就活室便り | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 3

就活室便り

~就活室便り~#39 Magical Mystery Tour side A

~就活室便り~#39 Magical Mystery Tour sideA

 

みなさんこんにちは。就活室のHAMAZONOです。しかし、というかとにかく毎日
暑いですね。なんか朝起きた瞬間から疲れてたりします。いつの間にか疲労が蓄積
している、ということだと思うんですけど、この気温が最低でも9月いっぱいまで
続いてしまう、と思うとちょっときついですね。いずれにしろ今年は10月まで半袖
で頑張りたいと思っていますのでTシャツのバリエーションを増やしていこうと思い
ます。

アパレルも本当は春、秋が稼ぎ時で、何に合わせるこのアイテム、とか、これに
羽織る何がほしい、とかいうのが一番儲かる商売ですが、今は暖かくなったと思ったら
すぐ半袖で、そのまま年内が寒くなく、やっとコートの出番になったらもうバーゲンの
季節、と1年2シーズンでいいのかな、という感じで各社対応に苦慮しています。新聞誌上
でもそんな気候変動対策を毎日のように見かけるのですが、基本的には秋物の立ち上がり
を遅らせ、秋色をつけた半袖アイテムを9月10月店頭用に充実させる、というもので、
それではこちらも秋色Tシャツをそろえようかな、と思ったりしますが、実は趣味の問題で
白いTシャツも1枚も持ってなかったりするんでした。色的には圧倒的に黒が多く、こげ茶か
ワインかなんかのシャツを買わなきゃいけないのかな、とも思いますがその2色は今でも
店頭に並んでいますよね。秋色の半袖でどんな色が出てくるのか、今後に期待です。そんな
半袖で過ごしつつ、今年の春はラム革のライダースとか買ったりしたんですけどやっぱり
着る機会がなくて、冬が来る前に少しでも着る機会があったらなあ、と思います。

 

そんな季節を通り越してファッション業界では来春夏用展示会が目白押しです。その中で
いくつかの展示会巡りをしてきましたので今回はその報告をしていきたいと思います。

 

まず7月9日から11日まで開催された「モーダイタリア」から紹介していきます。この展示会
はその名の通りイタリアのメーカーが来日して年2回開催されるアパレル製品、バッグ、靴、
アクセサリー、スカーフ、ストール等のファッション総合展です。元々日本ではファッション、
食事、車等様々な分野でイタリア物は大人気ですよね。そんなイタリアのファッションを
集めた総合展は1987年にまずシューズ展から始まり、1992年からは現在のもーダイタリアが
始まり、2009年からは2つの展示会が同時開催となり現在に至っています。洋服で30年以上、
最初の靴の展示から数えるともうすぐ40周年ということになります。つまり最初は現在のユーロ
建てではなくリラ建てだったわけですからそれだけの歴史を感じさせます。そんな歴史ある
展示会もコロナ禍の数年はそれにウクライナ侵攻の影響でロシア上空が飛べなくなる、という
物理的要因も加わり参加企業が激減し、参加した企業もサンプル送付のみで、あとの運営は
日本のエージェントに任せる、という方法だったので、急いで対応したエージェントも商品の
内容は全く分かっておらずなんかバイイングしようとしてもどうやって買ったらいいのかも
よくわからないような展示会となっていました。

それから数年しか経っていませんが、今回はアパレル40社、アクセサリー11社、バッグ38社、
シューズ22社という豪華な参加者でした。イタリアの海と風を感じるようなエントランスの
写真をご覧ください。

 

左側にパープルのワンピースが数枚ハンガーにかかっていますが、なんかいかにもインポート、
って感じでいいですよね。

以前スカーフ、ストールに関しては世界中からバイイングしていた関係もあって、下の写真の
ブースがかなり気になったりしました。

 

やはり色、柄は素晴らしいですね。140×140のスクエア・スカーフとかロングスカーフになると
そこはやはりプリントの独壇場で配色の良さがそのまま製品の価値になります。まったく素晴ら
しい、と思いますが、これらのイタリアのものすべてに共通した弱点があります。それはずばり
値段です。

コロナ、ウクライナ後のヨーロッパの物価上昇はものすごいものがあり、それに加え毎日のよう
にユーロは上昇し、相対的に毎日のように円は安くなります。先ほどのスカーフで日本で上代を
つけるとしたら最低4~5万、シャツ、ワンピース、ジャケット、ニット等、アパレル製品となる
と最低で上代8~9万くらいになるかな、という感じです。そんな値段でもロシア上空を回避する
航空運賃の上昇で利益はそんなに出ないはずです。しかも輸送費は日々上昇しており、輸入時の
コストが正確に読めない、というのが現状です。普通なら確認サンプルを取って確認してから
本生産、というのが本来の筋ですが、DHLをはじめとする小口運賃はさらに上昇しており、
ちょっと商売にならない、というのが現状です。展示会には多数の来客があり各ブースとも結構
いっぱいのところが多かったですが、コストを考えると数量をまとめて発注できるところはなく、
1型1色1枚ずつ、というような小規模のセレクトショップ、地方ブティックの発注がほとんどの
ようで、当然想定してきた売り上げには到達せず、そうするとイタリアから経費をかけて出張して
きている彼らはその経費分だけでも回収しようと思い値段が高くなる、という値上げスパイラルと
でも言うべき様相を呈します。どのブースも見てすばらしい、というものは多々ありますが、だから
と言って手を出せるものはほとんどないと言っていいと思います。結局目の保養になるだけの展示会
なのですが、いつかはそんな状況を打ち破るバイヤーが出てきてくれたらな、と思います。

 

こんな話を長々として役に立たない話ばっかりじゃん、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
いつかは日本人も自分で責任をもってリスクを張る、ということを覚えれば状況は一変します。
1型1色1枚ではなく1型100枚買ってごらんなさい、ちょっと驚くくらいのディスカウントしてくれますよ。
商売も賭け事も投資もそうですけど元の掛け金が大きいほうがリターンも格段に多い、というのは当たり
前すぎる当たり前です。100枚発注が何社かからあれば日本ってすごい、ということになって次回からの
元の値付けが全然違うと思います。ただそれだけのリスクを背負うには元手の資金だけでなく情報分析、
綿密なデータ(感性が良いってよく言いますが裏付けのない感性はあてにならないですよ)、顧客管理と
情報分析、等々の緻密で地味な作業が不可欠です。商売と賭け事はやはりそこが一番違うのかな、という
気がして個人の感性なんかだけじゃ成り立たないところ、それが仕事の大変さでもあり面白いところでも
あります。将来バイヤーを目指す方はそこのところを頭に入れておいてください。バイヤーになる近道は
ありませんが一歩頑張れば一歩目標に近づいていきます。そしてゴールはそんなに遠くにあるわけではあり
ません。みなさん、応援していますので頑張ってください。

 

、とモーダイタリアの素晴らしい展示を見ながらそんなことを考えました。確かに良いからと言って買える
ものはありませんでしたがそれでもいいものを見るって、やっぱり良いですよね。これからも良いものには
どんどん触れていきたいと思います。

次の週、7月15,16の両日、同じベルサール渋谷ガーデンにて、「インド・トレンドフェア」が開催されました。
そのレポートをお送りいたします。

 

現在繊維製品の全世界に対する輸出額では中国が圧倒的なシェアを誇っており、インドは2位の輸出額ですが、
金額的には中国はインドの7倍の額となります。それが日本に対する輸出額となると中国の首位は変わりません
がインドは輸出額で第9位となり、額に至っては中国はインドの41倍の金額を輸出していることになります。
インド政府として対日輸出で中国を上回ろう、というような過大な目標は立てていませんが、少なくとも中国の
1割くらいの額は日本に対して輸出したい、というのが目標となっています。そのためにこのインド・トレンド
フェアは大きな意味を持つ展示会となっているわけですが、毎回毎回かなりの力が入っていることはひしひしと
感じます。オープニングおよび特別公演には当然のように駐日大使も出席され、インド本国展示会に数名の無料
招待をはじめ様々な企画が充実しています。出展社も今回は167社を数え、質的にも量的にも充実しているといえ
ます。そんな展示会の様子を雰囲気を含めて少しでもレポートできたらと思います。

 

今回は1階と地下1階と2会場に分かれ、アイテムごとに分かれているのかな、と思ったら特に関係ないようでした。

いずれにしろ特に増えているのはガーメント(服のことです)の出展社で、ファッショングッズ、その他は横ばい、

寝具、ホームファニシングの出展社は減少した印象です。

中国が繊維輸出トップの座についている理由は、縫製工場の数だけでなく、素材(生地、表地、裏地とも)、
付属(ボタン、芯地、ファスナー、等)まで含めてすべて現地調達が可能なところが大きいと思います。それ以外
に印刷工場も充実しているので品質表示、下げ札も現地にて生産可能で、日本から送るのはパターンと指示書のみ
でいける、というのは多大なメリットがあります。現在ではベトナム生産がかなり拡大していますし、工賃ベース
でいえばバングラディシュの生産が最もコストメリットがあります。しかし材料すべてを現地調達するのは不可能で、
下手すると材料すべてを日本、および中国から送らなければなりません。その分の運賃、関税、等諸経費を考える
とコストメリットはだいぶ差し引かれ、お隣の国中国とは違い特に船便の場合の日数の増加は納期が重要な
アパレル業界において致命的な影響を及ぼしかねません。このようになかなか工賃だけではアパレル製品生産の拠点
は決定できない、ということがお判りいただけたでしょうか。

素材でいうと、インドは綿では世界第1位、絹では世界第2位で特に天然繊維の生産が盛んです。一昔前は夏といえば
インド綿、インドマドラス、という時代がありました。やはり以前から夏物は強いです。値段はちょっとびっくり
するくらい安いので、今後の日本での発展の余地は十分にありそうです。

それと先ほどのマドラスチェックもそうですが、イギリスとの関係もあり、長い間ヨーロッパの下請けとして機能して
きた、ということもあり、意匠面でとても素晴らしいものがあります。最初に紹介したイタリア、次に紹介する
フランスでもインド製が異様に多い、というか、下手するとインドのメーカーのオリジナルをそのまま自分のブランド名
をつけて売っている商品はかなり多いです。それくらい意匠の面では優れていると思いますし色、柄、配色ともなかなか
まねできないものが多いです。

ただ問題はやはり品質かな、という気がします。ヨーロッパは、やはり洋服に対して大人、というか、麻や絹にスラブ糸
があるのは当たり前、ビビッドカラーは色が落ちやすいのは当たり前、レーヨンはしわや縮みは当たり前、ということで
洋服のケアはしっかりしています。日本では着物のケア、と言ったら襟は外して、とかかなり細やかなメンテナンスが
されていますが洋服となると全くの工業生産扱いとなり、洗濯や各種取り扱いでのクレームが絶えません。着物も洋服も
同じ服なのになあ、と思うのは私だけなのでしょうか。いずれにしろ日本製の、折り目の正しい、どこまでも縫い目の
まっすぐな服とは少し違います。日本向けの製品の品質向上とより意匠に富んだ製品が評価されるような日本での服に
対する価値観の変化、その2つの変化が進行すればインド製品、どんどん伸びる気がします。

 

じゃあその意匠なんたらは実際どんなもんなんだ、という話になると思いますが、一番わかりやすいスカーフ、ストール
の写真を数点用意しましたのでそれをご覧いただこうと思います。統計がありませんので実際にインド製のスカーフが
輸入量第何位、ということは言えないのですが、現在かなりのパーセンテージを占めている、というのは事実で、その
輸入量増大にかなりの量、と言ってしまうと誇大広告になるかもしれませんが少なくとも数%は私が力を貸していた、
というのも本当の事なんですよ。まあ宣伝はこれくらいにして今回の展示会でもそんな実績から各社快く写真撮影に
協力していただけました。まず写真ですね。

こんな感じで先染めとレースのコンビネーションです。写真が切れてて申し訳ないのですが、この生地は端がボーダー柄、
真ん中が無地になっています。それにレースをかぶせて、そのレースはビーズ、スパンコール付きです。これだけ手を
かけて日本で上代をつけても1万円を切ったところでの値付けが可能です。安いですよね。次の写真に行きましょう。

とにかく刺繍のオンパレードですね。こちらも上代1万円を切ります。次の写真をどうぞ。

今回これが一番良かった気がして、まずこんなすかすかの織り方なんて、やはり機械ではなかなかできません。それに紺の
水玉をプリントしています。インドの特徴は1柄1色のみで他の色がないことで、2色展開しようと思ったらあと1色は作らな
くてはなりません。この場合は迷わず赤玉をつけてトリコロール展開したいところですが、茶玉も良さそうですよね。海外
でのバイイングの場合はその場で数量含めて即決しなければならず、それが海外バイイングの痺れるところなんですけど
今は実際には買わないので安心して展示会を回れます。多分バイイングしてる時は本当に目つきが厳しいか悪いかどちらか
だったんだろうな、とちょっと反省しつつそんな頃が少し懐かしかったりします。

次の写真に行きます。

この技法を初めて日本に紹介したのは私だと思うんですけどシルクの生地にシルクの立体的な花のモチーフを刺繍していき
ます。あまり重くならないように少量ビーズを使ってさらに立体感を出します。柄も配色もいいですね。

シルクウールのプリント、花、水玉、ストライプのコンビネーション。これだけの色数を使って配色をまとめるのって、難しい
ですよ。

こういう商品がこのブースの写真のように1ブース100柄は優にあります。こういう感じで今回のように167社参加、というと
結構見るだけでも大変ですよ。

 

実はあと展示会2つ、一緒に紹介するつもりだったのですが、字数をだいぶオーバーしてしまいました。色々含めてパート2
につづきたいとおもいます。なんかほかの話が長すぎましたね。反省しつつ来週アップしたいと思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

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就活室便り~#38 A Change Is Gonna Come

就活室便り~#38 A Change Is Gonna Come

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。今までで最も暑かった6月がやっと
終わり、これからは7月、8月と夏本番を迎えます。なんか結構出勤しただけで疲れて
たりしますよね。熱中症対策だけでなく日焼け、汗疹、等いろいろな対策を考慮中で
結構頭がいっぱいですが、いずれにしろその記録的暑さだった6月よりはどんどん暑く
なってくるのだけは間違いないところなので、万全の態勢で酷暑を乗り切りたいですね。

 

まあ万全の態勢でも暑いことに変わりはないのでとにかく気はしっかり持って、そして
無理は決してせずに、何とかこの酷暑を乗り切っていきましょう。昨年のことを考え
ても、少なくとも11月に入るまでは暑い、という前提で間違いないと思います。各アパ
レルも今までのMDとは全くスケジュールを変え、従来は晩夏初秋企画として7月末~8月
に一部秋物、長袖を立ち上がっていましたが、今年は「暑秋」という言葉も生まれ、
去年も9月、10月に一番欲しかったのは半袖で、その品揃えが各社全くできていなかった、
という反省を踏まえて薄手、半袖の秋企画がだいぶ充実しています。それでも日本は熱帯、
亜熱帯ではないので寒い冬が必ずやってきます。コート、防寒の企画が決してなくなる
わけではないのでむしろアパレルMDとしては対応すべきシーズンが増えた、という感じ
で年中の忙しさは増えはしても減ることはない、といったところでしょうか。まあ結局
どんな職業でも今まで以上に頑張りましょう、ということですよね。暑さに負けずにどん
どん行きましょう。

 

、というような感じで訪問したライフスタイルWeekの今回は2回目のレポートをお送り
します。前回は推し活ブースでお伺いした1軒目までお伝えしましたので今回は2軒目か
らのレポートをお送りします。

 

まず今回の1軒目は株式会社オリジンさん。アクリルスタンドの印刷をやられているの
ですが、それが普通の、片面印刷ではなく、両面であるということです。いろいろ回った
ブースの中で両面のアクリルスタンドを出している会社はどこにもありませんでした。
まずはその写真、ですよね。下をご覧ください。

表だけでなく後ろ姿も、きちんと映っていますよね。なんか普通に考えて透明なアクリル
板2枚張り合わせても接着剤が見えるんでは?とか思ってしまいますが張り合わせのいか
なる痕跡も見えません。また前と後ろが少しでもずれたらもう使い物にならなくなって
しまうのは当然で、その張り合わせ技術はものすごいものがあります。当然その技術は
企業秘密、ということになってしまいますが、スマートフォンに保護フィルムを張る、
そんなイメージの技術らしいです。でも普通のスマホのようにフィルムをぺりっとはが
せるわけではないのでやはりもうちょっと特殊な接着剤なのか、方法なのかを使っている、
ということだと思います。デザイナーといってもこちらはグラフィックデザイナーの分野に
入るとは思いますが、絵型が得意でイラストレーター等、得意な方、就職のチャンスはあり
です。ご興味のある方はチャレンジしてみましょう。

 

次にご紹介するのはコシオカ産業さん。創業から61年という老舗企業で、本来はノベル
ティ用のトートバッグを主力商品として展開されている会社です。61年の間に主力商品も
時代とともに変遷しているようで、今回は推し活用トートバッグを展開していらっしゃい
ました。下の写真をご覧ください。

外ポケット付きの大きなトートです。外ポケットに推しのグッズを収納可能です。これは
下の黒のトートだとより分かりやすいと思います。黒の画像をどうぞ。

派手目な推しバッグは多々ありますがこれなら普通に持ち歩けそうですね。そしてサイズ
が大きいのでかなりの収納力を誇ります。下の写真がバッグ内部の様子です。

ファスナー付きなので安心なのと、大きいので推しのうちわも楽々収納できていますね。
現在新卒募集は行っておらず、採用があったとしてもまず最初の勤務地はヘッドオフィスの
ある奈良、ということになりそうですが、時代に合わせてどんどん主力商品を変えていく、
そんな姿勢をお持ちのコシオカ産業さん、いつかどこかでお世話になるかも知れませんね。

 

次にご紹介するのはアクセサリーマルタカさん。なんかどこかで聞いたことのある名前の
会社だなあ、と思っていたらアパレルへのアクセサリー供給で老舗のアクセサリーOEM,
ODM企業で、多分いろいろなアパレルの商談ルームで顔を合わせたことがあるんだと思い
ます。それくらいアパレルでは有名な企業で、創業はなんと1925年ですからすごい歴史です
よね。そんなマルタカさんも推し活参入です。推し活人気恐るべし、の感があります。やはり
マルタカさんは同じ推し活グッズでもアクセサリー系には一日の長があります。写真をご覧
ください。

やはり完成度は高いですよね。当然スマホケース、ストラップ関係は得意中の得意です。
また写真を載せます。

その他様々なアイテムを展開していらっしゃいます。あまりにアイテム数が多くて紹介し
きれないのですがとりあえず下の写真までご紹介したいと思います。

みなさん当然本業はしっかりやりつつ新しい事にどんどん挑戦していらっしゃいます。こう
して時代の変化に自ら積極的に挑戦していくのがファッション産業の素晴らしさですよね。

 

次にご紹介するのは推し活ブースの中でもちょっと異彩を放っている、というか、結構な
ワンアンドオンリーな出展者です。会社名は[chico ltd],咲き編み、という独自の技術で様々な
商品を作成しているアーティストのchicoさんが運営しているブランドです。咲き編みって、
何?と思われると思います。それはchicoさんが空気とともに布を編む、というご自分で開発
された独自の編み方につけた名前です。まず写真をご覧ください。

オーガンジーを均等な大きさに裂いて、それをかぎ針で編み上げていったものです。っていう
のは簡単ですが、生地を均等に裂くだけでどれくらい手間がかかっているか、その手間を考え
るとうすら恐ろしいものがあります。アイテムはシュシュが多いようですが、その他にバッグ
からぬいぐるみから様々なアイテムがあります。そんな写真をご覧ください。

結構ものすごいですよね。元々はご自分の自作ウエディングドレスで、お子様のための何か
小物のようなものを作ろうとその生地を裂いてみたのがきっかけだそうです。それだから
オーガンジーをお使いなのかもしれませんが、布帛の生地を使いながら、ふっくら、柔らかく、
ボリュームのある編み物となっています。しかも製品は全て永久保証、ということをうたわれて
おり、そのふっくらとした外観が特徴の咲き編みはいくら使用してもつぶれた外観にならない、
と、自信をもって宣伝していらっしゃいます。実際の製品化の仕方はわかりませんが、ホーム
ページを拝見すると「独自の力業」で編み込んでいく、というようなことが書かれていて、
とにかく、ふわふわの秘密は構築的で男前、ということですのでやはり結構な体力がいる仕事
なのかな、と思います。とにかく生地裂き→力編み、という作業を繰り返しているわけですから、
作業自体の大変さは思いやられるものがあり、また生産効率もかなり悪いんじゃないか、と思い
ますが、とあるテレビショッピングに納品されていたり、かなり多くのショップに卸していらっ
しゃったり、と結構の多産なペースの様子。「でも頑張って何とかなってます。」、とchicoさんは
おっしゃるのですが、その苦労より一人でも多くのお客様が身に着けてくれる楽しみの方が
大きいのかな、とか勝手に思ったりもします。作品の面積が大きくなればその分大変さも増える
んですが、この大きさのものを何気なくぽん、と陳列されていたりして、大迫力だったりします。
下の写真をご覧ください。

 

こんな壁面見たらびっくりしませんか。ここまでではないですが以下の写真もご覧ください。
アイテム的には何でもできそうですね。

シュシュにしろなんにしろchicoさん自身が子育ての大変さと、それでも時間のかからない
おしゃれをしたい、という願望をいやというほどわかっていらっしゃるからこその製品に
なっていると思います。たとえおしゃれする時間がなかなか取れなくても、この咲き編みの
シュシュ1つで、ご自身も、それを見られた方も、なんか、気分が上がるって、いいですよね。
小物って、実はおしゃれの中で占める度合いが非常に大きかったりします。ホームページには
カラーで、オケージョンで、アイテムで、と様々なシーンでのコーディネートも載っています。
どんな時でも気分だけは上げていきたいですね。

そんな工房を見学したい、というような学生がいたら、というお話をしていたら、見学もそう
ですし、実際、学校での講演会もやられているとのこと。当校にもぜひ、とお願いしたのですが、
できるなら一度作り方教室もやっていただきたい、と欲張りなことも考えてしまっています。
今後、もうちょっとくわしいお話をさせていただきたいな、とは思っていますが、なんかそう
して課題ばっかりどんどん増えていくのが私の欠点、というか、まあ、とにかく課題はこれから
もどんどん増やしていこうかな、とも思っています。今回の出会いを大切にしていきたいです。

 

とまあ今まで推し活ブースを紹介してきましたが、このブースを後にして本会場に戻ると、
来た時には気づかなかった地域産業のブースに目が行き、立ち寄らせていただいたのが最後に
紹介するラボシステムさんです。横編みニットの会社で、ホールガーメントは得意中の得意、
社長の岩佐さんは島精機出身でユニクロの3Dニットの立ち上げにも携わった方で、現在は
文化服装学院ニットデザイン科の副担任もなさっているとのこと。まさしく横編みの大家と
呼べる方です。今回陳列なさっていたのはこんな作品です。

人形用の服をホールガーメントで編んでいます。ちょっと小さくてわかりにくいかもしれ
ません(写真じゃなくて人形が)。下の写真の方が少しだけ見やすいかな、と思います。
写真をどうぞ。

結構すごいですよね。この大きさで細部まできちんとできています。先ほどの咲き編みとは
違って、今回は小さければ小さいほど難しい作品となっています。他のニッターで断られた
どんな依頼でも一度お持ちください、とホームページにうたわれていますのでやはり難しい
もの、手のかかるものに自信がおありのようです。

ニットって、本当にわかりづらくて、他の生地とは全く作り方が違い(経、緯の整形が
ない)、ゲージ、という独特の存在があったり、机上の学問ではなかなか理解が難しく、
本当だったら一度編機を見て、その作り方を学んでおくべきなのですが、都内近郊になか
なか現在ではそういうニッターはありません。ラボシステムさんは都内ということもあり、
ぜひ一度お伺いさせて頂いて、というお話をさせて頂いたら、基本的にはスペースの問題も
あり、1回5人までなら、というお話を頂きました。また、当校でもぜひご講演を、という
お話もさせて頂きました。1回5人だとしてそれをクラスの人数で割って、そのローテー
ションを、とかなんとか考えていたらまた課題が増えたようです。なんだか嬉しいんだか
大変なんだかわかりませんが、とにかく忙しい日々は続きそうです。

 

前回のレポートの最初のほうで言っていた通り今回は寄るブースもなんのレポートも
なさそう、というところから結局なんだか2週にわたっての長文レポートになってしま
いました。これだからどの展示会も行ってみないとわからないんですよね。こうして
新しい世界を見て、新しい企業と知り合い、新しい課題でいっぱいになる、やはり
これって、いいことですよね。なんだかやることはいっぱいですが、それがなくなったら
おしまい、という気がするので、今後もいろんなところを訪問していろんな情報を
お届けしたいと思います。

 

ファッションの世界の変化はいつでも急で、昔からの伝統を守り続けている企業も
あるにはありますが、大抵は時代に即して、商材も、商圏も、全てどんどん変わり、
元は何屋さんだったかわからない企業って、やっぱり強いです。本校の学生にも、
「東レって、生地も作ってるんですか?」と驚いていたものがおりましたが、強い
企業って、実際そういう企業ですよね。そうでなければ、他ではできない独自の
技術を持っている企業が強い企業だと思います。今回、そんな企業の方々とお会い
できたのは非常に幸運だったと思います。暑かろうが寒かろうがとにかく展示会
廻りはやめられませんね。次回もまた別の展示会に訪問してレポートをお送り
する予定です。

 

ではまた。

 

 

HANAZONO

 

 

 

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~就活室便り~#37 Summertime

~就活室便り~#37 Summertime

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。暑くなってきましたね。いつも布団で
一緒に寝ている猫が廊下のフローリングにべったり体を伸ばしているのを見ると、いや
でも夏の到来を感じます。暑さに強いはずの猫が暑がるようになっているんですから暑さ
に弱い犬はもっと大変なんだろうな、と思い、なんだか可哀そうになってしまいます。
よく夜遅く、あるいは早朝に犬を散歩させている方がいらっしゃいますが、昼間は気温、
直射日光、焼けた道路とその熱、照り返しで本当に犬の命にかかわる問題ですよね。私は
元々暑さには強いたちですが、暑すぎる、っていうのはどうかな、と思いますね。昔は
ただ暑いだけだったんですけど最近は毎日のように重傷者数がニュースで流れ、最悪の
場合には死亡者までが出るようになりました。ここまでくるともう気候、というよりは
災害なのでとにかく十分に注意していきましょう。よく「着るもので調節して」、とか
言われがちですが、災害に対してはそれだけでは乗り切れない、ということを念頭に
エアコンでもなんでもとにかく使えるものは何でも使いましょう。電気代のことを考えて
エアコンの使用を差し控える方がいらっしゃいますが、それで具合が悪くなったら電気代
より治療費のほうが圧倒的に高くつきます。それ以前にまず命に係わる問題だということを
忘れないでください。命って、もうお金の問題じゃないですよね。

 

、と言いつつ、仕事は続きます。きょうは暑いからって、会社が休みになることもないし、
光化学スモッグ注意報が発令され、「外出は避けましょう」、と街でアナウンスが流れても
それを理由にアポイントメントをキャンセルすることもしたこともありません。まあ、1回
くらい「今、光化学スモッグ注意報が発令されて外出を控えるように、とのことなので本日
お伺いできなくなりまして~」、と、一度言ってみたい気はあるんですけど結局、一度も
言わずじまいで終わりそうです。でも本当にアポイントメントをキャンセルしてしまいたい
くらい特に都内は暑いです。百葉箱の中の気温と違って、渋滞している車のエンジンの熱、
排気熱、エアコンの室外機からの熱、照り返しは道路のみならずビルのガラス窓からなに
から、ととどまるところを知らず、それに直射日光が当然加わるので発表される気温よりは
5~6度は最低でも高い、と思っていて間違いはありません。そんな暑さの中、ほぼ日光を
遮るものがないお台場、東京ビッグサイトにて、「ライフスタイルWeek」が開催され、訪問
してきましたので今回はそのレポートをお送りしたいと思います。

 

 

ライフスタイルWeekは様々な雑貨関係の合同展という形で、ファッション雑貨、キッチン
テーブルウエア、文具、ヘルス&ビューティー、等々様々な業界から出展されていて、今回の
主目的はファッション雑貨、それと新設された、インバウンド及び推し活コーナーを拝見する、
ということでした。ファッション雑貨コーナーは入り口からほぼ一番とおいところにあり、
そこを目指して他業種のブースを拝見しながら目的地を目指して進みます。

今回、感じるのは、韓国、中国の企業の多さで、特にコスメ、等で韓国はかねてから有名でし
たが、出展社数は圧倒的で、その次に中国が続き、日本の企業は極めて少数派です。それが家具、
ホームウエア、キッチン等になってくるとこちらはもう中国物産展かな、と思うほど中国メーカー
が増えていきます。なんかもうこういう時代なんだな、と思いつつファッション雑貨のコーナー
にたどり着くとこちらではより中国の出展者が増えている印象で日本のメーカーを殆ど見つける
ことができませんでした。そして今までにレポートしてきた他の展示会同様、中国メーカーはどの
ブースでも真剣な売り込みを行っています。結局日本のメーカーでレポートすべきところが一つも
なく、素通りしてしまう結果となってしまいました。帰りにもう一度各ブースの内容を確認するこ
とにしましたが、でもそれにしても、という感じがします。では中国、韓国のブースで面白いとこ
ろがあったか、と言われたら、ありました。でも正直言って、中国、韓国のメーカーをみなさんに
就職先として紹介できるかと言ったら、それはまず無理と言わざるを得ません。社会人の経験を10年
詰まれて、というなら話は別ですが、これから始めて社会に出ていくみなさまがとても太刀打ちできる
世界ではないのです。もし中国、韓国の会社でできる会社があるとしたら、それはよっぽどしっかり
した日本法人がある会社に限ります。なにも海外の会社が悪い、と言っているわけではありません。
いろんな習慣が全く違うのと、ある程度の実力がなければ活躍の場もなく、会社で社員を教育する制度
も習慣もない、という理由です。まず自分の実力をつけてから考えましょう。

 

今回のような国際合同展を訪問していつも思うのは、海外メーカーのブースでは、その場で商談、
その場で発注、ということがむしろ当たり前で、ブースの出展者はその場で値段、納期、支払い条件、
等の決定権限を持ち、責任をもって新規先の受注も受けていきます。当然、ブースを訪問するバイヤー
も仕入れ権限をもち、自分の責任範囲で仕入れをしていきます。当然のようでこのような動きができる
会社は日本にありません、と言ったらきつすぎるかもしれませんが、規模の大小を問わず、ほぼ全ての
企業がそれに当てはまると思います。展示会で新規企業と出会う→名刺交換→展示会で気になった商品
を写真を使って社内でプレゼン→評判が良ければ一度社内に招き商品提案依頼→その後サンプル発注、
検討会、展示会を経て本発注へ、というような流れで進むのが一般的です。私もバイヤー時代、日本の
メーカーのブースで発注しようとしたら逆に「今ここでは困ります」、と言われたことが何回かあります。
もう何年も前の話なので今では状況も変わっているかもしれないし、変わっていて欲しいとは思います
が、中国、韓国の方たちはいくら企業規模が小さくともどんどん海外に出て、受注を取り、商売を広げて
いっています。もうこれ以上市場規模が大きくならないことが分かっている日本市場だけにこだわるので
はなく、日本企業もどんどん海外に出ていかなければなりません。そういう意味で海外進出が一番遅れて
いるのはアパレル産業だと思います。とにかく、国内市場だけを考えていたら今の生産数量を維持して
いくのは困難だと思います。海外進出を考えればアパレル産業も拡大路線に転じることは十分に可能だと
思いますがそのためには今までの商習慣、MD路線も変えていかなければならないと思います。今後の動向
を見守っていきたいと思います。

 

ライフスタイルWeekの既存ゾーンを通っていたらなんかこんなことばかり考えてしまいました。話が長く
なりすぎましたが、このメインゾーンの別館に推し活ゾーン、インバウンドゾーンが新設されていました。
そちらのブースに入ったらちょっとびっくり、というか、まさに満員大盛況、という感じで会場の熱気が
まるで違います。今回はこちらでのレポートが中心となります。(前置きが長くなりすぎてすいません。)

 

まず最初にご紹介するのがブルーミング中西さん。前にも一度ご紹介しましたが、ハンカチ界の巨人、とでも
呼ぶべき存在です。そんな中西さんが今度は推し活の世界に挑戦です。写真をご覧ください。

実は私は知らなかったのですが、推しの色って決まっていて、その推しの色を身に着けるのが推し活の第一歩
らしいですね。そんな推し活用にショルダーストラップの色を推しのカラーに合わせて変えられるバッグです。

バッグだけでなくカラフルなハート型チャームもそろっていて、かばんにつけたりストラップと組み合わせたり
と様々な提案をされています。それが下の写真です。

トートは大容量なので大きな団扇も収納可能です。形、大きさ等のバリエーションを加えると下の写真のような
バリエーションになります。

なんか組み合わせをいろいろ考えていくだけでも楽しいし、缶バッジいっぱいの痛バッグに負けず劣らずカラフ
ルで目立つことは間違いないし、推し活以外でも活躍の場があるような気がします。それでいて推し活の場に行け
ば誰でもわかるという、なんかそういうの、結構いい気がします。

 

当然、中西さんの本業のハンカチは、今回写真はありませんが、圧倒的な色数を展開していらっしゃいます
(写真を撮らなかったことをちょっと後悔はしていますが)。そしてそのハンカチには様々な色、柄、形の刺繍が
可能です。こちらは写真がありますのでご覧ください。

写真ではわかりにくいですが、左上は猫の顔です。いろんな形をいろんな色で、いろんな色のハンカチにオーダー
できるので、まさに世界で1枚のハンカチができそうですね。

 

その他タオル地をはじめいろんな素材にいろんな柄をオーダーできるので推し活の可能性は無限に広がりそうですね。
日本はこれから少し寂しくなってしまいそうですが、こんな推し活グッズもオーダーできるという見本が以下の写真です。

こんな展示会をまとめていらっしゃるのが若手の社員の皆様、ということで、新しい発想で結構自由に取りまとめた、
というお話でしたが、そういうのって、実は老舗になると、というか老舗になるほどなかなか難しいんですよね。
それをあたかも何事もなかったようにさらっと「若手で企画をまとめました」、とおっしゃっていたので、ちょっと
びっくりというか、みなさんも中西さんに就職出来たら思ったより早く企画参画できるかもしれませんよ。

推しに色がある、なんてやはり私も知らなかったわけですから新しい企画はやはり新しい人たちにやっていただいた方が
よさそうですね。

 

、と書いたところでなんと紙面が尽きようとしています。今回は特筆すべきこともなく、レポートはパスかな、と思って
いたら推し活コーナーで最初の中西さんのブースに入った時点で状況が全く変わってしまいました。こんなことってある
んだな、というか、以前から申し上げている通り、とにかく実際に行って、見て、触ってみないことにはいいも悪いも何の
判断もできないということです。今回も会場に着くまでがとにかく暑くて会場に着いた頃には結構疲れていたりして会場の
中を歩いているのもつらかったのですが(この日の歩数は2万5千歩でした)、やはり歩いてよかったです。その他のブースに
関しては次回のレポートで報告します。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

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~就活室便り~#36 Music From Big Pink ~45rpm様展示会訪問記

~就活室便り~#36 Music From Big Pink ~45rpm様展示会訪問記

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。梅雨の季節がやってきましたね。
なんか昔から雨が苦手で、傘をさすのから何から、全てが苦手で得意なことは何も
ありません。靴が濡れる、中までしみる、なんていったらもう全然だめで、社会人
になって靴を履き替える習慣がなくなってからはなんたって辛いですね。最近は革靴
をあまりはかなくなったのでまだましですが、それでもやはり辛いものは辛いです。
長靴を履けばいい、と言われても通気性のない靴を長時間履くのもやはり辛いものが
あってとにかく雨、というだけで憂鬱でした。以前は駅まで雨具着用で自転車を使用
していたため辛さ倍増、というか、雨の日の出勤自体がなんか避けたいものでした。
また、傘も当然折りたたみを鞄に入れて出勤せざるを得ず、長い傘が使えないため、
自転車を降りた後も小さい傘しかさせず結構濡れたりしていました。

去年、そんな雨の日の帰宅時に自転車で転倒、骨折、という事故がおこってから家族に
自転車の使用自体を止められ、現在は長い傘をさして歩くようになったので少しは濡れ
なくなってきました。また、靴もゴアテックス使用の防水でなおかつ通気性のある靴を
見つけ、前とは比べ物にならないくらい快適になりました。技術の進歩って素晴らしい
ですね。でも一つ弱点があって、かなり滑るんです。特に下がマンホール、排水溝、
道路の金属の継ぎ目、等の場所では派手に滑ります。まあ本来アウトドア用で土や岩場
を想定しているのでしょうがないといえばしょうがないのでとにかくゆっくり歩くこと
を心掛けています。ここでまた転んだら何言われるかわからないですよね。とにかく雨
の日は何事にも慎重にするようにしています。いずれにしろ梅雨は苦手な季節なのですが、
最近は梅雨明けするとすぐ猛暑日連発で暑さに慣れてないとなかなかしんどいですよね。
以前お話しした通り寒い季節はからきし駄目なので1年のうちで快適に過ごせる季節が
本当に少なくなりました。でもなれないと辛い、というだけで猛暑日、酷暑日、そんなに
嫌いではないです。今年の夏は実は走る気満々だったりします。去年は骨折のため全く
走れませんでしたが今年はその分頑張るつもりでいます。その前になんとか梅雨を乗り
切りたいですね。もちろん転ばずに。

 

6月4日~6日、45rpm様の来春夏展示会が開催されました。今回も招待して頂き、お忙しい
かとは思いつつ全く遠慮せずにお伺いしてきましたのでそのレポートをお送りしたいと思い
ます。まず、今回のテーマが「桜」になっていて、桜に基づいたピンクの商品の陳列が目に
入ります。こちらの写真をご覧ください。

様々なピンクが一堂に会してなんかすごくいいですね。またピンクはブルー系、特にデニム、
インディゴと相性の良いカラーです。ピンク単体でも素敵ですがデニムと合わせるとなお映え
る気がします。特にそういうコーディネートで映えそうなのが毎年恒例の手書きプリントの
バンダナです。写真をご覧ください。

すべて素材、柄、染め方、等微妙に違います。デニムのジャケットからちょっと覗くだけで
かなり映えますよ。

ニットも桜、モチーフも桜です。3月、4月が楽しみになりそうですね。

桜杢、桜シャンブレー、いいですね。やはり明るい色は心が、そしてなんだか体も軽くなる
気分になります。そんな上に羽織るのはざっくりニットのジャケット。桜、デニムとコーディ
ネートすれば完璧ですね。

これだけのローゲージニットをざっくり編もうと思うとどうしても機械というよりは手編みの
世界に入ってきます。編み機も織機もそうですが手編み、手織りに近い遅くてテンションの
緩い機械で作るとそのふっくら度合いが全然違います。一時の効率化、大量生産を追求していた
時代から触感、気持ちよさにこだわる方向に少なくとも日本製の目指す方向は変わってきたよう
です。ただの廉価な大量生産では到底アジア諸国にかなうわけありませんよね。そしてここ、
45rpm様にはそんなスローな商品が勢ぞろいしています。そんなスローなものづくりを学ぶの
にはもってこいの場所です。現在就活中の方、エントリーを検討中の方、まず一度訪問の機会を
持たれることをお勧めします。展示会終了後には来期の全商品を見せていただくわけにはいきま
せんが、その雰囲気だけでも味わえると今後が全然違ってきますよ。デザイナー、パタンナーを
目指していらっしゃる方には特にお勧めします。

 

それでは次の画像に進みます。下の写真、ちょっと見は麻かな、という感じです。じっくり写真
をご覧ください。

実際の素材の混率は綿です。ギマ加工という加工で、私はもうすでに失われた技術かと思って
いましたが現在に十分残っていました。どんな加工かというと、これは字の示す通りの加工です。

本来は漢字で、【疑麻】、イミテーション麻の加工、という意味です。綿を樹脂でコーティングする
ことで麻のようなドライな風合いを出し、清涼感を味わうことのできる加工です。しかもその
コーティング加工にはこんにゃく芋を主成分とした原料を使い、環境にも配慮しているのが特徴です。
コーティングすることにより、独特の光沢感があり、また経年変化により独特の色味、風合いになり
ます。合成樹脂を使ったギマ加工もありますが、こんにゃく芋の加工に比べ、耐久性の点で劣る、
という難点があります。当然、こんにゃく芋の加工のほうが高いのですが、耐久性に優れ、しかも
環境を考えると、やはり特にこのブランドでは一択ですよね。日本ではかつてはリネン(亜麻)の
流通量が少なく、麻といえばラミー(苧麻、よく時代劇に出てくるパカパカのかみしもになっていた
素材です)がほとんどだったころにはかなりの量が流通していた素材でしたが、リネンが普通の素材
となり、最近では名前を聞くこともなくなっていた技術が耐久性とSDGsを両立させて復活している、
ってなんか結構うれしいような気がします。実際の風合いとしてはしっとり感もあってむしろ少し
ローシルクを思い起こさせるところがあります。いずれにしろ貴重な風合い、光沢だと思います。

次の写真はインディアンマドラスです。まずは写真をご覧ください。

マドラス、しかもパッチワーク、いいですね。このマドラスチェックは色、柄の意向を出してインドで
特注でつくっていただいている柄だそうです。なかなかベージュ、茶系のインディアンマドラスに出会う
ことって、ないですよね。

私も何度もインドでの生産の経験があるのですが、インドでの別注生産って、よっぽど量が多いか、
よっぽどきちっとした発注で、よっぽど信頼のある発注元であるか、そのどちらかでなければ決して
うまくいきません。そしてその2つの条件は実は日本の企業にとって得意な分野ではないことが多々
あります。国内外で、仕入れ先を下に見る、横柄な態度の企業って、実は本当に多かったりします。
そして結局欲しいものが欲しいときに欲しい品質でうまく手に入らなかったりします。それでも良い
時はまだ良いのですが悪い時には誰も助けてくれなかったりします。みなさんも今後、社会に出て
から、いかなる時でも取引は相手の立場は尊重し、きちっと公平な取引をいつでも心がけるように
してください。急な数量、内容変更、等の横紙破りみたいなことをしていると、その時はいいかも
しれませんが、長い目で見れば、結局得になることは何もないです。普通にマドラスチェックを見な
がら、この会社の仕入れ先に対する真摯な対応に心が向いてしまいました。いずれにしろデニムと
合わせてこれくらいぴったりな素材はありません。今後もどんどん続けていっていただきたいと思い
ます。

 

45rpm様の毎シーズン恒例の企画にバンダナがありますが、そのバンダナを:使用してボレロ、と
いうか、軽い羽織りものを作っていらっしゃいました。まずは写真をご覧ください。

何枚かの色、柄の違うバンダナを使用し、コンビネーションで1枚の服に仕上げています。まさに
1点物の感覚の商品ですが、これ以外にもデニムをはじめ、各種リメークに以前から取り組んで
いらっしゃいます。今後、他のメーカーからもこのような提案が増えてくるといいですね。

 

プリント、刺繍にしても、柄、ピッチの大きさの限界に挑戦、といった感じになってきました。
それが下の写真です。

よくあるTシャツ用の転写プリント、等ではこの大きさのプリントはできないので基本的にハンド染、
ということになると思うのですが、いずれにしろ柄を縮小すれば(四分の一ほどの大きさ、とか)
ものすごいコストダウンになるのですが、そうすると当然この迫力は出せなくなります。以前にも
引用しましたが、川久保玲さんのおっしゃる通り、「いいものは高い」、んですよ。そしていいもの
をいい、とわかる目をやしなっていきましょうね。

 

、と言ってるうちに思ったより今までの説明が長くなってしまい、なかなか全部の内容は照会でき
ないかもしれなくなってきました。その中で、これだけは見て欲しい、というものの中に「のれん」
があります。下の写真をご覧ください。

ものすごい迫力ですよね。元々はニューヨークのお店でディスプレイ用に、という意図のものだった
らしいのですが、かねてからの日本文化ブームの影響もあり、そのディスプレイが欲しい、という
お客様が結構いらっしゃるようで、それで商品化を決定したそうです。値段はこれだけの大きさとなる
と当然100万円超えになるのですがそれでもやはり欲しい人にはたまらないものなのでしょう。現地
では和風インテリアもかなり流行しているそうなのでそのようなインテリアにはぴったりのものなんだ
と思います。

 

そこまでいかなくとも服のイメージ、服の柄に合わせた焼き物まで今回展示されていました、イメージ
する世界がちゃんとある、ってやっぱりすごいことだと思います。

 

とにかく駆け足ですが、今回の展示会の一部を紹介させていただきました。一番混雑する展示会の初日
にお邪魔してしまい、バイヤー、各店の店長、等いろんなお客様がお集まりになっていて、各所で商談、
会議がさかんに行われていて、空いているテーブルなどどこにもなく、ゆっくりお話をお伺いすることは
できなかったのですが、その代わり、社内ツアーをしていただけました。当然どうしても部外者立ち入り
禁止の場所はあるのですが、それ以外の場所はほとんど見せていただいたので、今回逆に非常にラッキー
だったと思います。会議風景、パタンナー部屋で実際にミシンを使っているところ、資料室を含めかなり
のものづくりの秘密の一端を垣間見た気がします。さすがに機密情報に近いところもあり、写真撮影は
差し控えましたが、本当にここまで?というところまでご案内していただけました。各店長との会議は
本当に白熱しており、お伺いすると各店はこの展示会で商品を発注、その商品で店舗運営をする、との
ことでまさに自主経営に近いものがあるし、当然商品企画にも店舗からの要望、提案は色濃く反映され
る、ということです。たとえ本社勤めの企画職ではなくとも店舗にいながらいくらでも企画参画はできる、
ということですし、展示会で規格の背景、商品は材料、制作の段階での特徴から、取り扱い、着こなし、
特徴までの説明があり、全員が自社商品の、いうなればプロになる、ということに徹底していますので、
お客様も安心して店舗で説明を受けられるんだと思います。この、店舗にいながら企画参画、というのが
大なり小なりアパレル業界の特徴でとてもいいところだと思っています。45rpm様はそれが大なりのほう
で、基本的には「大なり」の会社をお勧めしますが、たとえ「小なり」の会社に就職したとしても、その
意思がしっかりしていればどんどん企画の仕事はできるようになります。自動車会社で、化粧品で、機械で、
鉄鋼で、他の業界ではそのようなことはまずありません。いつでもどこでも企画参画、このアパレル業界の
良さをみなさん就職して味わってください。そして面白い話を聞かせてください。みなさんの将来に期待
しています。

 

調子に乗って長い分になった割に45rpm様の展示会の魅力をすべてお伝え出来ませんでした。この場を借り
てお詫び申し上げます。

 

次回はまた、ちょっと違うジャンルの情報をお伝えしたいと思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

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~就活室便り~#35 PRIDE&JOY  TOKYO TEXTILE  SCOPE 訪問記2

~就活室便り~#35 PRIDE&JOY  TOKYO TEXTILE  SCOPE 訪問記2

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。当たり前ではありますが、
晴れると暑いですね。もうこの時期になってくると太陽の強さが全然違います。
冬の間は輻射熱、っていう言葉が心地よく、なんか暖かくて気持ちいいイメージ
がありますけど今は太陽光線というより、本当にビームですよね。結構陽光が
やけどするほど痛いです。晴れていればもう朝からお日さま燦々なので半袖以外
必要じゃなくなりました。同じ気温でも晴れの日と、曇りや雨の日と、体感気温
が全然違います。改めて太陽の偉大さを知る今日この頃です。

ただそれでも、電車の中の冷房は苦手で、だけど何か羽織ってると電車以外では
暑いしなあ、という話はこの前確かしましたよね。なんかSDGsがこれだけ叫ば
れる世の中で少しくらい冷房の温度上げてくれてもいいのになあ、と思う反面、
熱中症の件を言われると発言を差し控えざるを得ず、当面何かで対策していく
しかないですね。

 

いずれにしろ5月から真夏日どころか猛暑日のところもあらわれ、それが少なく
とも10月まで続くと思えば、アパレル業界だけではなくとも対策を考えねば
ならず、以前は定例行事だった6月と10月の衣替えの習慣も実際の気候との整合性
がなくなり、少なくとも一斉にそろっての衣替えの習慣はなくなりました。
少なくとも真夏日、猛暑日が半年にわたって観測される現在、かつては企画の
華だったコートの企画の重要性はどんどん薄れ、レイヤード等の単品セット
アップが企画の中心になり、商品単価が低下するためかなりの数量をこなさない
とアパレル企業は従来の売り上げの維持は難しくなってきます。つまり1マーク
当たりの商品の単価が下がり、奥行きも減り、その代わりマーク数が膨大に増え、
従来の企画生産ペースでは全く対応できず、そこにアウトソーシングの入り込む
余地が出てきた、というのが昨今の現状だと思います。いずれにしろかつての
アパレル企画は秋冬60~70%で、春夏は単価も安く、アイテムも限られるので、
特に盛夏物に関しては避けて通れるものなら避けて通りたい、と、言うのが本音
のところでしたが、現在では春夏企画は構成の7割を超え、避けては通れないどこ
ろか企画のメインになっている、と、言っていいと思います。そしてテキスタイル
の分野でも、冷感触感、吸汗速乾、UV, 汗染み防止、等の機能にあふれた素材で
あふれ、こちらでもまさに企画の花形となっています。そんな来春夏企画の生地を
展開する各テキスタイルメーカーのブースをレポートしていきたいと思います。

 

まず最初にお伺いしたのは山梨の企業ブースです。5社ほどの企業が合同して
出展されていて、素材、糸としては絹、カシミヤ中心の高級品です。写真をご覧
ください。

一番右のハンガーにかかっている青と白に見える生地ですが、これはニードル
パンチという素材で、飾り糸を記事表に乗せ、それを裏から剣山でたたき、
その糸が生地内に引っ張られ定着する、という手法で、白く見える部分は絹の
生糸です。織りも編みもしていない、糸に加工もしていない、いわゆる「真綿」
という状態で表面を飾っています。その風合いといったら、大トロ?フォアグラ?
何に例えたらいいのかよくわかりませんが、正直言って世界にこれほど気持ちの
いい風合いのものはないです。みなさまも一度触ってみる機会があればいいん
ですけど、皆さんのよく行かれる生地屋さんの店頭に並んだら10万円、という
ような金額だと思いますよ。こんな生地が触り放題なので本当に展示会って、
良いですよね。

先ほどの1社以外の各社の展示の写真をご覧ください。やはり使用原料はカシミヤ、
絹、麻、等が多く、見た目に高級品とわかります。

手織りに近い機械でこれだけの機屋さんが集まっているところなら一度学生を
連れて見学させて頂いてもいいかなあ、と思い、東京からの所要時間をお伺い
したところ、新宿からバスで1時間ちょっとらしいですね。工場見学候補の一つ
となっています。生地作りから興味を持つと最終製品も違ったものになってくる
んじゃないかと思いますし、少なくとも生地選びの目は変わってくるんじゃない
かと思います。織物工場見学、一度やってみたいな、と思います。

 

次にご紹介するのは東レのブース。東レさんといえばこの前身のジャパン
クリエーションの時代から皆勤賞で、なかなか資料が出てこないのですが、初回の
展示会はまだ20世紀だったと思います。それから20年以上、技術的に合繊界の
トップを守り続け、そして今でも毎シーズン新素材、新加工にチャレンジし続け
ている、というのは並みの努力ではできるものではありません。当然その継続力が
もたらす商品の完成度は高いです。写真をご覧ください。

今回はデザイナーとコラボレーションしていることもあり、特に完成度が高いです。
表革調、スエード調、シルクライク、天然ライク、と、各素材の特徴を忠実に再現
しつつ、イージーケア、吸湿性、ドレープ、リサイクル、等、様々な付加価値を
加えた素材群はもう見事としかいうほかありません。ブルーのワンピースはシルク
ライクな合繊なのですが、光沢、落ち、風合い、発色性がシルクに近いだけでなく、
衣擦れの音まで再現しているのです。なんか大会社がそこまでマニアックな開発して
いいものか、という気はちょっとだけしますが、20数年たった今も東レブースは
目の保養ブースであり続けてくれています。その間超大手紡績メーカーでも繊維部門
から手を引いたり、テクスタイル部門を売りに出したりしていますから、やはり現状
維持って挑戦し続けなければできないということを思い知らされます。目の保養と
自分への戒めを頂けるブースが20年以上ある、ということ自体が素晴らしいことで
今後もずっと見続けていたいですね。

 

テキスタイルコンバーターではやはりサンウェルさんが好調のようです。自社でテキ
スタイルを企画し、自社で在庫リスクを背負い備蓄しフォローしていく、それがテキ
スタイルコンバーターとしての当然の勤め、といえばそれまでなのですが、バブル
以降の不況と産業構造の変化はそんな当たり前の役割を許してくれませんでした。
サンプル生地、サンプル作成は日本で行うが本生産とその時に使用する生地はすべて
海外で、という時代になれば当然在庫なんて持ちようがありません。こうして素材、
縫製業両方が瀕死の状態になっていく中で、あえて時代に挑戦するように自社リスク
で在庫を持ち続け、他社の衰退を尻目に成長し続け、現在ではテキスタイルコンバーター
の中ではベスト何位かに入るほどになりました。そんなサンウェルさん、今回も
大きめのブースでご出展です。トレンド素材を集めた写真からご覧ください。

光沢、シャンブレー、透明感、というキーワードに沿って開発された商品群が並びます。
奥のほうには先染め素材がずらりと並んでいるのが見えるでしょうか。シャンブレー、
先染め、等糸から染めて備蓄せざるを得ずかなりリスクを伴うものですがこちらでは
当たり前のように並べてあります。昔、超大手スーパーの婦人服バイヤーと商談して
いた時に、「リスクないところに利益なし。リスクを伴ってこそ初めて利益の花が咲く。」、
とおっしゃっていたのを思い出します。でもそれも言うは易しなんですよね。なんだ
かんだ言ってやはり実行には相当の困難が伴います。いずれにしろ企画の精度はしっかり
上げて良いもの、売れるものはしっかりリスクししっかり販売する、と、これが会社の
基本ではあるのですが、その基本にこだわりしっかり実行するというのは兎にも角にも
大変なことです。それができない会社は生き残れなかったし、生き残った会社はそれを
続けていくしかない、ということだと思います。大変ですけど、でも本当の仕事の面白さ
って、そこだったりするんですよね。というわけで、写真をもう一枚ご覧ください。

きれいな夏色のついた麻および麻複合素材のコーナーです。見た目にも着ていても涼しい
だけでなく、イージーケア、吸汗速乾、等機能的にも優れた素材が集まっています。麻混
素材はこの気候変動に合わせて着るシーズンも増えそうですよね。

 

次にお伺いしたのは大手繊維商社のモリリン様です。今回は糸のプロモーションという
ことですぐに受注に結び付くとか、そういう話ではありませんが、特に現在もう日本で
しか生産されていないトリアセテートおよびキュプラを中心に様々な生地を陳列して
いらっしゃいました。写真をご覧ください。まずルミナスという糸を使ったコーナーです。

この素材はポリエステルの芯にキュプラを巻いたもの、とイメージしていただければ、
と思います。高級裏地で有名なキュプラは肌触りがよく、やわらかく、吸湿性に優れている、
という良い点はたくさんありながら、しわになりやすい、ケアが大変、などといった
欠点も持っています。それをポリエステルを芯にすることで解決し、表面にはキュプラの
良さだけが出て、それにイージーケアが加わった、とイメージされるのが一番かと思います。
写真のTシャツもキュプラらしい光沢もたっぷりあって、実際触ってみてもまさに高見え
する素材ですね。もっともキュプラの弱点の一つは「値段」、だと思うのでそちらの方も
頑張って頂ければいいな、と思います。それでは次の写真をご覧ください。

こちらはTST、という素材で、トリアセテートとリヨセルの複合素材です。両方とも
木材を原料とした素材で、吸湿性と速乾性、ふくらみ、柔らかさとドレープ性、等こちら
も2つの素材のいいとこどりのような形で、快適に涼しく夏を過ごせるような様々な機能を
持たせてあります。その他、麻でも涼しさにこだわるためラミーを使用しそれをポリエステル
と組み合わせたもの、トリアセとレーヨン、トリアセと綿、トリアセとポリエステルとを
組み合わせ、様々な機能のいいとこどりをした素材を展開していらっしゃいました。それを
織物、編物両方で無地から柄物、地組織変化、等いろんな形で紹介していましたので、今後
の展開を期待したいです。以下に画像貼ります。

暑い夏を少しでも快適に過ごせるよう、そのための新素材にはこれからも注目していきたいですね。

 

最後に、柴屋さんのブースを紹介したいと思います。こちらは特に人気で元気があり、活発な
お客様との商談が行われていたブースです。まずは写真から。

素材は綿、麻をはじめとする天然素材中心、こちらも100%自社リスクで在庫を積み、フォロー
していくスタイルです。素材もわざとやや猥雑に並べ、活気のある営業全員でお客様をお迎え
しています。現在では立場上生地を発注する可能性もほぼなく、出展者から見れば単なる邪魔で
しかない私のような立場の人間にも親切丁寧にご解説頂き感謝することしきりです。(実は来場者の
つけるネームバッジがバイヤー、プレス、学校関係、等で色がわかれていて出展者にはすぐわかる
ようになっているんでした。)この展示会で接客要員のほとんどは実は新入社員とのことで、
入社から約1か月でこんなにセールストークが話せるようになるんだ、というのが一番の驚きで、
それはこの展示会の目的が半分新入社員研修を兼ねているから(、と想像するだけで直接そう
聞いたわけではないのですが)、ということもあると思いますが、私を対応してくれた方も新入社員
ということでしたが、とにかく立派に商談なさっていましたよ。こんな感じで新素材だけでなく、
次代を担う新人達を見るのは結構気持ちいいものです。各社にとって、新素材開発は会社としての
大命題で、最も重要なことの1つですが、新人を育て上げることも、これは今一社だけの問題のみ
ならず業界全体で考えていかなくてはならない問題でもあります。素材と人がいつまでも元気で
フレッシュだったら大抵のことは何とかなりますって。素材開発力と人材育成、登用に優れた会社
がこの業界のリーダーになっていくのは必然だと思います。ベテランの熟練の技を若手に引継ぎ、
業界全体がどんどん発展して行くといいですね。

 

以上、名前も変えリニューアルオープンしたTOKYO TEXTILE SCOPE のレポートをお送り
しました。コンセプト、新素材の量、質共に世界有数の規模の素材総合展といっていいと思い
ます。あとは展示会のせいというよりは日本の商習慣のせいではあるのですが、これがより
実需という点で実際の商売に結びついて行けば文句なしだと思います。現在日本の展示会で、
たとえいい商品を見たからと言ってその場で注文する人はほぼゼロだと言っていいと思います。
今回一部のブースでその場で発注しているバイヤーがいらっしゃいましたが、それは必ず海外の
バイヤーです。日本のバイヤーは生地スワッチだけを依頼し、その後長い長い社内検討会を経て
サンプル着分を収め、展示会を開いてその後さらに社内での検討を重ね、この展示会でピック
アップした素材の発注と言ったら早くても半年後、といった感じになると思います。日本の
アパレル、バイヤーは海外に行っても同じペースで商談しているので適時に適切価格で商品を
仕入れるのが難しい、と思うことが多々あります。適時、ということもそうですけど海外では
発注もしないものの値段交渉なんて存在しません。値段を提示して発注が出ない、ということは
即交渉決裂、ということですし、仕入れするために果てしない社内の根回し、プレゼンが続く、
ということも海外ではなく、そもそもバイヤーの仕事はバイイングなのでその場で発注できない
バイヤーが展示会を訪問することはないからです。いずれにしろこれはファッション業界の問題
だけではないと思うのですが、いつかは権限のあるバイヤーが適時、適切価格のバイイングを
していかないと、特に海外メーカーと直接競い合う環境となった現在の市場で対抗していくのは
だんだん難しくなって来るんじゃないかと思います。

 

と何となく苦言を呈する形でこのレポートを締めくくることになってしまいましたが、技術力も
人材にも明るいところがいっぱいあるわけで、元気な会社、老練な技術、若い人材が引っ張って
行けばまだまだ発展していける業界だと思います。今回の展示会、アピールは十分にできている
と思います。その技術を活かしてより意匠に凝るとか、より産地と結びついた情報発信をして行
けば、もっともっと素晴らしい展示会になっていくんじゃないか、という感想を持ちました。
気候変動の今に対応して素材開発もどんどん変わって行きます。

またその変革、改革の途上にある次回の展示会にも期待したいと思います。

 

ではまた。

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~就活室便り~#34 Living Colour  JAPAN  TEXTILE  SCOPE 訪問記

~就活室便り~#34 Living Colour  JAPAN  TEXTILE  SCOPE 訪問記

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。なんかもう寒は戻らないようで、
半袖の日々がやってきそうですね。この季節になるといつでも羽織るものに悩みま
す。朝晩と雨の日くらいは何か羽織ろうかと思うのですが、なかなかちょうどいい
ものがないですね。加えて私は特にこの季節の電車の冷房が苦手で、まあ真夏でも
そうなのですが、元々弱冷房車が結構ストライクだったりします。これから、特に
梅雨時の電車の冷房が結構辛いものがあります。コンパクトに畳める、いい羽織り
物があるといいですね。

 

いずれにしろ平均気温は下がる兆候を見せないので、ファッションの主流も防寒
からあいのもの中心になってくると思いますが、先日新聞で、「暑秋」という言葉を
見つけました。最近本当に9月10月は暑いですから従来の「初秋」、という言葉は
なくなってしまうのかもしれません。昔をいくら懐かしんでも変動した気候をそう
簡単に元に戻す方法はないわけですから変化に対応して変わっていくしかないです
よね。

 

そんな中、以前のJAPAN CREATIONからJAPAN TEXTILE SCOPEへと生まれ
変わったイベントが都立産業貿易センター浜松町館にて開催されました。今回は
そのレポートをおおくりしたいと思います。

 

前回までは東京国際フォーラムの地下フロアを使用して横に広い展示でしたが、
今回は産業貿易センターの2階から5階までの4フロアをアイテム別に使用していて、
そもそもの雰囲気がだいぶ違います。見やすさは今回の方が見やすいかも知れま
せんが、前回までのような展示会独特の猥雑さ、というか、そんな雰囲気は少し
薄れたような気がします。横に広くて、遠目にも「あの混んでるブースは何だろう」、
とか思いながら混んでるブースはさらに込み合うとか、そんな感じが合同展の良さ
だったりすると思うのですが、今回は1フロアがそんなに広くはないので全体的な
盛り上がりとしてはどうかな、と思いました。

 

それでも満員のブースも数多くみられ、海外からのお客様中心に、実際の生地
オーダーもかなり出ているようでした。まずはコンセプトブースへお邪魔して
26年春夏のトレンドを確認し、それに沿って開発された生地を見ることから始め
ました。

 

トレンドコーナーの真ん中に人気投票コーナーがあり、各社が競って新規開発
商品をエントリーしています。一人3枚シールをもらい、その中でベスト3と思わ
れるものにシールを貼っていきます。その中で、まだ途中の段階ですが1番人気と
思われるものは次の写真の東レさんの作品でした。写真をご覧ください。

東レのベストセラー生地、「ウルトラスエード」にプリントを施し、その上に
麻の生地を張り合わせ、ランダムにオパール加工を施すことにより、一部張り
合わせた麻の記事が抜け、独特の雰囲気を醸し出しています。まさにショー限定
のスペシャル加工生地、という感じで、当然参考プライスも出ていません。
実際に販売されるとは当然思えないショースペシャルなのですが、近来はそんな
ショースペシャルさえも作る余裕がなかった生地業界が、少しは明るい兆しが
見えてきたのかな、と、そんな感想を持ちます。私も1票入れてきました。量産
には至らない(多分本生産したら値段がとんでもないものになってるとおもい
ます)ものが提案の形だけでもどんどん出てくるようになれば、世の中少し
明るくなりますって。夢の技術、夢の生地、いいじゃないですか。

 

その次に人気があったのは浅記商事さんのチェック生地でした。こちらは参考
プライスも出ていて、まさしく現業用、というか、今すぐジャケット用の生地と
して販売していてもおかしくない生地です。それでも下の写真のように数多く
シールが貼られているのはこの立体感と風合いがなかなか出せないものだから
です。各コーナーでそんな日本の技術を誇る生地は特に外国人バイヤーに大人気
だったようです。改めて写真をご覧ください。左手のチェックの生地です。

即現物用、といってもこの生地でジャケットを作ったら多分4~5万、用尺の
かからないデザイン、等の理由でたとえ安くなっても3万を切ることはないと
思いますのでやはり高級品であることは間違いありません。日本の高級生地は
海外で大人気で、各産地共、大口取引先は殆ど海外アパレルです。日本のアパ
レルにもこれから何とか頑張って行って欲しいです。

 

中央ブースには素材テーマ、キーカラー別に4つのコンセプトとそれに基づいて
開発された素材が並んでいます。

 

第一のコンセプトは《風の音 水の音》。ナチュラルテイスト、透明感、濃い
カラーとデリケートカラーで構成されています。

次のコンセプトは《デート》。ソフトなファンタジーカラーがカラーテーマと
なっていますが、従来のパステルとは違いもっとこっくりとした深みのある
暖色系が中心となっています。もしくはスイーツ・カラーといったほうがしっ
くりくるかもしれません。

3つ目は《陰陽》。従来のサマーダークとは違う、よりクールでクリアーな
カラーが多く晩夏初秋企画がようやくダークと決別した、ということでしょうか。

 

最後は《オタクカルチャー》。デジタルでスマートなビビットカラー、という
説明ですが、ビビットというよりはベジタブル、フルーツカラーと表現した方が
ぴったり当てはまるような親しみやすい元気カラーで展開されています。それだ
けオタクカルチャー自体がかなり普通なことになってきた証拠の1つであるという
ことでしょうか。

この4つのコンセプトのブースは毎回かなり広いスペースを使用し、生地もふん
だんに展示し、この展示会の魅力の一つとなっています。この陳列の生地を1点1点
全種類触って廻ります。どんな画像を見てどんな解説を聞いても結局生地は触って
見なくては判断ができません。これはいつまでたってもどこまでいってもまったく
変わることのない真実です。

将来のデザイナー、パタンナー、MD候補のみなさん、さあ一歩でも外へ出て1つ
でも多く生地を触りましょう。それで得することはあっても損することはないし、
どんな企画も社内でできるのではなく、お客様、仕入れ先、等の方たちとの接点
から生まれるのですから。

もう展示会コンセプトの1つとして外すことができないのがSDGsというテーマです。
今回は三越伊勢丹が服飾系専門学校3校とコラボレーションし、デニム素材を使って
アップサイクル、〔kawaii〕、という企画テーマに基づき作品を作成し、その完成品
は新宿伊勢丹のウインドーにディスプレイされ、併せてコンペティションも行われ
ました。その規格の作品数点が今回の展示会でも陳列されており、その最優秀作品
『未来アワード』受賞作が以下の作品です。

かなり細かくカットされているので元々何だったかわかりにくいですが、原料は
あえていうなら「リーバイス501」、ということになります。それを一人7~8枚の501
から取ったパーツで作品を仕上げているそうです。手前が大賞受賞作ですが、ほかの
作品の写真もご覧ください。

みなさんあるいはランダムに、あるいはひも状にして織り込むように、あるいは
フリンジのようにカットして大胆に作品をしあげています。デニムはカットすると
緯糸の白が目立って表面に出てくるようになり、しかも元のデニム生地の色落ち
度合いが1点1点違うわけですから、一つの作品の中に緻密な計算と偶然が入り
混じった作品になっています。ちなみに元の材料段階と言っていい501の生地も
陳列してありました。下の写真をご覧ください。

 

実際に作り始める前にこのカット残の生地(製品)を選ぶところからこの
コンペティションは始まるらしいですから、まさにその段階から白熱するわけ
ですが、このカットされた501を見て、完成品をすぐ思い浮かべられる人って、
殆どいないような気がしますよね。偶然と計算、その両方が入り混じった企画、
なんかとっても面白いと思います。今回のコンペティションの開催は今年の4月
で、9日から22日まで各作品が交代で伊勢丹新宿本店のウインドーに飾られた
とのこと。次回の開催は2027年ということで、その説明会は1年半後、とのこと
でした。次回の第3回アワードにはぜひ本校にもお声がけをお願いしたのですが、
1年半後に1人でも挑戦しようという学生がいてくれればいいな、と思いながら
このブースを後にしました。今の1年生で3年専攻科進学希望者にはチャンスが
あると思うので、何とか頑張ってほしいものです。

 

、というわけでこれから各ブース紹介に入る、というところですが、だいぶ紙面
を使ってしまいました。今回ご紹介した人気投票、コンセプトブース、未来アワード
ブースが1フロアの中で展開されており、それ以外の商談ベースは別階で、という
非常にわかりやすくシンプルな構成になっているのが今回の展示会の特徴でした。
ただそれが少しわかりやすすぎ、きれいすぎかな、と、思うのが今回の正直な印象
でした。忙しい方だとひょっとしたらこの階を素通りするんじゃないかな、という
のがちょっと懸念されるような静かな階で、他の商談を伴うフロアは人々の話し声
がかなり響き、むしろ喧騒と言ったほうが良いような具合でした。私はそんな喧騒に
慣れているので、なんか展示会って、そんな雰囲気のものって勝手に思ってしまって
いるところがありますね。いずれにしろ次回、次々回と、この会場が続くようなので
効果的なフロアレイアウトを考えて頂ければと思います。

 

一時期よりはテキスタイル産地の状況は改善してきたように見えますが、テキスタイル
コンバーターが縮小した今、産地としていかに拡販のための営業体制をとれるか、また
アパレル各社がいかに安定して国内産地からの仕入れができるのか、その解答はまだ
出ていません。産地もアパレルメーカーも、その先のリテール各社も変わるところは
変わっていかないと生地にしろ縫製にしろ国内産地はもうもたない、この先長くはない、
というのは明らかなのですが、産地の持っている技術はそのまま消えてしまうのは惜し
い、というより一種国の宝だと思って保護していくべきものではないか、という気持ち
がひしひしと湧いてきます。そしてその良さを見出し、実需につなげているのがほとん
ど全て海外アパレル、というのも

これは産地の廃退というよりは日本のアパレルの廃退、ということを表しているのでは
ないでしょうか。今後の各社の動きを注目しつつ、業界全体がいい方向に向かって進ん
でいくのは一筋縄ではいかない気がします。数社のアパレルがリーダーとして新しい
方向に引っ張って行ってくれるのが一番の近道じゃないか、という気がしますが、そん
な強力なリーダーはそう簡単には現れてくれそうになさそうですね、

 

それでもこれだけ素晴らしい企画を素晴らしい技術で表現できる展示会が世界中に
いくつもあるわけじゃありません。どんどん今後に期待していきましょう。そして
そんな内容の展示会、企業の情報を今後もどんどん紹介していきたいと思います。

 

各企業ブースについては、次回レポートで紹介していきたいと思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

スタイリスト・デザイナー・衣装制作,MD,パタンナー、EC担当、アパレル販売職の就職はtfac

 

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~就活室便り~#33 Live and Let Dye 内田染工場様訪問記

~就活室便り~♯33 Live and Let Dye 内田染工場様訪問記

 

みなさんこんにちは、就活室のHANAZONOです。日中はだいぶ暑い日が増えてきて、
やっと体調も上り調子ではありますが、普段なら4月末には収まるはずの花粉症が収ま
りません。何の花粉かあるいは黄砂か正体が何かは知りませんがとにかく何かが舞って
います。幸か不幸か花粉用の薬が以前某サイトのセールで激安だった時に買いだめして
あったのでその点は助かっているのですが、今年になって1月からずっとこの調子なので
とにかく長いですね。これからは日焼け対策をしっかりしてマスクの跡がつかないよう
に気を付けたいと思います。気付かないうちに顔が2色になってたら、ちょっと、ですよね。

 

いずれにしろ気候が非常に良くなったことは事実で、これくらいの気温で、湿度も低く、
半袖に何か羽織るものが1枚あれば過ごせる、というこの季節は一番気持ちのいい季節だ
と思います。季語としても使う薫風の候ってまさしくこの季節、という感じがして、語感
としても風薫る季節、っていいですよね。なんだか意味もなく街を歩いてみたい気になり
ます。

 

だから、というわけではありませんが、今回、学校から一番近い距離にある染工場、
内田染工場様に学生と一緒にお邪魔し、講義と見学をさせていただきました。今回はその
レポートをおおくりしたいと思います。

 

内田染工場様は小石川植物園のすぐ近く、文京区白山の地に会社を構え、今年で創業110年
という歴史を持つ、老舗の染工場です。「東京」、「染工場」で検索すると確認できる企業数は
10数件、そのうちの和装用の小ロッド染、見学用施設を除けば工業用染色を行っている企業は
ほとんどないと言ってよく、そんな環境の中で116年の歴史をほこり、現在なお順調に事業を
続け、海外展示会にもご出展され広く海外にもその販路を拡大させ続けているご努力には頭の
下がる思いがします。もともとは呉服用の糸染めからはじめ、昭和初期から靴下の染を始め、
現在は製品染めを中心として様々な特殊加工、染色をされています。時代時代に合わせてその
取り扱い製品、加工方法を変え、新しい技術、手法を絶え間なく導入し続けて来られたから
こそ現在があるのだと思いますが、その一端でも学生たちに実際に見て、感じてもらえればと
思い今回の見学を企画しました。

 

お伺いして、まずはショールームで会社、製品、技術の解説をしていただき。その後、工場の
現場を見学させて頂きました。まずはショールームでの学生たちの様子をご覧ください。

プロジェクターを見ながら内田社長からの説明をお伺いします。ビデオ説明が約15分、その後
PowerPoint資料による説明が約1時間、お話をお伺いしていくうちに、ここで手がけた製品が
アンダーカバー、コムデギャルソンをはじめとして様々な有名ブランド、道の名前の付いた
メンバーの多いアイドルグループや来年の解散を表明した国民的アイドルグループ等の衣装に
使用され、パリコレやコンサートのステージを飾っているところを解説していただき、皆興味
津々に説明に聞き入っていました。

普通の無地染めでも、パリコレ出展ブランドが染色を生地メーカーに発注してもその微妙配色
を表現できず、結果内田さんに白生地持ち込み、超短期納期で何とか助けて欲しい、という
駆け込み寺のような注文が結構多いそうで、行きも帰りもバイク便、というのは日常茶飯事と
まではいかなくとも結構普通のようです。デザイナーからの指示の色はその布で染めたものから
依頼が来る、ということはまずなく、他の混率、違う織組織の素材から出てくるのは当たり前、

それどころかパントーンをはじめとする紙、等での指示の場合が非常に多く、織組織、混率に
より発色の違う生地にその色を合わせるのはなかなか大変な作業で、染料調合士の腕の見せ所
でもあるのですが、一番難しいのはデザイナーがこの素材でこの色味をつけたらこう見える、
という頭の中のイメージに合わせる作業です。内田染工場様では指図色をコンピューターで
読み取り自動で染料を調合するシステムを導入されていて、その再現度は非常に高いようです。
ご説明の際にそれプラス微修正、とおっしゃっていましたが、その微修正が一番大切な技術
なんだと思います。特に中間色とかはちょっと配色が違うとデザイナーさんからかなり嫌われ
る色になりがちです。その点、いろんなブランドのデザイナーの方々と感性を合わせておく
のも重要な作業で、毎日のようにいい色、いい感性の製品に触れ、それと自分の配色感性との
すり合わせができていないとなかなかデザイナーさんに納得して頂ける色に仕上げるのは難し
いものがあります。配色指示と生地が同時に着いてそれを1日2日ですぐ染めて出荷、それで
何回もリピートオーダーするお客様が多い、ということはその技術、ノウハウ、感性の今まで
の積み上げがすごいものがある、ということだと思います。私も今まで様々な商品の色出しを
してきましたが、これ、本当に大変なんですよ。私はもうその色出し、配色作業はこれから
やる予定はありませんが、デザイナー、MDを目指す方はこれからどんどん苦しんで、いや
楽しんでください。

 

下の写真はそんな染サンプルがずらっと並んでいるところです。

 

ちょっと見にくいですが、グラデーション、絞り染め、板締染、等の製品サンプルがずらり
と並んでいます。こんな製品を染めている現場を見学させて頂きました。

内田社長の解説を聞きながら各種染色機械に見入っているところです。百聞は一見に如かず
で、実際に見るのと聞くのは大違いで、まさにこの見学がいい体験になったと思います。

 

染色機は染方法、数量によって様々な機械、大きさがあります。地方の生地専門染色工場に
行くと、超大型の機会がずらりと並んでいますが、ここでは小ロッド対応が可能になる
比較的小さめな染色機が中心となります。下の写真をご覧ください。

下の写真はちょうど赤系の製品を染めているところです。高温で染め、その後蒸すことで
染料を定着させます。

熱された染料の匂いって、特別なものがあります。昔は丸3日染工場巡り、というような
こともざらだったので、何とも懐かしい匂いです。いずれにしても環境問題、近隣住宅への
配慮、等からだとは思いますが、匂い自体は昔よりだいぶ控えめです。排水に関しても水質
だけでなく、温度管理も徹底して行い、40度以下に温度を下げてから排水しているそうです。
また、冷却時にその熱エネルギーを再利用し、次回の染色時に再利用しているそうです。

 

 

下の写真は板締染で染め上がった製品を蒸し、乾燥しているところです。板締染というのは
製品を折り曲げ、上下から板で挟んで万力で締め上げ、そのまま染色すると、板で締め上げ
た部分は染まらず、他の部分は染め上がり、柄になる、という手法です。一番手前に茶の
四角い柄のシャツが干されています。そのシャツの下に丸い形の木が3枚ほど積みあがって
いるのが見えます。これが丸柄の板木になります。ただ板を挟んで染色機に放り込むのでは
なく、その板で挟んだ際を注意しながら手染めし、柄の際の滲み具合を調整しているとの
こと。同じように染めても一点一点微妙に違う、世界で1枚の商品になります。

 

ちょっと見にくいかもしれませんが水槽の中に入っていて振動を与えられているのは
ビーカーです。この中に染料と小さい生地が入っています。新色に関してはいきなり染色機
で染めるのではなく、必ずその縮小版のビーカー染をして色確認後に進行します。この段階で
色確認、微修正をし、本番での色ブレがないよう確認しながら進行します。

各種染料が整然と並んでいます。染料の入った瓶の上に管が伸びているのが見えると思います。
一度データが取れているものはこの各種の染料を使って自動調合が可能です。新色に関しても
コンピューターに読み取りさせ、そこから自動調合は可能ですが、前の写真のようなビーカー
確認と微修正は必須となります。

こんな感じで工場見学させて頂きました。たとえどんなにコンピューターを導入、機械化して
いっても結局熱と水の世界であることに変わりはありません。フロアが濡れているのも各写真
で分かる通りです。いらっしゃった職人の方々も当然長靴、前掛けは必須でしたし、ただ
事務所でスーツを着てこなせる仕事でもありません。当然夏の暑さは推して知るべしです。
それでもお話をお伺いすると、社員の平均年齢は約40歳と若く、美大出身者、服飾系の学校
出身者が多いようです。中には学生時代にやはり工場見学をさせて頂き、数年後にその時の印象が
忘れられず入社、という方もいらっしゃるようです。群馬県桐生市の桐生織物協同組合にお邪魔
した時にも、結構若い方の就職希望が多く、中には1部上場企業の商社から転職された方もいる
そうです。理由は本物を作りたいから、だそうです。それだけものづくりにこだわる方、伝統技術
を継承し、未来につなげていきたい方、自分の価値観を表現していきたい方が、増えているか
どうかはわかりませんが大勢いる、ということだと思います。

染色も織りも芸術作品ではなくあくまでも工業製品で商業ベースに乗ることを目指しています。
それゆえ自分の独りよがりの価値観ではなく、社会にも、時代にも左右され、そんな時代の、
社会の声を聴く、ということが必須となります。社会に、時代に、自分の価値観が認められた
ことの証明がヒット商品の証しということだと思いますので、仕事上の成功が直接人生の成功感
につながります。本当に自分のつくった商品が人に認められ世に認められ、街でその商品を着て
いる人に会う、というのは本当に忘れられないもので、それがこのファッション業界の最大の
魅力で、それゆえこの業界に一度入るとなかなか抜け出せない理由でもあります。かくいう私も
そうしてこの業界にとどまり続けています。今でも自分が企画したコートなりジャケットなりを
着ている方を街で見かけることがあり、うれしかったり、当時の苦労を思い出したり、いろいろな
感情が沸き上がります。自動車メーカーで車1台一人きりで企画してしまったり、薬品、建設、等々
どんな業界を考えても自分ひとりで企画する、なんてことはあまりないですよね。そんなものづくり
の魅力の一端でも、学生たちが今回の見学で感じてもらったらいいな、と思います。今すぐじゃ
なくても、5年後でも10年後でも伝統技術を継承しながら新しいものづくりに活かしていく、
そんな人が一人でも二人でも出てきてくれたらな、と思います。アパレル業界のものづくりは
毎年春、夏、秋、冬、と最低でも4つのシーズンを考えていかねばならないのでこんな大変な
稼業はなかなかほかにないです。私も前に企画をやっていたときは朝から晩まで色柄のことを
考えていたことがありましたが、辛いことは辛かったですがやっぱり楽しかったですよ。そんな
楽しい職業を今後もどんどん紹介していけたらと思います。

 

今回は内田染工場の内田社長をはじめ、全社員の方には大変お世話になりました。この場を
お借りしてお礼を述べさせて頂きます。また、学生たちにそんなものづくりの場を見学させて
頂ける企業様を募集しています。ご連絡をお待ちしております。

 

次回はまた新たな展示会レポートを予定しています。また新たな出会いがあればいいな、と思います。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

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