ないかな、と、思っています。)7000円ちょっとで買えると思います。同
じ生地を使って日本でプリントしただけで上代は3万円を超えますから、
やはりちょっと比較にならないですね。どんどん写真を見ていきましょう。

 

こちらの柄は額縁のように枠線が入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにインドのプリントは非常に配色が良いです。特にイタリー、
フランスのメーカーがそのまま自分のブランドネームをつけて販売する
ことが多く、彼らは柄、配色、共イタリー、フランスから指示し、たま
たまインドで作っただけだ、と、いうような話をしますが、そう言いな
がら実際インドで見た後に同じものがフランス展、イタリー展で出てい
たりするのを見ているので、10柄あったら7~8柄はインドメーカーの企
画をそのまま買っているのかな、という印象です。そうやって、ヨーロ
ッパできちんと認められるレベルの柄、配色がきちっとできているとこ
ろがインドメーカーの強みです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはプリントではなくジャガード織のストールです。こんなの作れ、
って言われてもなかなか作れるものではないですがとてもよく売れてい
る商品だそうです。いずれにしろ日本で作ることはありえないので本当
にこういうものが欲しかったらインドに行くしかないですね。

このBRIGHT STARというメーカー、私は20年来の付き合いなのですが、
今回来日した社長は一時体を壊したりして、実に10年ぶりくらいの再会で
した。前社長の息子として、まだ若々しかった彼ももう白髪のおじさんに
なっていて、インドの人の特徴ですが、結婚すると体の外周が倍くらいに
なるそんな彼を見ていると、自分も歳とるはずだな、と、色々感慨深いも
のがあります。でも私は胴回り倍にはなっていないですよ。多分高校の時
からズボンのサイズは変わっていないので、その点は勝ったかな、と。

こんな昔からの知り合いに会うと、必ず、もうバイイングは、商売はやら
ないのか?と必ず聞かれます。本当に社交辞令もあるのでしょうが結構お
誘いが多くて、そんな時ちょっと期待感からワクワクしたりしますが、す
ぐにつらい時の体験がフラッシュバックします。特に将来海外中心のバイ
ヤーを目指すみなさん、楽しいことは山ほどありますが辛いことも死ぬほ
どあります。特につらいのは国内にいる時がほとんどで海外出張時には先
に申し上げた通り朝寝坊もできるしそんなに辛かった思い出はあんまりな
いですね。インド出張時に一回体調を崩して、それがちょっと辛かったか
な、と思いますけど、とりあえず海外出張時には体調には十分お気を付け
ください。治安に関しては、日本だってここ行ったら危険、ていう雰囲気
の場所ってあるじゃないですか。そういうところには絶対近づかない、と
いうような習慣をつければ結構何とかなるものです。食べ物、衛生には、
とにかく日本ではない、という意識でいれば何とかなると思いますが、食
あたりは万病のもとなのでまずは食べすぎない、というところから始めて
ください。インドで体調崩したのもあんまり食事がおいしすぎて食べ過ぎ
たところから始まったので。

 

次におうかがいしたのはAhujasonsというメーカーです。会社として売り
上げ、規模ともにかなり大きい会社で、一回の展示会に最低200がら以上
の商品を出展しています。ブースの中はこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな200柄以上の商品をすべて目を通し、色変更、配色指示、等の作業
まですべて終わらせ、納期、値段,等すべて交渉し契約、って、やはり慣
れてないと一日仕事になってしまいます。みなさんもバイヤーの仕事はま
ずアシスタントバイヤーから始めると思いますが、覚えることは山ほどあ
ります。がんばってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は社長がいらっしゃらなかったのであまりお話ができず、その200柄を
約5分で見て、まあ良いかな、と思ったのは上の写真のような柄でした。左
のストライプも良いですし、その隣の四角柄も今こういう柄を水玉の代わり
に提案すると非常に新鮮に受け止められかなりのヒット商品になったりしま
す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはシルクウールの非常に繊細な織の上にペズレープリントを施したもの
です。百貨店で買ったら本当にびっくりするくらいの値段で販売されていま
すが、その30分の1くらいの値段で買うことができます。

その他チェック関係は結構いいものがあったかな、という印象でした。画像
をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェックの上にチェックのプリントがしてあったり、チェックのバリエー
ションは多彩です。

 

この会社とも20年来の付き合いですが、その間に代理店設立の話や大手ア
パレルとの業務提携の話は何度もあり、対日本はその会社が独占で、とい
う話は本当に何度もありました。それでも20年以上取引が続いたわけです
から日本のどの会社も継続して商売ができなかった、ということです。日
本の会社、特にアパレル系は結構海外取引が苦手かな、と見えるところが
多いですね。商習慣の問題と、言葉の問題で結局日本語が喋れて無理もき
いてくれやすい中国のメーカーとの取引ばかりが多くなってしまう一因と
なっていると思います。アパレル業界はあくまでもモノ中心なので、ちょ
っとの英語は頑張って欲しいですし、それよりは会議ばっかりしてないで
良いと思うものは最低数量でも発注する、という習慣づけの方が難しいで
すかね。とにかく何でも責任と権限を明確にしていく、って継続的な今後
の課題だと思います。でも良いと思ったもの買わないとそれはバイヤーと
呼べないですよね。

 

もう一軒、お伺いしたのは、Seth Industriesです。ここも20年来のお付き
合いの会社ですが、非常に凝った商品作りが特徴です。写真を見ていただ
きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは全体の柄をご覧いただいて柄自体の完成度を見ていただきたいので
すが、これを拡大したのが以下の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわかりいただけたでしょうか。まず淡い水色の生地を織り、その上に紺
で花柄をオーバープリント、そしてそのプリントの淵に沿って刺繍を施し
ているのがお分かりいただけるかと思います。全面刺繍よりはコストダウ
ンができながら高級感は全く失われていないどころか、かえってこちらの
ほうが高級な感じはします。それにしてもプリントの柄に合わせて刺繍っ
て、ちょっと超絶っていうか、すごいですよね。生地自体メランジ染で全
くの無地ではないうえに、それにあわせた紺と刺繍糸のゴールドベージュ
がきちんと計算された配色であるところがこの商品の魅力です。ここのメ
ーカーは配色が以前から得意で、プリントでも本当に良い配色が多く、直
すところも少なかった記憶があります。そんな配色のプリントをご覧くだ
さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶、ベージュ系も紺、グレー系もいいですよね。お客さんがいっぱいで結
構待ってたんですがこちらも時間が無くなりお話はできませんでした。次
回以降に期待したいと思います。

 

このようにインド・トレンドフェアをご紹介してきました。インドは現在
人口14億6千万人で世界最高、しかも平均年齢28歳と非常に若く、GDPも
今年中に日本を抜き、3年後までにはドイツを抜き、世界第3位になること
が確実と言われています。日本とは包括的経済連携協定(EPA)を結んで
いて、繊維製品は関税がゼロとなっています。値段が安い上関税もなく、
商品の完成度も高く、製品を輸入するには何の問題もないと思いますし、
商品を売ろうと思ったらそれこそ現在でも世界有数の市場規模の国、とい
うだけでなく平均年齢を考えてもこれからどんどん拡大していく市場であ
る、ということは間違いのないことです。そんなインドに対し一番奥手な
のはアパレル業界で、なんかせっかくの関税ゼロがもったいない気がしま
す。中国のメーカーには必ず日本語が達者な人が必ず一人はいて、まるで
日本にいるように商談できてしまう、というのはやっぱり大きいのはわり
ますが、だから基本的に海外取引は中国にしようって、あんまり海外取引
の範疇に入ってないですよね。日本語の話せない中国メーカーの方も英語
だったらたいてい通じますから、基本的に英語のできる人が一人でもいれ
ば中国でもインドでもヨーロッパでもどこでもきちんと商売になります。
英語の商談くらい誰もができて当然、という気がしますし、ただ契約書、
請求書、等公式文書のやり取りはきちんと英語ができる人がやったほうが
いいとはい思いますが。以前香港でプリーツ加工のブラウスを定期的に作
っていたことがあって、日本の資本が入っていた会社だったのですが、質
問事項、等はすべて英語で連絡が来て、その解答を日本語で送っていまし
た。そうするとまた英語で問い合わせが来て、日本語で返信、というのを
繰り返していた時期がありました。向こうも日本語を読めないことはない
が書けない、というのもあったでしょうし、こちらも会話は普通にしてい
ても文章として書くのは結構難しい、というのがあって、そういうやり取
りになったんですけど結構お互いに通じようとすれば何とかなるもんです。
今までは日本国内だけで、日本人が作ったものを日本人が買って、それだ
けで成り立っていた経済が、もはやそういうわけにはいかなくなりました。
仕入先をいじめ抜く商習慣も、もうどこでも通じず、今まで国体レベルで
競っていたところが舞台といえばオリンピックとなったのです。そして品
質も価格も世界レベルで比べていれば逆にメイド・イン・ジャパンも何が
価値があって何を世界に発信していくべきなのか、そういう事も見えて来
ます。インドの若い人々は言葉なんてできなくてもまずどんどん海外に出
て行って、働きながら言葉は覚えていきます。昨年の服飾系専門学校生へ
のアンケートでは就活で一番重視することは何か?という質問に対して一
番多かった回答は「引越し、転勤のないこと」でした。繊維商社の社長に
お伺いしたらミラノ、パリでの駐在員を募集しても手を挙げる人が誰もい
なくなった、ということでした。ミラノ、パリですよ。ファッションとい
えば、という感じがしますがとにかくどこへでも、どんどん手を挙げて出
ていきましょう。今しかできないし、今出ていかないと将来がないです。
私はいつでも手を挙げる準備ができていますが、残念ながらもうそんなチ
ャンスはわまわってこない事は明らかです。世界に負けずに、世界に伍し
て頑張っていきましょう。初めて海外にバイイング行った時、一人での出
張で相談する相手もおらず指示した配色、数量が気になって夜途中で目が
覚めて寝れなくたなった事、そして震災の日、なんかいろんな事を思い出
して予想以上に長い文章になってしまいました。そんなわけで今回は昔の
話が長くなってしまった気がしますが、とにかく色々伝えられることは伝
えて行けたらと思います。次回からも展示会レポートが当分続く予定です。
ご期待頂けましたら幸いです。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

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~就活室便り#52~ Forever Young

~就活室便り#52~ Forever Young

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。年も明けて、
温かい日もあれば寒い日は異様に寒かったりして、毎日着る物
の調節が大変ですね。ちょっと暖かい日だと外国人観光客のみ
なさんはそろって半袖だったりするんですけどなんかいくらな
んでもやりすぎのような気もします。もっとも日本人だって江
戸時代までは綿入れを着れる庶民なんてほとんどおらず、今よ
り数段寒かったであろう冬の気候を袖どころか靴下も履かず究
極の薄着で乗り切っていたわけですから人間鍛えれば何でもで
きるのかもしれません。でも、好き好んで鍛えることもないで
すよね。猫と一緒にこたつに入っているって、本当に極楽です
よ。なんかわざわざ苦労を買ってでもしようという齢でもない
のでなるべく楽できるところはどんどん楽していきたいと思い
ます。

 

夏はとにかく暑かったので店頭でも半袖しか見かけず、またそ
れ以外目に入らなかったのですが、今の店頭は厚手から薄手ま
で、アイテムバリエーションも豊富で、実際どのブランドのシ
ョップに行っても見ていて楽しいです。セールも結構始まって
いて、買い物的にも楽しい季節です。寒がりの私も大きいショ
ッピングモールなら外に出る必要もないので結構極楽で、先日
一家そろってとあるショッピングモールに行ったのですが、ど
うしてもこれがいい、と言って、息子に買ってあげたコートの
値段が地獄でした。それだけでなく靴までも買わされ、やはり
ショッピングモールは見るだけに限りますよね。ランチ代まで
入れると本当に結構びっくりというか、夜眠れなくなるくらい
の衝撃はありました。年の初めからちょっといろいろありまし
たが今年はみなさん楽しく明るい1年になるといいですね。心か
らお祈りしています。

 

今年に入ってから2つの展示会にお伺いしてきました。1つは国
際宝飾展、もう一つは化粧品マーケティングEXPOです。毎年ブ
ライダル業界、宝飾業界を志す学生が結構いて、少しでも業界
理解になれば、と思い、今回初参加したのですが、いろんな意
味でイメージとはかなり違う展示会でした。いろんな宝飾業界
の会社が大きなブースで会社と製品のプロモートをして、とい
うような会場を予想していたのですが、実際は各ブースとも現
物をびっしり並べての現物販売、確かに宝石も貴石の類も基本
的には一点ものといっていいはずの商品ですからそれも当然で
すよね。仕入れ業者、小売店用なので当然店頭小売価格よりは
かなり安く、ここだけのチャンスということで各所で現金が行
きかいます。海外からの出店者、バイヤーもかなり多く、各国
の様々な紙幣が飛び交います。白熱した現金商売をしている業
者の方に部外者がお話をお伺いするのも難しく、商品情報も特
別価格も明かすわけにはいかない情報なので撮影もできず、た
だただ感心しながら拝見のみで帰ってきました。それでも久々
に見る真剣な現金取引に、手に汗握る思いで拝見、堪能してき
ました。日本のアパレル業界のように見本だ、サンプルだ、会
議だ、検討会だ、などと言わず真の目利きの攻防戦、すごく良
かったです。一度アパレル業界の方もこんな商売の仕方もある
んだ、ということをご覧になった方が良いかも知れません。自
分の目で見て自分のお店に合う良いものだけを確実に買う、こ
れができる人だけが全国でブティック、セレクトショップのオ
ーナー、店長になっているわけですから、将来自分のショップ、
ブランドを立ち上げたい、という方にはいい勉強になると思い
ます。

 

次にお伺いしたのは化粧品マーケティングEXPOです。こちらは
各社で華やかなプロモーションが行われていましたが、化粧品
メーカーに対するプロモーションが多く、パッケージ、容器の
会社や、開発、等、ちょっと素人ではわからない事が多く、ま
た、海外メーカー、特に韓国コスメの企業が非常に多く、やは
り当校学生向きではないかな、という印象でした。びっくりし
たのは化粧品OEM、ODMの会社が思った以上に多いことです。
つまりエイジングと、何とどれの成分を含む化粧品でこの数量
で値段はどれだけ、と、指定すればオリジナルの化粧品が作れ
てしまう、ということで、異業種からの参入も今は結構敷居が
低そうです。ただいずれにしてもある程度の専門知識が必要な
のは今更いうまでもなく、こちらの業界をいきなり目指す、と
いうよりはワンクッション、少しの勉強が必要だと思いました。

 

そんな2つの展示会を見つつ、これからご紹介するのはもっと
小規模な、採算ベースにも乗らないであろう展示会です。しか
しまさに開催することに意義がある展示会でした。その意義を
少しでもお伝えできたらと思います。

 

1月18、19の両日、原宿のNEW OPEN NEWSという会場に
て、当校デザイナー科のMOTOHASHI君が個展を開催いたし
ました。自分で会場を借り、当然デザイン、縫製も自分でこな
し、商品紹介、接客もすべて一人でこなすまさに手作りの展示
会でした。場所は明治通りから少し路地を入ったところですが、
ハラカドのほぼすぐ裏あたりの好立地です。入口のフライヤー
の前で本人の写真を撮ってきました。ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然フライヤーも自作です。会場の中、作品を少し紹介したい
と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左右の襟、袖のデザインが違う綿のシャツです。シャープな襟
のデザインと長さの違う袖が、着てみたらだいぶアクセントに
なりそうですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ちの良い合繊のパンツ2型。ウェストで締めたら結構レディ
ースとして行けそうです。縫いが難しそうな生地の割には縫製
もしっかりできていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもパンツのバリエーション。真ん中だけ綿素材であとは
落ちのいい合繊です。幅広いベルト通しが効いていますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはカットソーのバリエーション。袖違い、等いろいろな
デザインが盛り込まれています。ニット素材は縫うのが大変な
のですが、よく完成させたと思います。

 

毎日のように居残りして制作している姿をみてはいたのですが、
これだけの点数をすべて一人で仕上げるのは本当に大変だった
と思います。最初に個展を開く話を聞いたのは半年近く前だっ
たと思いますが、その時にはもう会場も予約してあっていろん
なものとの兼ね合いでその半年間は苦しいことも多かったと思
います。それでもたった一人でここまでやれたことは称賛に価
すると思います。もっとも、ボタンホール、等、内緒で某先生
に手伝ってもらった、ということはあまり触れないでおきまし
ょう。いずれにしろ学生のうちにこうやって個展を開いた、な
んていうことは今まであまり例のないことだと思います。

 

そんなMOTOHASHI君、既存のブランドの商業デザイナーにな
るのはあまり興味がない、とのことで、各社のデザイナー募集
に対しても無関心のままここまで来ました。自分の好きなもの
をデザインして、自分の好きな素材で好きなように作って、今
後も発表を続けていく、ファッションの道は一つではないので
それはそれでありだと思います。これからも引き続き応援して
いきたいですし、なんにせよこうして今から個展開催にチャレ
ンジするバイタリティー、行動力とやり遂げる精神力に拍手を
送りたいと思います。このエキジビションが終わったら、卒業
制作と就職活動を一生懸命やる約束なので、今後も当分忙しさ
は続くと思いますが、これだけのことを一人でやり遂げたので
すからその他の課題もどんどんこなしていけると思います。こ
れからも応援していくのは当然ですが、卒業後となる次回のエ
キジビションまでにはボタンホールは自分でできるようになっ
て頂きたいです。

 

そのほかにも衣装制作コースの中にも自分の作品をネットで発
表して受注をとっている学生も数名おります。1着1着好きなも
のを作って、というのと、実際の展示会となると、テーマ、コ
ンセプト、等が絡んできてただ好きなものの寄せ合わせ、とい
うわけにはいかないですが、いつかは個展にチャレンジしてい
っていただけたらな、と、思います。とにかく作品の感想をそ
の場で聞ける、会話できる、という体験は本当に貴重ですから。

 

今回は一人の学生の「チャレンジ」をテーマにお送りいたしま
した。学生時代のチャレンジとしてはかなり大きなチャレンジ
だと思います。大切なのはこの後いかにして継続していくか、
ということです。就職して、その後もこれだけは継続していこ
うと心に誓っても仕事の疲れだったり、いろんなお付き合いだ
ったり、その他諸々、結婚だったり、出産だったり、いろんな
ことが「チャレンジ」の障害になっていきます。

 

 

私の世代ですと、同窓会の2、3次会で、ギターが1本あったり
すると、みんなで歌って泣ける曲にボブ・ディランの「フォー
エバーヤング」という曲があります。全ての歌詞がMayから始
まるお祈り、というか、希望の曲で、あなたの架けたきざはし
が星まで届きますように/全ての困難を乗り越えていけますよ
うに/いつまでも揺るぎない岩盤でありますように/いつまでも
あなたの歌が歌われますように/いつまでもあなたが「若者で」、
若くありますように/、というような内容の曲です。60年代の
モラトリアム・ソングと言ってしまえばそれまでなのですが、
夢を忘れたのが大人だとしたら大人にならずにいつまでも若く、
という生き方もあるんです。とにかくいつまでもチャレンジし
続けることを忘れずにいて頂けたらと思います。

 

私は、と言われますと、今でもヤング・アット・ハートのつも
りではおります。それでも中高生の頃は大人って半分敵だ、み
たいなことありましたけど今は十分すぎるくらい大人になって
います。そんな立場で一言言わせて頂くと、大人になるってそ
んなに悪いもんじゃないですよ。本当に。

 

チャレンジを続けていこうという話でした。これからもチャレ
ンジし続ける方々をどんどん紹介していきたいと思います。今
回はMOTOHASHI君のチャレンジを早く紹介したく、いつもよ
りは少し短めです。近日中に他のみなさんのチャレンジも紹介
していきたいと思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

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