OBOG | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 45

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株式会社 上野商会 竹下 様/清水 様

6月12日、株式会社 上野商会の方がご来校され、tfac生に向けた校内会社説明会が行われました!

学生にも人気のセレクトショップやオリジナルブランドを手がける企業の方のお話とあって、学生も興味深く聞き入っていました。そして、清水さんはtfacのファッションビジネス科の卒業生でもあり、第一線で活躍している先輩のお話を尊敬の眼差しで聞き入っていた学生たちの姿も印象的でした。

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会社説明会終了後、感想や学生に望むことなどをお聞きしました。

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Q学生の反応など、雰囲気はいかがだったでしょう?

竹下さん「すごくちゃんと聞いてくれていました。反応もとてもよく、質問も積極的にしてくださって、こちらとしても楽しかったです。あと学生さんたち、みなさん明るいですよね。コミュニケーション能力の高さを感じました」

清水さん「話していても壁がないというか、目を見てちゃんと話してくれましたよね」

 

Q.御社としては、どんな人材を求めていらっしゃいますか?

竹下さん「コミュニケーション能力と感じの良さは大事だと思いますね。そしてお客様のために、という精神がある方。あと、弊社は基本的に商品の制限がないので、自分でこんな商品を取り扱ってみたいという思いがあれば、ぜひ発揮していただきたいと思っています。そこがセレクトショップの面白いところだと思いますよ」

 

Q.最後に、就職活動に勤しむ学生にメッセージをお願いします。

清水さん「最近、インターンで店舗に入ってそのまま内定をもらったという経緯のある方がいて。話を聞いてみたら、バイトを掛け持ちしながらインターンもして…という、ものすごく志が高くてストイックな方だったんですね。なので、自分がいちばんノリになるくらいの勢いでいろんな企業を見たりしたほうがいいと思います」

竹下さん「そうですね。何ごとにおいても、積極性と行動力は大切だと思いますよ」

 

 

 ☆おまけコーナー☆

 

<企業の方のパーソナル情報聞いちゃいました☆>

こちらのコーナーでは、会社のお話から離れてちょっとプライベートなことをお聞きしています。お仕事の話をされてるときとはまた違った表情をみせてくださいました♪

 

Q.休みの日は何をされていますか?

竹下さん「会社の同僚とゴルフに行くことが多いですね」

清水さん「一方、私は寝てますね(笑)。家が好きなんですよ。友達と出かけるときはアウトドアというよりは、映画などが多いですね。友達は同業者が多いので、ショップに足を運ぶことも多いです」

  

社会人の先輩としてのアドバイスから、プライベートなことまで…お忙しいなか、たくさんのお話を聞かせてくださいました。

竹下様、清水様、本当にありがとうございました!

 

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株式会社 上野商会

課長

竹下 様

 

 

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株式会社 上野商会

バイヤー

清水 様

 

 

衣装製作・大塚千夏さん

大好評の直撃インタビュー第4弾。

当校の卒業生で、芸能人の舞台やアイドルグループの衣装製作を担当する大塚さんに仕事のやりがいなどを聞いちゃいました!

 今回の質問者:2T 根岸華子さん 2SC 宮崎卓弥くん(T=テクニカル科、SC=スタイリスト科Cクラス)

 

宮崎:衣装製作に携わっているのはどんな人たちですか? 大塚さんはその中でどんな作業を担当しているんですか?

 

Rmail_download_attach大塚:衣装のイメージを考えるデザイナーさん、衣装の型紙のようなものを作るパタンナーさん、実際に衣装の本体を作る縫製さん…パタンナーさんと縫製さんはだいたい同じ方ですね。あと、衣装の装飾をする人。私が担当しているのは、衣装の装飾です。

 

宮崎:大塚さんの1日の仕事の流れはどんな感じなんですか?

 

大塚:朝、事務所の掃除をしたら、すぐに縫うって感じです。舞台やコンサートごとに衣装の直しだったり、装飾だったり、“やることリスト”が作業場に貼ってあるんです。そこから自分のやれることを上司から指示をもらって進めています。

 

根岸:みんなで作業を分担しているんですね。

 

大塚:はい。衣装の装飾をする場合、簡単な作業と難しい作業を分けて進めています。私はまだ簡単な作業をメインにやらせてもらっていて、先輩たちはもっと複雑な作業をされています。だから、経験を積むことで私も先輩たちと同じ作業を任せてもらえるようになるといった感じですね。

 


Rmail_download_attach-2根岸:
お仕事が大変そうですが、自分の時間はあるんですか?

 

大塚:ほとんどないですね(笑)。仕事の日は、家に帰るのが終電近く。午前1時半頃に家に着いて、母親と話をしたり、携帯電話を見たりして、寝るのは午前2時半ころです。お休みは、突然「明日は休んでもいいよ」って言われることが多いんです。「ゆっくり休んでね」と言われるんですけど、結局、友だちに連絡して1日中遊んでます。私は、ずっと寝ているより、遊んだ方がリフレッシュできるタイプみたいです。

 

根岸:大塚さんは当校の卒業生ですが、在学中に行った研修で、「大失敗しちゃった!」という経験はありますか?

 

大塚:確か2回目に参加した研修だったと思います。シャツをリメイクするからボタンを取ってと指示さたんです。リッパーでボタンを取ったら、シャツに穴を空けてしまって…。その時は本当に焦って泣きそうになりました。どうしようもないから、事情を説明して謝ったら、「しょうがないよ。まだ来たばかりだから」って言ってもらえて。ほっとしつつも、申し訳ないって気持ちでいっぱいでした。次の研修から、「もう失敗しないようにしよう!」って気が引き締まりましたね。

 

Rmail_download_attach-1宮崎:人気アイドルグループのコンサート衣装などを多く担当されていますが、学生の頃からタレントさんが好きだったんですか?

 

大塚:そうですね。衣装製作の仕事に就きたいと思ったのも、コンサートを見に行った時に既製品じゃない衣装のすばらしさに感動したからなんです。アイドルグループも好きでしたから、今の仕事で衣装合わせの時に、アイドルグループのメンバーの名前と顔を覚えているので、スムーズに作業できています。

 

根岸:やっぱりタレントさんに会えるのって、うれしいんですか?

 

大塚:仕事をしている時は衣装のことに集中しているから、「会えてうれしい!」などと考えている暇はないですね。でも、仕事が終わって、自宅でその日のことを振り返った時にちょっとうれしかったりします(笑)。

 

根岸:大塚さんのこれからの目標を教えてください。

 

大塚:今はまだ先輩や上司から作業をいただいてる立場なんですけど、頑張って経験や技術を積んで、1つの仕事を任されるようになるのが夢です。たとえば、「この舞台の衣装だったら、大塚さんだよね」って言われるような。舞台やコンサートの衣装を担当すると、パンフレットに名前を載せてもらえることがあるので、そこに自分の名前を載せてもらえるようになるのが目標です!

 

根岸、宮崎:今日は貴重なお話をしていただいて、ありがとうございました。

 

大塚:衣装製作の仕事は本当に楽しいので、「やってみたい」と少しでも思ったら、チャレンジすることをおススメします!

 

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衣装デザイナー&スタイリスト・米山裕也さん

直撃インタビュー第7弾! 

当校の卒業生で、アイドルグループのコンサートやイベント、舞台の衣装デザイン&スタイリングを中心に活躍中の米山さん。仕事の楽しさや魅力などを聞いちゃいました!
今回の質問者:1SC 船戸有莉さん 1KB 中藤友美さん(SC=スタイリスト科Cクラス、KB=基礎課程科Bクラス)

 

中藤:衣装デザイナーの仕事をされていて、一番楽しいと思うのはどんな時ですか?

 

Rmail_download_attach米山:お仕事だから、すべてが自分のやりたいようにやれるわけではないですよね。その中で、お仕事を依頼してきたクライアントさんが求める衣装と、僕がこのタレントさんにはこういう衣装を着せたら良いんじゃないかという考えが一致したときは嬉しいですね。

 

船戸:雑誌やテレビ番組など、いろんなジャンルがありますが、とくに舞台に魅力を感じるのはどんなところですか?

 

米山:雑誌やテレビのスタイリストの場合、1ポーズのスタイリングでも、すごい数の洋服を用意しないといけないんですね。でも、舞台の場合、一番最初にデザイン画を見せて衣装が決まってしまうと、その1着を用意すれば良いんですね。僕は、数を集めてくるよりも、1着をしっかり作る方が向いていると感じたんです。僕にとっての舞台衣装の魅力は、そこかなと思います。

 

中藤:アシスタント時代は、苦労されましたか?

 

米山:僕の場合、実家暮らしで、学生時代にもアルバイトをしていなかったんです。だから、お給料としては一般的なサラリーマンよりは少ない金額だったかもしれないんですけど、とくに気にしなかったですね。「これだけお金を自由に使えるようになった!」って、逆にうれしかったです(笑)。勤務時間も同じで、この業界は忙しいのがあたり前だと思って入ったので、休みがなくても、「そんなもんかな」と思えたんです。要は気の持ちようだと思います。

 

Rmail_download_attach-2中藤:そうなんですね。衣装を1着作るのに、どれくらいの時間がかかるんですか?

 

米山:1着、ちゃんとした衣装を作るとなると、2週間くらいはかかると思います。ただ、仕事の場合、一概には言えないですね。たとえば、「明後日、撮影なのでこういう衣装を作ってください」と言われることもあるんです。そういうときは、これまでの経験から、与えられた製作期間で作れる最善の衣装の提案をするようにしています。この業界は急に依頼が来るケースが多いんですよ。

 

船戸:作った衣装をタレントさんに着せてみたらサイズが合わなかった、などのハプニングはありますか?

 

米山:それはもう日常茶飯事で(笑)。コンサートや舞台って雑誌の撮影とは違って、衣装を着て動くことが多いんです。雑誌だったら、多少サイズが大きいTシャツでも見えていない背中の部分をピンで止めてしまえば、ピッタリのサイズに見えるんです。でも、舞台の場合は、着て動くことが前提。たとえば、動いた時に腕輪が外れてお客さんに当たってしまったら、それは衣装を用意した僕の責任なんですよね。だから、本番を見ていてヒヤヒヤしたりするんです。「大丈夫かな?」って。今までケガをさせてしまったことなどはないですね。

 

中藤:米山さんはご自身のコーディネートも素敵ですが、好きなお店とかありますか?

 

米山:よく聞かれるんですけど、特定のお店は決めてないんです。スタイリストや衣装デザインの仕事をしていると、「赤いものを集めてください」とかってお願いされることがあるんですよ。そうすると、赤いものを見つけられるまで、お店をまわり続けるんです。だから、その時に入ったお店で「これ可愛いな」と思ったものを自分用に買うといった感じですね。

 

Rmail_download_attach-1船戸:「赤いものを探してください」って依頼もあるんですね。すごい大変そう…。

 

米山:そういうケースもあるから、スタイリストを目指すなら、「こういうものなら、あの店にありそう」という知識や勘を働かせられるようになると良いと思いますね。ボロボロのジーンズがほしいと言われて、お店を全く知らなかったら、それこそ、原宿の全部のお店をまわらないといけないかもしれない。でも、「あそこの古着屋さんなら」って、思い当たるお店があれば、もしかしたら3軒くらいまわるだけで終わってしまう。今から、いろんなお店を知っておくというのは、自分にとっての財産になると思います。

 

船戸、中藤:今日は貴重なお話が聞けて参考になりました。ありがとうございます。

 

米山:自分がやりたいと思ったことを続けていけば、道は開けると思います。頑張ってくださいね。


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OBOGインタビュー スタイリスト・城田さん

5I8A0107——城田さんの現在されているお仕事について詳しく教えてください。

城田:ファッション雑誌のスタイリストとして、タレントさんなどのスタイリングを担当しています。「Ray」「GINGER」といったティーン向けからアラサー向けのものまで、幅広くお仕事させていただいていますね。雑誌はテーマがしっかりと決められていて、編集の方の意見を取り入れながらの作業になります。そのテーマに沿ったアイテムをいかに効率よく、たくさん集められるかが勝負ですね。

 

 

——スタイリストのお仕事で楽しいところ、大変なところというと……。

城田:とにかく、季節を先取りした洋服が見られることが一番楽しいですね。今(2012年10月)だと、もう2013年の春夏モノの情報が入ってくるんですよ!

逆に大変なことは、体調管理。スタイリストはヘアメイクさんなどと違って、撮影日よりもその前後にやらなければならない作業の方が多いんです。たとええば、衣装を借りて返すまでに1週間、2週間かかることもあります。とくに私はアシスタントが居ないので、ひとりでいかに効率よく動けるかを常に考えながら仕事をこなしていかなければならないので……。でも、そんな苦労がクライアントに認められて「次もぜひ城田さんにお願いしたいです!」って言われるとすごく嬉しいですし、「次も頑張ろう」って励みになりますね。あと、先日ひとつ下の後輩から「お願いしたいお仕事があります」っていう相談メールをもらったんです。この仕事を続けてきて、そうやって私のことを覚えていてくれる人が居ると「この仕事やってて良かったなぁ〜」って思いますね! 

 

 

——仕事で行き詰まったりすることはありますか? そのときはどのようにしてご自身のモチベーションを保っていますか?

城田:そういうときは、仲の良い雑誌の編集者さんや、他のスタイリストさんと話します。例えば、現場に置いてある雑誌を見て、「この服どう思いますか?」とか。そんな何気ない話から、「次はこういう感じのテイストの写真が撮りたい」などといった情報交換ができますし、次の仕事のヒントになったりもするんですよ。

 

5I8A0048——城田さんがお仕事をする上での信念やルールはありますか?

城田:当たり前のことかもしれませんが、“どんな仕事でも楽しくやること”を心がけていますね。あとは、ファッションテーマが決まっている中でも、自分なりのテイストやこだわりを少しでも入れられるように考えます。そうすることで、毎日何着も着替えているモデルさんに、「今日の服は全部かわいかった!」と言ってもらえると、「少しでも記憶に残るコーディネートができたんだ」と嬉しく思いますし、また次のやる気にも繋がります。

 

 

——tfac在学中、特に印象に残っている経験は?

城田:カメラの授業ですね。当時は本当に、「何で私がカメラの授業なんてやらなきゃいけないの!」って思っていましたが(笑)。いざ現場に出てみると、カメラマンさんの次の動作が分かったり、「ここに被写体が居た方が綺麗に見える」とか、そういうことが分かるのと分からないとでは、全然違うなと実感しました。在学当時は何気なく受けていた授業が、現場ではとても役に立っていますね。

授業以外だと、運動会とか先輩後輩関係なくコミュニケーションがとれるイベントは印象深いです。卒業生と一緒に仕事をする機会はあまり無いのですが、先日、ひとつ下の後輩から「お願いしたい仕事があります」ってメールで相談されたときは、すごく嬉しかったなぁ(笑)。

 

 

——これからスタイリストを目指す人へメッセージをお願いします。

城田:スタイリストは、雑誌やテレビだけではなく、映画など様々なジャンルに挑戦できる仕事だと思います。私は10年以上この仕事を続けてきましたが、まだまだ新しい発見がたくさんあって毎日がとても楽しいです。どんな仕事でも大変なことは多いと思いますし、スタイリストも根性と我慢が必要です。でも、そのぶんとてもやり甲斐のある仕事なので、みなさんにも頑張ってほしいです。

 


5I8A0166<プロフィール>

スタイリスト 城田望さん

2002年度、スタイリスト科卒業。

卒業後、kind所属のスタイリストとして、ファッション雑誌を中心に女性タレント、モデルなどのスタイリングを担当している。その他、テレビや映画のスタイリングを手掛けることも。

スタイリスト『内田あゆみ』さん<OB・OGインタビュー>

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——内田さんのお仕事について詳しく教えてください。

内田:(株)クリエイティブ・ギルドに所属するスタイリストとして、人気男性アイドルやタレントの衣装を担当しています。媒体は雑誌からテレビ番組、ライブまでいろいろですね。最近は、人気アイドルグループの新曲とコンサートのプロモーションに携わらせていただきました。新曲のPVから、雑誌、歌番組までひとつのプロジェクトとして衣装を用意するんですが、とても忙しかった分、達成感はいつも以上に大きかったですね。

 

——(株)クリエイティブ・ギルドさんに就職された経緯は?

U02内田:在学中、こちらの会社で研修をさせていただくことになったのがきっかけです。研修に何度も参加して、2年生の後期には週3日くらいのペースで通っていました(笑)。その時の頑張りを認めてくださったようで、四方社長がお声をかけて下さったんです。

 

——スタイリストをしていて、特にうれしかったことは?

内田:スタイリストになって初めて、アイドルのCDジャケットのお仕事をいただいた時、衣装のほかにセットの小物も用意することになったんです。本来なら、美術やグラフィックを担当する方のお仕事なんですけど、なぜか依頼が来て。私は小物などを集めるのが好きなので、受けさせて頂いたんです(笑)。そこで用意したクッションやラグが、クライアントさんにすごく好評で、「内田さんと仕事ができてよかったです」と言ってもらえたことが、今でも忘れられないくらい印象に残っています。日常的な出来事では、私が用意した衣装を見たタレントさんが、「この洋服、可愛いね。どこのブランドなの?」と喜んで着てくれたり、リメイクした衣装の縫製に興味をもってくれたりした時に、「この仕事をしていて良かった!」って、これからも頑張ろうって励みになりますね。

 

——内田さんがお仕事をする上でのポリシーはありますか?

内田:撮影現場に着ていく洋服は、同じコーディネートしないこと、同じ洋服でも靴やアクセサリーを変えることですね。とくに初めて行く現場では、帽子をかぶったりして印象的な格好をするよう心がけています。すぐに名前を覚えてもらうことは難しいので、「あの帽子の子」とか外見で覚えてもらえるように。あと、現場では明るい表情でいるようにしています。元気のない人が持って来た洋服なんて着たくないじゃないですか(笑)。だから、疲れている時ほど明るい色の洋服を着て華やかな雰囲気作りをするように心がけています。

 

——今、振り返ってみて、内田さんにとって東京服飾専門学校とはどんな存在でしたか?

U03内田:スタイリストとしての技術や知識を学ぶだけではなく、いろんな刺激を受けられた場所ですね。特にファッションの専門学校なので、ひときわ目立つ個性やセンスを持つ人たちがたくさん集まっているんです。それは同級生や先輩、後輩だけじゃなく、先生方も。いろんな感性に触れることで、自分の考えや感性が磨かれていった2年間だったと思います。

 

——これからスタイリストを目指す人へメッセージをお願いします。

内田:「絶対にスタイリストになる!」という信念を持ち続けることが大切だと思います。スタイリスト志望の子と話をしていて、「自分はセンスがないから向いていない」と言われることがあります。でも、センスって人それぞれの主観だと思うんです。例えば、自分では「50点の出来」と思っていても、見る人によっては「100点」かもしれない。自分だけで決められないものだと思います。センスに自信がないと思うなら、雑誌などで人気ブランドや流行をリサーチして、その知識を応用してコーディネートすることもできる。それに、スタイリストはセンスだけではなく、コミュニケーション能力など、いろんなことがバランスよくできることが重要なんですよ。だから、「自分に不足している」と感じることをプラスしていく努力をするといいと思います。



U04内田 あゆみ さん

2004年3月にスタイリスト科卒業
株式会社クリエイティブ・ギルド入社
2010年7月に独立。クリエイティブ・ギルド所属のスタイリストに。
現在は「笑っていいとも!」に出演中のタレントさんの衣装コーディネートや、アイドルグループのコンサートのコーディネートなど、数多くのミュージシャンやタレントのスタイリングを担当されています。

スタイリスト大橋さん<OB・OGインタビュー>

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——大橋さんは、TVから雑誌まで、幅広く活躍されてますが、スタイリングの内容は変わりますか?

大橋:はい。かなり違いますね。雑誌の場合は、まず編集者の方と、撮影内容と衣装の方向性の打合せをします。その後、実際に洋服を借りに行って、コーディネートして撮影。最後に衣装の返却となります。一方、テレビの場合は、事前の打合せがないので、担当するタレントさんに似合う洋服を借りて、収録に立ち会う。最後に返却というのは一緒ですね。

 

 

——このお仕事をしていて、楽しいところ、大変なところというと……。

大橋:自分が考えたコーディネートが、タレントさんに喜んでもらえた時とか、雑誌のページなどに作品として形に残ることがうれしいですね。大変なところは、タレントさんや現場スタッフとのコミュニケーション。現場の雰囲気作りというのは、タレントさんやカメラマンだけじゃなくて、ヘアメイクさんや私たちスタイリスト、みんなで作り上げて行くものなんですよ。

 

 

——仕事をする上で、常に心がけていることは?


02大橋:
どんな仕事でも必ず“私のオリジナル”の要素を盛り込むようにしています。例えば、誰に依頼しても同じような結果になるような仕事だったとしても、最終的に「私に頼んで良かった」って思われないと、次の仕事につながらないので。“私のオリジナル”の要素というのは、衣装のリメイクや小物作りなどで、私らしいセンスや人が真似できないような作り方をすることです。

 

 

——“私のオリジナル”を盛り込んで、実際にどのような反響がありましたか?

大橋:モデルの女の子から「また、絶対にスタイリングしてほしいです!」と言われて、次から指名で依頼が来るようになりました。ほかにも製作スタッフから「この撮影の企画を考えた時、スタイリストは大橋さんしか考えられなかった」とか、「大橋さんにお願いすれば、何かおもしろい衣装の提案が出てくるに違いないって思った」と言われた時は、これまでの努力が評価されたんだなって、本当にうれしかったですね。

 

 

——tfac在学中、特に印象に残っている経験は?

03大橋:在学中の研修には積極的に参加していましたね。とにかく現場の経験を積んでいきたいと思っていましたから。それでますますスタイリストという仕事に魅力を感じるようになったんです。当時、学校にさまざまなスタイリストさんからの研修依頼が来ていましたが、私は自分で探した、「(株)ミニーコーポレーション(タレントやアナウンサーなどのTV・CMのスタイリングを担当する事務所)という会社に研修に行きたい」と、先生にお願いをしました。先生も会社の方と会って話をしてくれて……。そこから、長期研修に入ることになり、やがて内定へとつながったんです。そちらで4年間お世話になってから独立したので、研修に行っていなかったら今の自分はなかったと思います。

 

 

——これからファッション業界を目指す人へメッセージをお願いします。

大橋:スタイリストを目指すなら、自分のセンスを磨くことも大切ですが、自分の好きなジャンル以外のファッションについても知識がないとダメだと思います。好きなタレントに好きな洋服を着せる仕事だけじゃなく、苦手なジャンルの衣装でスタイリングを頼まれることも……。どんな依頼が来ても対応できるように、ラフォーレ原宿や渋谷109にどんなブランドがあって、どういう特徴の洋服を扱っているか、なかなか興味の持てないジャンルでも知識だけは身につけるといいと思います。頑張ってください!

 

 

 

04フリースタイリスト 
大橋みずな
さん

2002年度、スタイリスト科卒業。
在校時から、テレビのニュース番組やバラエティ番組のスタイリングを行う事務所に研修として入り、卒業後入社。アナウンサーやタレントのスタイリングを担当する。
2007年、フリーランスとして独立。現在は日本や台湾の著名タレントのスタイリングを手掛けている。

 

郡司萌黄さん『mOe』デザイナー


Gunji
2010年 東京服飾専門学校スタイリスト科卒業

現在、モデルとして活躍しながら自身が製作監修するアクセサリーブランド『.m』を展開。
また自身で撮りためた写真等で個展をなどを開き幅広くアーティスト活動を行っています。

 

2009.03…『個展』デザインフェスタギャラリー
2009.90…『mg展』個展~それぞれのフォトグラフ~ GALLREY PISTA
2009.12…『Re:sB』期間超限定ショップオープン
2010.05…『空展』キューブ・スペース・クラブ出展
2010.08…『G展(原点)』栃木県馬頭広重美術館内ギャラリー凱旋展示。